中国にて開放隅角緑内障・高眼圧症治療剤「タプロス」の輸入医薬品承認を取得

2015 年 8 月 25 日
各 位

会 社 名 参 天 製 薬 株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 兼 C E O 黒 川 明
(コード番 号 4536 東 証 第 1部 )
問合せ先 コーポレート・コミュニケーショングループ グループマネージャー 日比貴史
( T E L 0 6 - 4 8 0 2 - 9 3 6 0 )




中国にて開放隅角緑内障・高眼圧症治療剤「泰普罗斯(タプロス)」の

輸入医薬品承認を取得




参天製薬株式会社(本社:大阪市、以下参天製薬)は、2015 年 7 月 27 日、中国にて開放隅角緑内障・
高眼圧症治療剤「泰普罗斯」(日本語読み:タプロス、一般名:タフルプロスト)(以下「タプロス」)の輸入医
薬品承認を取得し、各種手続きが 8 月 21 日に完了しましたので、お知らせします。


「タプロス」は、原薬を旭硝子株式会社(本社:東京都千代田区)が製造、当社が製剤化を実施し、両社
で共同開発を行った、プロスタグランジン F 2α 誘導体の緑内障・高眼圧症治療剤です。また、日本ではす
でに 2008 年 12 月より「タプロス点眼液 0.0015%」として発売され、現在世界 60 ヵ国以上に展開されてい
ます。


緑内障は、眼圧の上昇などによって視神経が障害されて視野欠損が進行する疾患で、眼疾患による
視覚障害(視力低下、失明)の主な原因となっています。緑内障の視神経障害および視野障害は進行性
で非可逆的であるため、早期発見・早期治療が重要であり、その治療は眼圧の下降およびその長期にわ
たる眼圧のコントロールが基本です。


参天製薬では、現在、角結膜疾患治療剤や合成抗菌点眼剤などを中心に、数種類の点眼剤を中国
で販売しています。開放隅角緑内障・高眼圧症治療剤「タプロス」が製品ラインナップに加わることで、多
様な治療の選択肢を医療の現場に提供でき、患者さんの QOL(クオリティ・オブ・ライフ、生活の質)向上
に寄与できることを期待しています。


尚、本件による、今期の通期業績予想に対する修正は予定しておりません。
<中国における製品概要>
一般名 タフルプロスト
剤型 水性点眼液
効能・効果 開放隅角緑内障・高眼圧症
用法・用量 1 日 1 回、1 回 1 滴点眼する


<特徴>
・ プロスタグランジン F 2α 誘導体の緑内障・高眼圧治療剤に分類されます。
・ ぶどう膜・強膜流出経路からの房水流出を促進し、強力かつ安定した眼圧下降作用を示します。
・ 正常眼圧緑内障患者さんにおいても確実な眼圧下降作用が認められています。
・ 視神経乳頭近傍の網膜動脈の血流速度および網膜組織血流量の増加作用が認められていま
す。
・ 重篤な副作用は、眼局所・全身ともに認められていません。
・ 製剤の有効期間は室温(1~30℃)で 3 年間です。



以上




参天製薬(参天製薬株式会社、本社:大阪市)について
参天製薬は、眼科に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、医薬品の研究、開発、販売・マーケティング活動を行
っています。世界 50 か国以上で製品を販売しており、国内の医療用眼科薬市場においては No.1 のシェアを有して
います。今後も眼科領域におけるリーディング・カンパニーとして、未充足ニーズを満たす価値ある製品・サービスの
提供を通じて、社会への貢献を果たしてまいります。詳細については、当社ホームページ www.santen.co.jp をご参照
ください。


参天製薬の将来見通しに関する注意事項 (Forward-Looking Statements)
このプレスリリースにおいて提供される情報は、いわゆる「見通し情報」(“Forward-Looking Statements”)が含まれています。
これらの見通しの実現できるかどうかはさまざまなリスクや不確実性に左右されます。従って、実際の業績はこれらの見通し
と大きく異なる結果となり得ることをご承知置きください。また、日本ならびにその他各国政府による医療制度や薬価等の医
療行政に関する規制が変更された場合や、金利、為替の変動により、業績や財政状態に影響を受ける可能性があります。

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