「フェントステープ(開発コード:HFT-290)」のオピオイド鎮痛剤未使用のがん疼痛患者への適応拡大に関する承認事項一部変更承認取得のお知らせ

2020 年 6 月 29 日
各 位
会 社 名 久光製薬株式会社
代表者名 代表取締役社長 中冨 一榮
(コード番号:4530 東京、名古屋、福岡)
問合せ先 広報室長 園田 伸介
(TEL 03-5293-1732)

経皮吸収型 持続性疼痛治療剤
「フェントス®テープ(開発コード:HFT-290)」の
オピオイド鎮痛剤未使用のがん疼痛患者への適応拡大に関する
承認事項一部変更承認取得のお知らせ


久光製薬株式会社(本社:佐賀県鳥栖市、代表取締役社長:中冨一榮、以下「久光製薬」)は、
経皮吸収型 持続性疼痛治療剤「フェントス®テープ」(開発コード:HFT-290、一般名:フェンタニル
クエン酸塩、以下「本剤」)のオピオイド鎮痛剤未使用のがん疼痛患者への適応拡大に関する承認
事項一部変更承認を本日付で取得しましたので、お知らせします。

久光製薬は、オピオイド鎮痛剤未使用のがん疼痛患者を対象に、本剤を 0.5mg より投与開始
した臨床試験を行い、有効性、安全性を確認しました。本承認により、本剤が、オピオイド鎮痛剤
未使用のがん疼痛患者への使用が可能な本邦初の強オピオイド貼付剤として、がん疼痛治療の
新たな選択肢になることを期待しています。

本剤は、2010 年 4 月に「中等度から高度の疼痛を伴う各種がんにおける鎮痛」を効能・効果とし
て製造販売承認を取得し、2014 年 6 月に「中等度から高度の慢性疼痛における鎮痛」の効能・効果
の追加に関して、また 2018 年 7 月には「0.5 ㎎」の新用量追加に関しての承認事項一部変更承認を
取得しております。
なお、本剤は協和キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮本昌志、以下
「協和キリン」)と製品流通、情報の提供および収集活動を 2010 年 6 月より実施(1 ブランド
2 チャネル)しております。

久光製薬ならびに協和キリンは、本剤の適切な情報提供を通じて、がん疼痛および慢性疼痛に
苦しむ患者様のクオリティ・オブ・ライフの向上に引き続き貢献してまいります。

以上
※参考
フェントス®テープ 0.5mg(Fentos® Tape 0.5mg)
フェントス®テープ 1mg(Fentos® Tape 1mg)
フェントス®テープ 2mg(Fentos® Tape 2mg)
販売名
フェントス®テープ 4mg(Fentos® Tape 4mg)
フェントス®テープ 6mg(Fentos® Tape 6mg)
フェントス®テープ 8mg(Fentos® Tape 8mg)
一般名 フェンタニルクエン酸塩
非オピオイド鎮痛剤及び弱オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記における鎮痛
(ただし、慢性疼痛は他のオピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する場合に限
効能・効果 る。)
〇中等度から高度の疼痛を伴う各種がん
〇中等度から高度の慢性疼痛
通常、成人に対し胸部、腹部、上腕部、大腿部等に貼付し、1 日(約 24 時間)毎
に貼り替えて使用する。
初回貼付用量は本剤貼付前のオピオイド鎮痛剤の治療有無により、下記のと
おり選択する。
その後の貼付用量は患者の症状や状態により適宜増減する。
<がん疼痛>
本剤貼付前にオピオイド鎮痛剤を使用していない場合、0.5mg より開始する。
用法・用量
他のオピオイド鎮痛剤から本剤に切り替えて使用する場合、本剤貼付前に使用
していたオピオイド鎮痛剤の用法及び用量を勘案して、0.5mg、1mg、2mg、
4mg、6mg のいずれかの用量を選択する。
<慢性疼痛>
他のオピオイド鎮痛剤から本剤に切り替えて使用する。
本剤貼付前に使用していたオピオイド鎮痛剤の用法及び用量を勘案して、
0.5mg、1mg、2mg、4mg、6mg のいずれかの用量を選択する。
5cm2(フェントス®テープ 0.5mg)
5cm2(フェントス®テープ 1mg)
10cm2(フェントス®テープ 2mg)
製剤の大きさ
20cm2(フェントス®テープ 4mg)
30cm2(フェントス®テープ 6mg)
40cm2(フェントス®テープ 8mg)

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