生分解性マイクロビーズの開発
News Release
2023 年 11 月 21日
報道関係者各位
綜研化学株式会社
自然に還るマイクロプラスチック
生分解性マイクロビーズの開発
海洋生分解性 × 植物由来材料
綜研化学株式会社 (代表取締役社長:福田純一郎 本社:東京都豊島区)は、世界的な地球環
境保護への取り組みが加速するなか 、海洋プラスチック 問題など 環境負荷低減に資する
生分解性ポリエステル微粒子(マイクロビーズ) を開発しました。植物由来のバイオマス原料の
使用により 高バイオマス度 を実現し、 海洋生分解性 と 高い製品特性 の両立という従来の
課題を解決した新たな材料を提供します。
1. 開発背景
環境・社会課題の解決を志向した事業戦略のもと、バイオマス原料が豊富なポリエステル樹脂に着目し、
当社独自の重合技術を応用した新素材の開発をおこないました。
2. 特長
海洋生分解性
バイオマス度 95% (バイオマス認証取得予定)
平均粒径 5μm ポリエステル微粒子
高屈折率 1.6 ※当社従来品 1.49~1.59
高耐熱性 365℃ ※当社従来品 230~300℃ 10μm
3. 想定分野 医療・ヘルスケア、化粧品、農業用途など
4. 今後の展開 サンプルワークを開始いたします。下記よりお問い合わせください。
本件に関するお問い合わせ先
綜研化学株式会社 〒171-8531 東京都豊島区高田 3-29-5
報道関係者のお問合せ 製品・技術について
IR・広報室 研究開発本部 研究開発センター
TEL:03-3983-3268 TEL:04-2954-3401
E-Mail : ir@sokenchem.com E-Mail : rd1@sokenchem.com
News Release
2023 年 11 月 21日
補足資料
綜研化学株式会社
生分解性ポリエステル微粒子 [PESP-F (開発品)] 主な特性
バイオマス度 95% 以上 ※ポリマー組成中のバイオマスモノマー由来の割合を算出
海洋生分解性
PESP-F
(開発品)
PET 樹脂
試験条件:海水、温度 20℃、 BOD 測定器 Oxi-Top 使用
製品外観 応用例
○導電性付与
導電性成分を複合化させることが可能
○油溶性成分内包
油溶性成分を内包させることが可能
粒子物性
性質 単位 代表値 測定方法
平均粒子径 μm 5 レーザー回折式粒子サイズ分析装置(体積平均)
真球度 ー 0.95 自動フロー式粒子画像イメージング装置
屈折率 ー 1.61 光学顕微鏡(屈折率標準液)
ガラス転移温度 ℃ 55 DSC
10% 重量減少温度 ℃ 365 TG-DTA
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