日本化学会春季年会での講演のお知らせ

2024 年3月4日
各 位
会 社 名 ク リ ン グ ル フ ァ ー マ 株 式 会 社
大阪府茨木市彩都あさぎ七丁目7番 15 号
住 所
彩都バイオインキュベータ 207
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 安 達 喜 一
(コード番号:4884 東証グロース)
問い合わせ先 取締役経営管理部長 村 上 浩 一
TEL.072-641-8739


日本化学会春季年会での講演のお知らせ

日本化学会第 104 春季年会(2024 年3月 18 日~21 日、於日本大学理工学部船橋キャンパス)でのシン
ポジウム「世界に躍進する創薬・バイオベンチャーの新たな戦略」において、当社代表取締役社長の安達
喜一が HGF タンパク質の創薬開発の現状や今後の展望について下記の内容で講演を行いますのでお知ら
せいたします。


講演日時: 2024 年3月 20 日(水) 13:10〜13:50
会場: 日本大学理工学部船橋キャンパス A1432(14 号館 [3階] 1432)
演題: HGF タンパク質を用いた再生創薬

以上

HGF(Hepatocyte Growth Factor, 肝細胞増殖因子)について
HGF は、成熟肝細胞の増殖を促進する因子として発見された生理活性タンパク質であり、その後の研究
から細胞増殖のみならず、細胞運動促進、抗細胞死、 形態形成誘導、血管新生など様々な組織・臓器の
再生と保護を担う多才な生理活性を有することが明らかにされました。
HGF は神経保護作用や軸索伸展作用も有し、神経難病とされる脊髄損傷に対する薬理効果は、慶應義塾
大学医学部生理学教室 岡野栄之教授及び整形外科学教室 中村雅也教授らのグループの研究により明ら
かにされています。新たな脊髄損傷治療薬として、HGF への期待が高まっています。
他方、京都府立医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室 平野滋教授らのグループは、HGF の抗線維化
作用に着目し、 線維化疾患である声帯瘢痕に対する薬理効果を明らかにしました。HGF には、声帯瘢痕を
端緒として、他の線維化疾患への適応拡大の可能性が期待されています。

クリングルファーマ株式会社について https://www.kringle-pharma.com/
当社は「難治性疾患治療薬の研究開発を行い、 難病に苦しむ患者さんに対して画期的な治療手段を提供
し、社会に貢献すること」 を企業理念とし、希少疾病を対象に HGF タンパク質医薬品の自社開発を推進す
るバイオベンチャー企業です。
現在、HGF タンパク質医薬品のレイトステージの開発パイプラインでは、脊髄損傷急性期を対象とする
開発が第Ⅲ相臨床試験を終了し、声帯瘢痕を対象とする開発は第Ⅲ相臨床試験を実施中です。
当社は、HGF タンパク質医薬品の社会実装を通じて新たな価値を創造し、人々の健康と幸せに貢献して
まいります。

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