第65回米国血液学会(ASH)年次総会におけるPPMX-T003第I相試験中間報告発表のお知らせ

News Release
2023 年 12 月 11 日

会 社 名 株 式 会 社 ペルセウスプロテオミクス
代表者名 代表取締役社長 執行役員 横川 拓哉
(コード番号:4882 東証グロース)
問 合 せ先 取締役執行役員 管理部長 鈴川 信一
(TEL. 03-6264-8224)



第 65 回米国血液学会(ASH)年次総会における
PPMX-T003 第 I 相試験中間報告発表のお知らせ


2023 年 12 月9日(米国太平洋時間)、カリフォルニア州サンディエゴ・コンベンションセンター及びオンライ
ンで開催された第 65 回全米血液学会(ASH)年次総会において、関西医科大学の伊藤量基教授及び大
阪公立大学大学院の髙桑輝人病院講師より、当社が実施している抗トランスフェリン受容体 1(TfR1)抗
体 PPMX-T003 の真性多血症(PV)患者さんでの第 I 相試験の中間報告が発表されましたので、お知らせ
いたします。


演題: Interim Phase I Safety Study of Anti-Transferrin Receptor Antibody
(PPMX-T003) in Patients with Polycythemia Vera
(抗 Transferrin 受容体抗体(PPMX-T003)の PV 患者における P1 臨床治験中間報告)
抄録番号: 1825
発表要旨: TfR1 抗体 PPMX-T003 は、細胞における鉄の取り込みに関与する TfR1を標的としている。
真性多血症(PV)患者さん6名を対象とする第 I 相試験においては、PPMX-T003 の安全性および薬物動
態を確認することを目的として、0.25mg/kg で初回投与を行い、効果が不十分の場合には、1.0mg/kg まで
漸増して追加投与を行う。中間結果では、副作用は健常人と同程度で現時点では重篤なものは観察されず、
また、ヘマトクリット、ヘモグロビン等のすべての赤血球パラメータで薬効が示された。また、患者さんの血中濃度の
測定から、PPMX-T003 の半減期は投与した最大用量(0.64mg/kg)でも 12 時間以下で、骨髄中で大量
のヘモグロビン合成を行う赤芽球で抗体が急速に消費されていることを示している。


◼ ペルセウスプロテオミクスについて:
ペルセウスプロテオミクスは、2001 年 2 月に設立され、主にがん領域で画期的な抗体医薬品の創薬を目指すバ
イオベンチャーです。PPMX-T003 は、多様性に富む独自の抗体ライブラリと、効率的に目的の抗体をスクリーニン
グする ICOS 法(特許第 4870348 号)によって取得した、ファーストインクラスの TfR1 ブロッキング抗体です。
現在、上記の PV 患者さんを対象とした第 I 相試験に加えて、アグレッシブ NK 細胞白血病(ANKL)患者さん
を対象とした医師主導第 I/II 相試験も実施中です。また、PPMX-T003 に加えて、放射性同位体標識抗体
PPMX-T002、抗体薬物複合体(ADC)PPMX-T004 の開発も進めております。
https://www.ppmx.com/
以上



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