参天製薬、環境に配慮したバイオマスプラスチック点眼ボトルを導入

2020 年 4 月 27 日


各 位

会 社 名 参 天 製 薬 株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 兼 C E O 谷 内 樹 生
( コ ー ド 番 号 4 5 3 6 東 証 第 1 部 )
問合せ先 コーポレート・コミュニケーショングループ グループマネージャー
吉 川 明 子
( T E L 0 6 - 4 8 0 2 - 9 3 6 0 )



参天製薬、環境に配慮したバイオマスプラスチック点眼ボトルを導入


参天製薬株式会社(本社:大阪市、以下参天製薬)は、環境に配慮したバイオマスプラスチック素材の点眼ボトル
を導入したことをお知らせします。

バイオマスプラスチックとは、再生可能なバイオマス資源を原料に、化学的または生物学的に合成することにより
得られるプラスチックです。バイオマスプラスチックを焼却する際に用いられる炭素源は、原料となる植物の光合成
によって吸収された二酸化炭素由来であるため、焼却しても大気中の二酸化炭素を増やさず(カーボンニュートラ
ル)、持続可能資源の利用により、化石資源の枯渇への対策となるという特徴があります。

当社は、低炭素社会や循環型社会の実現を目指して、環境マネジメントシステムを運用し、二酸化炭素排出量や
廃棄物、水使用量などの削減に取り組んでおり、この度、環境負荷低減のための取り組みの一環として、バイオマ
スプラスチックの導入を決定しました。まずは緑内障、高眼圧症治療薬チモプトールから導入を開始し、順次別の
製品についても拡大していく計画です。

地球温暖化などの社会課題に対応するため、環境省は 2016 年に策定した計画の中で、2030 年にバイオマスプ
ラスチックを 197 万トン普及させることで、209 万トンの二酸化炭素を削減するという目標値を掲げています 1。当社
は、この度のバイオマスプラスチックの導入を通じ、環境省の二酸化炭素の削減目標に貢献するとともに、これか
らも事業を行う全ての国・地域において、周辺環境の保全、地球温暖化防止、資源の有効活用、生物多様性の保
全に向けた取り組みを推進し、持続可能な地球環境の保全に努めてまいります。

以上



出典:1.地球温暖化対策計画 https://www.env.go.jp/earth/ondanka/keikaku/onntaikeikaku-zentaiban.pdf P.154
参天製薬の環境保全活動の取り組みについて
参天製薬は、事業活動と一体となった環境保全体制を構築し、環境マネジメントシステムを運用することにより、さまざまな環境課題に
取り組んでいます。気候変動対策として温室効果ガス(CO₂)削減や、環境負荷低減として廃棄物の削減や水資源の保全、化学物質
の適正管理に取り組み、環境を保護・保存するための活動を推進しています。


参天製薬の CSR 活動について
参天製薬グループは、事業を通じた社会への貢献を CSR 活動の中心に据えています。世界中の人々の目の健康を守るため
に、眼科に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、未充足ニーズを満たす製品の開発や、国・地域のニーズに応える
製品・サービス・情報の提供を進めています。新興国を含む世界の眼科医療の普及や発展への支援、医薬品アクセスの向上
や希少疾病用医薬品の開発に加え、経済的な理由から治療を受けられない患者さんのために安価な薬剤を提供することも、
眼科領域に特化した企業だからこそ取り組むべきことだと捉えています。また、このような事業活動の遂行にあたっては、
高い倫理観をもって法規制はもとより国際規範を守り、
「公正」
「人権」
「労働・安全」
「環境」
「良き企業市民」
「ステークホ
ルダー・エンゲージメント」に関する課題にも取り組み、取引先とともに社会的責任を果たします。


参天製薬(参天製薬株式会社、本社:大阪市)について
参天製薬は、眼科に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、医療用・一般用の医薬品や、医療機器の研究、開発、販売・
マーケティング活動を行っています。世界約 60 を超える国・地域で製品を販売しており、国内の医療用眼科薬市場において
は No.1 のシェアを有しています。130 年近くの歴史の中で培われた科学的知見や企業力を活かし、今後も、価値ある製品・
サービスの提供を通じ、患者さんや患者さんを愛する人たちを中心として、社会への貢献を果たしてまいります。詳細について
は、当社ホームページ www.santen.co.jp をご参照ください。

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