フューチャーショップ、2022年4月-6月の流通額は昨対比102%の472億円。-3年ぶりに行動制限なしのゴールデンウィークでリアル回帰でも、EC利用は堅調-

2022 年 8 月 17 日


各位
株式会社 コマース One ホールディングス
株式会社 フューチャーショップ


フューチャーショップ、2022 年 4 月〜6 月の流通額は昨対比 102%の 472 億円。

〜 3 年ぶりに行動制限なしのゴールデンウィークでリアル回帰でも、EC 利用は堅調 〜



株式会社コマース One ホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:岡本 高彰、証券コード:
4496)のグループ会社である、株式会社フューチャーショップ(本社:大阪市北区、代表取締役:星野 裕子)
が運営する SaaS 型 EC サイト構築プラットフォーム「futureshop」シリーズの 2022 年 4 月〜6 月(2022 年度
1Q)の流通額は 472 億円、昨対比 101.69%でした。




ここ数年の EC の利用状況を見てみると、2020 年の巣ごもりで EC 利用機会が急拡大。2021 年、2022 年は鈍
化しながらも前年を割り込むことはなく、EC 利用が定着したことを示しています。
グラフ 1:第 1 四半期流通額(億円)と昨対比


EC を取り巻く環境

2022 年の 4 月〜6 月は 2021 年同時期と比較し、外出や旅行機会が増加した時期でもありました。
「県民割」
「地域ブロック割」に代表されるような近距離〜中距離の旅行促進施策の実施や、3 年ぶりに行動制限なしのゴ
ールデンウィークになるなど、感染症対策を行いながら外出する姿が増加。”リアル回帰”といえる状況でし
た。
また、日本百貨店協会が発表した「2022 年 5 月 全国百貨店売上高概況※1」によると、5 月の売上高は
57.8%増、入店客数は 52.8%増と、高い伸びを示しています。
購入もリアル回帰が進む中、それでも EC が前年同水準で利用されていたのは、コロナ禍で進んだ EC 利用が
定番化したからと言えるでしょう。


※1 2022 年 5 月 全国百貨店売上高概況

https://www.depart.or.jp/store_sale/files/202205zenkokup.pdf
業種調査

1 年以上継続利用いただいた店舗さまに限定して流通額を調査し、昨対比の上位から順に 5 業種を並べたの
が表 1 です。
今回の調査では、外出機会が増加したことからか「旅行用品・旅行予約」
「靴」「スポーツ・アウトドア」が
上位に並びました。



表 1:流通額昨対比 TOP5


業種 流通額昨対比(4 月〜6 月平均)

旅行用品・旅行予約 178.10%

ギフト 145.85%

ペットフード・ペット用品 116.69%

靴 112.28%

スポーツ・アウトドア 111.84%



EC 利用状況調査

下記の 4 項目について、期間中の生活者の EC 利用状況を調査しました。調査対象は、2021 年・2022 年 4 月
〜6 月、各月の注文件数が 100 件以上の店舗さまの中から 500 店舗を無作為に抽出しています。なお、前回まで
のプレスリリースで調査した店舗さまとは異なる店舗構成です。
1. 注文件数の変化
2. 購入単価の変化
3. 新規顧客利用状況
4. 決済手段の変化


1. 注文件数の変化
対象店舗の注文件数は 5 月の PC 経由が微減。それ以外の月・デバイスでは増加しました。5 月が他月と比較
し、注文件数の増加率が少ない理由としては、3 年ぶりに行動制限が解かれた長期休暇で外出する機会が多く、
リアル回帰が強かったことが 1 つ挙げられると考察します。

表 2:各月注文件数の昨対比推移


2022 年 4 月 2022 年 5 月 2022 年 6 月

デバイス全体 107.01% 103.91% 110.34%

スマートフォン経由 105.47% 100.50% 109.42%

PC 経由 101.50% 99.96% 104.20%
2. 購入単価の変化
継続して両デバイスとも上昇。2 年前、巣ごもり一色となった 2020 年 4 月〜6 月期に購入単価が下降した以
外は、一貫して購入単価は上昇傾向となっています。

表 3:購入単価の変化


2022 年 4 月 2022 年 5 月 2022 年 6 月

スマートフォン経由購入単価
106.09% 106.29% 107.22%
(昨年同月比)

PC 経由購入単価
106.50% 106.97% 107.21%
(昨年同月比)
また、下記は各店舗の PC 経由購入単価を 1 とした際のスマートフォン経由購入単価を算出し、平均にならし
た結果です。
スマートフォン経由の決済は PC 経由よりも低いという結果はこれまでの調査と変わりありませんが、PC 経由
とスマートフォン経由の購入単価の差は縮小傾向にあります。



表 4:PC 経由購入単価を 1 とした際のスマートフォン経由購入単価


2022 年 4 月 2022 年 5 月 2022 年 6 月

0.87 0.87 0.87




3. 新規顧客利用状況
新たに会員登録された顧客の利用を新規利用とみなし、各店舗さまの平均増加率を月ごとに調査した結果が下
記表 5 です。なお、下記の店舗さまは調査対象から除外しています(n=493 で調査)。


