富士レビオ、米国ヤンセンファーマ社とアミロイドβ42/40比測定試薬の開発・販売契約を締結

2018 年 5 月 1 日
各位
会 社 名 みらかホールディングス株式会社
代 表 者 名 代表執行役社長 竹内 成和
コード番号 4 5 4 4 東証第 1 部
問 合 せ 先 IR 広報部
電 話 番 号 03-5909-3337



富士レビオ、米国ヤンセンファーマ社と
アミロイド β 42/40 比測定試薬の開発・販売契約を締結

当社の連結子会社である富士レビオ株式会社(代表取締役社長:芦原 義弘、本社:東京都新宿区、以
下「富士レビオ」)は、この度、Janssen Pharmaceuticals, Inc.(米国、以下「ヤンセンファーマ社」)と
アミロイド β 42/40 比測定試薬の開発および販売に関する契約を締結しましたのでお知らせいたします。
本試薬は、富士レビオの全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス®」シリーズの測定試薬と
して開発し、新規治験薬であるヤンセンファーマ社の経口 BACE(Beta Secretase Cleaving Enzyme)阻
害薬(一般名: Atabecestat)の対象患者様を特定する目的で使用されることを想定しています。
Atabecestat は、アルツハイマー認知症が確認された人の認知症進行を遅らせることを目的として、研究・
開発が現在進められています。1


アルツハイマー病は、慢性進行性疾患として世界で数千万人が広く罹患しており、人口の高齢化に伴
い急速な患者数の増加が見込まれています。2 アルツハイマー病が進行した患者は継続的なケアが必要
になるため、治療により進行を遅らせることで、アルツハイマー病による社会的・経済的影響を抑制す
ることが可能になります。近年の科学では、この病気は、アルツハイマー認知症であることが明らかに
なる何年も前から発症しており、認知症状が明らかになる前の段階での早期発見、早期治療が重要であ
ると言われています。3


富士レビオは、欧州で事業展開する Fujirebio Europe N.V.を通じ、20 年以上に渡りアルツハイマー病
の診断薬として ELISA 製品「INNOTEST®」を販売しています。また 2017 年には、
「ルミパルス®」シリ
ーズの専用試薬として「β-Amyloid1-42」および「Total Tau」の測定試薬を発売しています。


みらかグループは、本契約により、アルツハイマー病の診断と治療の新しい選択肢を生み出す本試薬
開発を通じて、より一層広い経験を積んでまいります。
<富士レビオ株式会社について>
富士レビオ株式会社は、1950 年に創業し、医療の現場で疾病の早期発見や診断のために使用される臨床
検査薬や検査用機器の開発から製造、販売、輸出入、サポートまでを行っております。
詳細はこちらまで:http://www.fujirebio.co.jp/.

__________________________


出典
1. An Efficacy and Safety Study of JNJ-54861911 in Participants Who Are Asymptomatic at Risk for
Developing Alzheimer's Dementia (EARLY)
https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02569398
2. World Alzheimer Report 2015: The Global Impact of Dementia.
https://www.alz.co.uk/research/world-report-2015
3. Dubois, Bruno et al. Preclinical Alzheimer's disease: Definition, natural history, and diagnostic
criteria. Alzheimer's & Dementia: The Journal of the Alzheimer's Association , Volume 12 , Issue 3 ,
292 – 323.

3899