抗がん剤 rigosertib(リゴサチブ)の欧米における試験結果の論文掲載について

2016年3月10日
各 位

会 社 名 シ ン バ イ オ 製 薬 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長兼 CEO 吉 田 文 紀
(コード番号:4582)
問合せ先 財 務 経 理 部 長 丸山 哲也
(TEL. 03-5472-1125)


抗がん剤 rigosertib(リゴサチブ)の欧米における試験結果の論文掲載について

シンバイオ製薬株式会社(本社:東京都、以下「シンバイオ」)は、シンバイオが 2011 年 7
月に導入した抗がん剤 rigosertib(以下「リゴサチブ」、シンバイオは日本および韓国の権利
を保有)の導入元である Onconova Therapeutics, Inc.(本社:米国ペンシルベニア州、以下
「オンコノバ社」)が 2016 年 3 月 9 日(米国東部時間)、リゴサチブの欧米における試験結果
の論文掲載について発表したことをお知らせします。
本リリースの中で、オンコノバ社は、リゴサチブ注射剤における高リスク骨髄異形成症候群
(MDS)患者を対象とした国際共同第Ⅲ相試験(ONTIME)の結果が Lancet Oncology 誌の
オンライン版に掲載されたことを発表しています。
オンコノバ社は現在、低メチル化剤による治療において効果が得られない(HMA 不応)ま
たは治療後に再発した高リスク骨髄異形成症候群(MDS:Myelodysplastic syndromes)(注)


患者を対象とした新たな国際共同第Ⅲ相試験(INSPIRE)を実施しており、シンバイオは
INSPIRE の日本における開発を担当し試験を実施中です。
詳細については、オンコノバ社プレスリリース(http://investor.onconova.com/releases.cfm)
をご参照ください。
以上


※ 用語解説及び両社の会社概要につきましては下記をご参照ください。

(注)骨髄異形成症候群(MDS:Myelodysplastic syndromes):造血幹細胞の異常によって
造血障害を起こし、その結果血球減少を起こす病気で、急性骨髄性白血病への移行が高
い確率で見られる予後不良の難治性疾患です。日本におけるMDSの患者数は11,000人
程度と推定され、この疾患は高齢者に多く認められるため、高齢化に伴い患者数が増加
する傾向にあります。現在、優れた治療方法がなく多くの患者さんが輸血に依存するな
ど新しい治療方法が切望されています。


【オンコノバ社会社概要】
米国ペンシルベニア州及びニュージャージー州に拠点を置く、バイオ医薬品に特化した製
薬企業です。1998年の同社設立時より、がん治療並びに正常細胞の保護に注力し、自社の
所有する125以上の新規化学療法薬候補からなる医薬品化学ライブラリーを基に、新規の
分子・生物学的治療を目的とした低分子治療薬を発見、最適化してきました。同社は、
rigosertibの全世界における開発・販売権を保有しております。同社の詳細についてはウ
ェブサイト(http://www.onconova.com/)をご覧下さい。
【当社会社概要】
シンバイオ製薬株式会社は、米国アムジェン社元副社長で、アムジェン株式会社(現在は
武田薬品工業株式会社が全事業を譲受)の実質的な創業者である吉田文紀が2005年3月に
設立した医薬品企業です。経営理念は「共創・共生」(共に創り、共に生きる)で表され、
患者さんを中心として医師、科学者、行政、資本提供者を「共創・共生」の経営理念で結
び、満たされない医療ニーズに応えてゆくことにより、社会的責任及び経営責任を果たす
ことを事業目的としています。

4246