参天製薬とOrbis International、遠隔医療プラットフォームを通じ眼科医療従事者のトレーニングへのアクセスを拡大

2020 年 6 月 18 日


各 位


会 社 名 参 天 製 薬 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長兼 CEO 谷内 樹生
(コード番号 4536 東証第1部)
問合せ先 コーポレート・コミュニケーショングループ
吉 川 明 子
( T e l : 0 6 - 4 8 0 2 - 9 3 6 0 )



参天製薬と Orbis International、遠隔医療プラットフォームを通じ
眼科医療従事者のトレーニングへのアクセスを拡大




2020 年 6 月 18 日、参天製薬株式会社 (本社:大阪市、以下参天製薬) と Orbis International
(以下 Orbis)は、眼科医療従事者のスキル向上を継続的に支援するデジタルトレーニングツール
の開発を目的に、提携いたしました。両社は、3 年間のグローバルな提携を通じて、適切な診断・
治療を行うことで失明が回避可能な緑内障に焦点を当て、人口知能(AI)なども活用したオンライ
ンコースや、手術のライブデモストレーション等の仕組みを開発します。


このトレーニングツールが中国語で提供されることにより、中国においてこれまでかなわなかった標
準化された優れた教育カリキュラムの運用が可能になります。当ツールは、受賞歴のある Orbis の
遠隔医療プラットフォーム Cybersight を通じて配信されるもので、199 か国に 25,000 人のユーザ
ーを有しています。この提携により、参天製薬は、緑内障をはじめとする眼科領域におけるリーディ
ングカンパニーとして、中国の遠隔地を中心に、より多くの眼科医療従事者に遠隔トレーニングを
提供することに貢献いたします。参天製薬と Orbis は、今後 Cybersight を通じて、英語以外の言
語の教育ツールを増やすことで、より多くの眼科医療従事者への貢献を目指します。


参天製薬代表取締役兼 CEO の谷内樹生は、「デジタルテクノロジーの浸透が加速するなか、医
療従事者が患者さんに最適な治療を提供するためには、こうしたテクノロジーの活用が不可欠にな
ると考えます。この提携は、Orbis の眼科トレーニングにおける革新的な技術と、弊社のグローバル
な眼科領域における知見を融合することで、世界中の人々の目の健康への貢献という、共通のミッ
ション実現を可能にするものです。Orbis とのコラボレーションによるトレーニングツールの開発を
通じて、多くの患者さんに、より良い眼科治療を提供するための新たな一歩になるでしょう」と期待
を寄せています。
Orbis の Chief of Programs である Dr. Danny Haddad は、次のように述べています。「テクノロ
ジーは、予防可能な失明をなくすための、可能性を広げてきました。参天製薬との新たなパートナ
ーシップは、Orbis にとって、Cybersight のサービス強化と、より多くの国の眼科医療従事者に情
報を届けることを可能にするための、重要な第一歩と考えています。眼科医療従事者が、母国語で
トレーニングに参加できるようになることで、多くの患者さんが質の高い治療を受けられるようになる
のです」


遠隔での教育や、人々の繋がりを実現するデジタルテクノロジーの提供は、かつてないほど重視さ
れています。新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大により公衆衛生に関心が寄せら
れるなか中、多くの眼科医療従事者が、Cybersight に登録し、このプラットフォームでの学習機会
を活用しています。このパートナーシップにより、参天製薬と Orbis はともに眼科医療のグローバル
リーダーとして、最新の知識と技術を通じ眼科医療従事者と患者さんへのさらなる貢献を目指して
まいります。




以上




参天製薬(参天製薬株式会社、本社:大阪市)について
参天製薬は、眼科に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、医療用・一般用の医薬品や、医療機器の研究、開
発、販売・マーケティング活動を行っています。世界約 60 を超える国・地域で製品を販売しており、国内の医療用
眼科薬市場においては No.1 のシェアを有しています。130 年近くの歴史の中で培われた科学的知見や企業力を
活かし、今後も、価値ある製品・サービスの提供を通じ、患者さんや患者さんを愛する人たちを中心として、社会へ
の貢献を果たしてまいります。詳細については、当社ホームページ www.santen.co.jp をご参照ください。


Orbis International(Orbis)について
Orbis は、40 年近くにわたり、回避可能な失明の予防および治療に先駆的に取り組んできた世界的な非政府組織

です。Orbis は、確固たる財務健全性を示し、説明責任と透明性への取り組みを行ったことにより、著名な Charity

Navigator の 4 つ星格付けを過去 9 年間連続で獲得し、米国の慈善団体の上位 3%にランクされました。Orbis

は、質の高い眼科医療を提供するために必要な技能、資源、知識を提供することで、人々の暮らしに変化をもたら

します。Orbis は、病院、大学、政府機関、保健当局を含む現地のパートナーと協力し、実践的な眼科領域のトレ

ーニングを提供し、医療インフラの補強や、公衆衛生政策における眼科医療の重要性を訴求しています。加えて

Orbis は、世界で唯一の Flying Eye Hospital を運営しています。これは、正式に認可された眼科教育病院と、受

賞歴のある遠隔医療プラットフォーム Cybersight を設置した MD-10 航空機です。詳細については、orbis.org を

ご覧ください。
参天製薬の将来見通しに関する注意事項 (Forward-Looking Statements)
このプレスリリースにおいて提供される情報は、いわゆる「見通し情報」(“Forward-Looking Statements”)が含ま

れています。これらの見通しの実現できるかどうかはさまざまなリスクや不確実性に左右されます。従って、実際の

業績はこれらの見通しと大きく異なる結果となり得ることをご承知置きください。また、日本ならびにその他各国政府

による医療制度や薬価等の医療行政に関する規制が変更された場合や、金利、為替の変動により、業績や財政状

態に影響を受ける可能性があります。



当内容は 2020 年 6 月 18 日に発表した英文リリースの翻訳版です。 正式言語が英語であるた
め、表現や内容につきましては英文プレスリリースが優先されます。
英文プレスリリースは、右記 URL よりご参照ください。 www.santen.com

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