当社初のサステナビリティボンド発行に関するお知らせ

News Release
‘栄研’
2021 年 9 月 7 日

各 位

会 社 名 栄 研 化 学 株 式 会 社
代 表 者 名 代表執行役社長 納富 継宣
コ ー ド 番 号 4549 東証第一部



当社初のサステナビリティボンド発行に関するお知らせ
~環境・社会双方の課題解決に貢献する施策に調達資金を充当~

栄研化学株式会社(本社:東京都台東区)は、環境・社会双方の課題解決に貢献する施策・プロジェ
クトに充当する資金の調達手段として、当社として初めて「サステナビリティボンド(※1)(以下、
本社債)」の発行を予定しておりますので、お知らせいたします。

1.本社債発行の目的・背景
当社は、ヘルスケアを通じて人々の健康を守ることを経営理念とし、持続可能な社会のため、世界中
の人々の健康寿命の延伸に貢献すべく、SDGs 達成を念頭においた事業展開を推進しております。臨
床検査事業および食品・環境検査事業を事業ドメインとし、検査のパイオニアとして、お客様に信頼さ
れる製品・サービスを提供し続けるとともに、地球環境保全を企業経営の重要課題の一つとして環境負
荷の低減にも積極的に取り組んでおります。
また、2019年には、創立90周年にあたる2028年を一つの目標点として、“Saving Your Health”を
グランドビジョンとした経営構想「EIKEN ROAD MAP 2019」を策定し、その実現に向けた基本戦略
に従い、更なる企業価値向上を目指しております。

このたび、環境・社会双方の課題解決に資する事業を更に推進していくための資金調達を目的とし
て、「栄研化学株式会社・サステナビリティファイナンス・フレームワーク」(※2)を策定いたしま
した。本フレームワークに基づき調達した資金については、新研究棟建設や検査薬全般の製造に関する
研究開発等の新規ファイナンス・リファイナンスに充当いたします。
今後は、サステナビリティファイナンスを積極的に活用し、社会課題解決への貢献を一層進めてまい
ります。


2.本社債の概要
発行総額 30億円
発行予定時期 2021年10月以降
主幹事証券会社 野村證券株式会社
第三者評価 (外部評価)(※3) 「栄研化学株式会社・サステナビリティファイナン
ス・フレームワーク」について、株式会社日本格付
研究所(JCR)より、サステナビリティボンド・ガ
イドラインなどの諸原則との適合性に対する第三者
評価として同社の最上位評価である SU 1(F)を取
得済です。
ストラクチャリング ・エージェント(※4) 野村證券株式会社
資金使途(予定) 新規研究棟建設資金


3.「栄研化学株式会社・サステナビリティファイナンス・フレームワーク」について
国際資本市場協会(ICMA)のサステナビリティボンド・ガイドラインにおいて言及しているグリーン
ボンド原則及びソーシャルボンド原則の両方に共通して定められている4つの要素(1.調達資金の使途、
2.プロジェクトの評価と選定のプロセス、3.調達資金の管理、4.レポーティング)に関する方針を記載し
た「栄研化学株式会社・サステナビリティファイナンス・フレームワーク」を策定いたしました。
本フレームワークに基づき調達した資金は、主に以下事業の施策・プロジェクトに充当する予定で
す。なお、第三者評価を取得するに際し、グリーンファイナンス推進機構より環境省の令和3年度「グ
リーンボンド発行促進体制整備支援事業」の補助金交付対象となることについて交付決定通知を受領し
ております。


主な対象事業 事業概要 概要・期待される効果
新研究棟建設 Covid-19、世界三大感染症であ グリーンビルディング認証を取
る結核やマラリア等の研究によ 得し、環境性能を担保していま
りグローバルにおける社会課題 す(※5)。CASBEE建築(新
の解決に資する検査薬の研究開 築)におけるSランク取得を目
発を行うことができ、グローバ 指しております。
ルヘルスの向上と健康寿命の延
伸に貢献する研究所の建設。

再生可能エネルギー 太陽光パネルの設置。 再生可能エネルギーの活用によ
りCO2排出削減に寄与します。




研究開発 検査薬全般の製造に関する研究 医療の発展と人々の健康に寄与
開発。 します。




当社は、今後もサステナビリティ経営を推進することにより、様々な社会課題解決への貢献と持続的
な成長につなげるとともに、更なる企業価値の向上を図ってまいります。



(※1)サステナビリティボンド
調達資金の使途について、①社会的課題の解決に資するものであること(社会性・ソーシャル
性)、及び、②環境改善効果があること(環境性・グリーン性)の双方を有する債券。

(※2)栄研化学株式会社・サステナビリティファイナンス・フレームワーク :
https://www.eiken.co.jp/uploads/eiken_framework0907.pdf




(※3)第三者評価書
JCR サステナビリティファイナンス・フレームワーク評価:
JCR サステナビリティボンド評価:
https://www.jcr.co.jp/greenfinance/

(※4)ストラクチャリング・エージェント
サステナビリティファイナンス・フレームワークの策定及びセカンドパーティ・オピニオン等
外部の第三者評価の取得に関する助言等を通じて、資金調達の支援を行う者。

(※5)以下のいずれかの建物認証を取得または更新します。
 CASBEE 建築(新築)における S ランク、A ランクもしくは B+ランク
 LEED-BD+C(Building Design and Construction)または LEED-O+M(Building
Operations and Maintenance)認証における Platinum、Gold または Silver
 BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)における 5 つ星、4 つ星または 3 つ星
 DBJ Green Building 認証における 5 つ星、4 つ星または 3 つ星



以上




本件に関するお問い合わせ先
栄研化学株式会社 サステナビリティ推進部
TEL:03(5846)3379 、e-mail:koho@eiken.co.jp
ホームページ https://www.eiken.co.jp





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