希少疾病の治験薬・商用医薬品の包装およびグローバル流通管理の欧州拠点をルクセンブルク大公国に設立

2022 年 12 月 2 日
各 位




会 社 名 J C R フ ァ ー マ 株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 会 長 兼 社 長 芦 田 信
(コード番号 4552 東証プライム市場)
問合せ先 上席執行役員管理本部長 本 多 裕
(TEL 0797-32-1995)

希少疾病の治験薬・商用医薬品の包装およびグローバル流通管理の欧州拠点を
ルクセンブルク大公国に設立



当社は、ルクセンブルク大公国(以下、
「ルクセンブルク」)と現地の土地賃借および建物
の取得に関する契約を締結しましたので、お知らせいたします。

当社は中長期の戦略的投資として、2017 年よりルクセンブルクと製造所建設の検討を続
けてまいりました。この度、同国において治験薬・商用医薬品の二次包装、備蓄及びグロー
バルの流通管理に特化した欧州拠点を立ち上げることを決定し、2022 年 8 月に設立した当
社の子会社である JCR Luxembourg S.A.が、2017 年にお知らせした工場用地に代わり
Dudelange 市に位置する土地・建物を取得することを同国経済省と合意いたしました。

当社の代表取締役会長兼社長 芦田信は次のように述べています。
「この度はルクセンブルク大公国と本契約の締結ができた事を大変光栄に思います。
当社とルクセンブルクは数年にわたり、当社のグローバル展開を見据えた戦略について
検討を続け、まずは治験薬・商用医薬品の二次包装、備蓄及び流通管理に特化した拠点の設
立からその取り組みを実施することとなりました。ルクセンブルク政府の理解と協力のも
とに締結された本契約は、当社のグローバル展開にとって欠かせない、 大変有意義なもので
あると考えております。当社は現在、独自の血液脳関門通過技術「J-Brain CargoⓇ」を適用
した複数のライソゾーム病治療酵素製剤の研究開発を進めております。 一日でも早く、 本施
設から当社の製造するバイオ医薬品が世界中の希少疾病の患者の皆さんに届けられること
を期待しております。」

ルクセンブルクのフランツ・ファイ経済大臣は次のように述べています。
「ルクセンブルクにおけるJCRファーマ株式会社(以下、JCR)のプロジェクトは、国際
企業がヨーロッパ市場またはそれ以外の市場へのアクセスを可能とする戦略的ハブとして
のルクセンブルクの魅力を強調しています。 今回のプロジェクトにより、ルクセンブルクは
我が国の経済を多様化するための 2 つの戦略的セクター『医療技術』と『物流の強化』にお
いて、重要な一歩を踏み出すことになります。JCR が展開する活動は、既存の医薬品の物
流ハブである LuxairCARGO の活動を補完することになるでしょう。本契約は、医薬品サ
プライチェーンのための柔軟性の高いエコシステムを所持するルクセンブルクの立場を強
化するものです。 我々は、 本契約によって我が国および世界中の希少疾病との戦いに貢献で
きることを誇りに思います。 」





1. 取得不動産
(1)概要
① 所在地 ZI wolser, L3452 DUDELANGE
② 物件の概要 (ア) 用途:GMP に準拠した医薬品の二次包装施設
(イ) 敷地面積:10,270m2
(ウ) 建設面積:2,350m2
③ 取得資金 自己資金
④ その他 事業用地はルクセンブルク大公国より賃借使用する


(2)取得相手先
ルクセンブルク大公国

(3)契約締結日
2022 年 11 月 10 日

2. 子会社概要
① 名称 JCR Luxembourg S.A.
② 代表者の役職・氏名 Mathias Schmidt, Director
③ 事業内容 医薬品およびその原料の製造、包装、保管および
流通(輸出入を含む)
④ 出資金 500 万€(679,100,000 円)
※1€=135.82 円(2022 年 8 月 4 日の TTM)にて
邦貨換算しております。
⑤ 設立年月日 2022 年 8 月 4 日
⑥ 出資比率 JCRファーマ株式会社 100%

3. 今後の見通し
本件に関する今期(2023 年 3 月期)の当社連結業績への影響は軽微であります。



以 上

5139