本社エントランスに「サンゴ礁の生態系を再現した水槽」を展示-環境移送ベンチャーのイノカと連携し、体験型環境エデュテイメント『サンゴ礁ラボ』開催も-

プレスリリース


株式会社フォーカスシステムズ
2023 年8⽉ 28 ⽇


本社エントランスに「サンゴ礁の⽣態系を再現した⽔槽」を展⽰
〜環境移送ベンチャーのイノカと連携し、体験型環境エデュテイメント『サンゴ礁ラボ』開催も〜

株式会社フォーカスシステムズ(東京都品川区、代表取締役社⻑︓森啓⼀、以下「当社」 )は、当社
の本社1階エントランスエリアに「サンゴ礁の⽣態系を再現した⽔槽」を設置いたしました。これは、
株式会社イノカ(東京都港区、代表取締役CEO︓⾼倉葉太、以下「イノカ」)独⾃の環境移送技術*1 を⽤
いてサンゴ礁⽣態系を再現した⽔槽であり、当社がサンゴ保護と環境啓発の意義に賛同して実現しました。

(*1)環境移送技術︓天然の海⽔を使わず、⽔質・⽔温・⽔流・照明環境のほか、微⽣物を含む様々な⽣物の関係性など、多岐にわたる
パラメーターのバランスを取りつつ、任意の⽣態系を⽔槽内に再現するイノカの独⾃技術。2022 年、世界で初めて時期をずらし
たサンゴの⼈⼯産卵に成功した。



⼈と⾃然の共⽣




サンゴ礁⽣態系の保全
〈死滅回避シナリオへ〉




サンゴの育成研究・⽤途探究
研究者の発掘・育成




■⽤途も役割も幅広い⾃然資本「サンゴ」 - 存在の重要性と死滅の危機 -
地球上のサンゴ礁海域には海洋⽣物種の内、約 25%
(約 10 万種)が⽣息し *²、豊かな漁場、波のエネルギ
ーをカットする護岸 (通称︓バリアリーフ) 海中の CO2

濃度調整、抗がん剤や研究⽤試薬に⽤いる遺伝資源等、
実に多くの役割を果たしています。
また、⽇本には世界中の造礁サンゴ約 800 種類の内、
約 430 種類ものサンゴ種が沖縄から⿅児島エリアに⽣息
しています。 近年、⽣物多様性関連テーマに紐づいて海の
重要性が再評価され、 ブルーエコノミー(⽔産の経済的ポ
テンシャルの総称) の観点でも、⽇本固有の海洋遺伝資源
がもつ潜在的な価値に注⽬が集まっています。
しかし、気候変動に伴う海⽔温(海⾯温度)の上昇により、20 年後には現存サンゴの 70〜90%が死
滅する可能性が⽰されており、サンゴ礁⽣態系がもつ豊かな遺伝資源も失われるおそれがあります。

(*²)出典︓ 環境省 HP「IPCC『1.5℃特別報告書』の公表について」 https://www.env.go.jp/press/106052.html
IPCC「SPECIAL REPORT『Global Warming of 1.5 ºC』(2018) https://www.ipcc.ch/sr15/

プレスリリース


株式会社フォーカスシステムズ
2023 年8⽉ 28 ⽇
<サンゴ礁の⽣態系を再現した⽔槽を会社のエントランスに展⽰すること>
⼈が普段⽬に⾒えないものに関⼼を寄せるのは容易なことではありません。 「⽣きているサンゴ」を
多様な⼈々の⽬にふれる本社エントランスに展⽰することにより、社内外問わず⼀⼈ひとりが⽣態系・
環境問題・⼈と⾃然との共⽣について考えるきっかけになることを期待しています。
なお、この展⽰は、次の時代を担う⼦供たちが学ぶ場としても活⽤します。

環境教育に最適 『サンゴ礁ラボ』 (⼩学⽣向け)
「サンゴ礁ラボ」は⽣態系・環境問題・⼈と⾃然との共⽣を⽰すシンボル「サンゴ」に
直接触れて、海と⽣き物の⾯⽩さや秘めた可能性、海をめぐる環境問題等、⽇常で
は考える・関⼼を寄せる機会がない重要テーマを学べる⼩学⽣向けの体験型環境
エデュテインメント(Education×Entertainment)プログラムです。

⼦どもたちが楽しむ。そして気づく。関⼼・意欲を刺激して、未来の担い⼿を育む。
✓ 本物のサンゴに触れて⽩⾻標本と⽐較
✓ クイズ形式でのサンゴの⽣態学習 など

参加した保護者の声
❞ ⼦どもがサンゴ礁を守りたいと思えるようになった
❞ サンゴ礁や海洋⽣物について興味を持つきっかけになった
❞ 実際にサンゴに触れることができ、⼦どもも楽しんでいた など

都会ではなかなか⾒る・触れる機会はなく、南国の海や研究施設でしか⾒られない⽣きたサンゴ。
動物に分類されるサンゴに触れる経験を通して、⼦供たちの多彩で豊かな個性を解放し、⼀⼈ひとり
の「おもしろい︕」に気づく場を提供してまいります。

「ウェークアップ」
(8/26[⼟] あさ 8:00〜/読売テレビ)で紹介 ⾃然資本・⽣物多様性の中でもサンゴ礁は
その特性・危機的状況から注⽬を集めています。本社エントランスにサンゴ礁の⽣態系を再現した⽔槽を展⽰する
当社が「東京のビルで育つサンゴ」を紹介する番組コーナーで放送されました。

【フォーカスシステムズについて】
株式会社フォーカスシステムズは、1977 年に設⽴され、公共・通信ほか、社会性の⾼い分野における
システム開発・運⽤に携わるだけでなく、IoT、クラウドや AI 等、時代の流れを⾒据えたビジネス展開
も積極的に推進しています。コーポレートスローガンは “テクノロジーに、ハートを込めて。”⼈と⼈と
を技術でつなぐ私たちフォーカスシステムズの仕事に、社員ひとりひとりが、情熱と誠意を持って臨む
姿勢を込めました。 HP︓https://www.focus-s.com/

イノカについて
イノカは「⼈と⾃然が共⽣する世界をつくる」ことをビジョンに掲げ、国内有数のサンゴ飼育技術を
持つアクアリスト (⽔棲⽣物の飼育者) 東京⼤学で AI 研究を⾏っていたエンジニアがタッグを組み、
と、
2019 年に創業したベンチャー企業です。 HP︓https://corp.innoqua.jp


【本件に関するお問い合わせ】
株式会社フォーカスシステムズ IR・広報室
E-MAIL︓koho@focus-s.com
T E L︓03-5421-7790

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