 会員機能を利用していない
 会員を限定して販売している(社内向けにクローズドで販売、BtoB として利用など)
 期間中、futureshop omni-channel 開始により実店舗の会員を EC にも登録
...大量の店舗既存会員が EC 新規会員として登録されるため


期間平均は新規顧客利用が昨対比 113.71%でした。巣ごもり需要がピークだった 2 年前から観測を続けていま
すが、調査対象の店舗様では新規顧客利用もマイナスになることなく、堅調に伸びています。



表 5:新規顧客利用増加率(昨年同月比)


2022 年 4 月 2022 年 5 月 2022 年 6 月

118.54% 111.50% 111.08%
4. 決済手段の変化
利用された決済方法を「クレジットカード」
「ID・QR 決済(Amazon Pay、楽天ペイ(オンライン決済)、Apple
Pay、PayPay、d 払いなどのキャリア決済)「現金・その他決済(店頭払いや後払い、銀行振込やコンビニ払い

など)
」の 3 つに分け、各月の総注文件数を 1 とした結果が下記のグラフ 2 です。
前回の調査と同様、クレジットカード利用の割合はほぼ変わらず。ID・QR 決済利用が増加し、現金利用が減
少しています。




グラフ 2:各月決済手段の割合/件数(調査対象店舗全体)



また、決済方法を 3 つとも提供している店舗さまに限定して(n=348)調査した結果が下記グラフ 3 です。前
回の調査と同じく、キャッシュレス利用が全体の 8 割を占める結果となりました。




グラフ 3:各月決済手段の割合/件数(3 種類の決済手段提供店舗のみ)
2022 年 4 月〜6 月 フューチャーショップダイジェスト

決済手段の変化
下記に代表される、機能アップデートやサービス連携強化、安定性向上を目的とした日々のシステム改善を行っ
ています。

2022 年 5 月 11 日:フューチャーショップ、ビジネスサーチテクノロジ株式会社が提供するサイト内検索サ
ービス「GENIEE SEARCH」との連携を開始
https://www.future-shop.jp/news/2022/05/11.html


2022 年 5 月 12 日:越境 EC 支援のジグザグ、コマース One ホールディングスグループと 資本業務提携を
開始。拡大する越境 EC 需要に応えるため futureshop を利用する国内 EC 事業者向け海外販売支援を強化
https://www.future-shop.jp/news/2022/05/12.html


2022 年 6 月 7 日:フューチャーショップ、顧客と店舗スタッフの 1to1 コミュニケーションを可能にする
「LINE STAFF START」と連携開始。2022 年 6 月 16 日には特別セミナー開催。
https://www.future-shop.jp/news/2022/06/07.html


2022 年 6 月 23 日:バージョンアップのお知らせ
https://www.future-shop.jp/news/2022/06/23.html


2022 年 6 月 23 日:「NP 後払い」の即時与信連携に対応しました
https://www.future-shop.jp/news/2022/06/23-2.html


イベント開催

2022 年 4 月〜6 月は EC の専門的なテーマを扱うセミナーや、 の基礎から応用まで学べるアカデミーを 44
EC
回開催しました。平日 5 日間のうち、3 日間を超えるペースで担当者や経営者に向けたイベントを開催。EC の
ノウハウやトレンドとなっているテーマの知識を共有しています。
◆ 内訳
 越境 EC や LINE STAFF START など、専門的なテーマのセミナーを 6 回
 EC の基礎から応用まで学べる、契約者限定のフューチャーショップアカデミーは 32 回
 契約検討者向けテーマ(EC 新規立ち上げ、リニューアル検討)のセミナーは 6 回
サービス満足度

国内最大級 IT 製品/ SaaS のレビューサイト「ITreview」で、
「ITreview カテゴリーレポート『EC サイト構築
部門』
(2022 Summer)
」において、顧客満足度 No.1 を獲得しました。
また、サポート品質が 4.9 点/5.0 点と、同レポート内で No.1 をいただき、同業他社と比較して高い評価をい
ただいております。
機能アップデートのみならず、EC のノウハウを共有するイベントやサポートも高い品質で運営できるように
努めてまいります。




フューチャーショップは今後も環境の変化をとらえ、成長しつづける E コマースのために、しなやかに変化し、
フレンドリーに伴走します。
会社概要

■ 株式会社フューチャーショップ
フューチャーショップが提供する futureshop(https://www.future-shop.jp/)シリーズは、未来に向けたコ
マース戦略を創造する SaaS 型 EC サイト構築プラットフォームです。
国内向け futureshop は CMS 機能 commerce creator で高いデザインカスタマイズの自由度と更新性を実現
している他、ロイヤルティマーケティングに取り組める豊富な機能を有しています。オムニチャネル対応には
実店舗と EC の顧客統合を行い、さらにきめ細やかなデジタルマーケティングを目的とした、O2O を実践する
ポイント統合、実店舗在庫表示機能も備えた「futureshop omni-channel」がご利用いただけます。
また、プラットフォーム自体の機能が充実しているだけでなく、他システムとも多数連携し、柔軟性や拡張
性にも優れています。“売上を創る E コマースプラットフォーム”を目指し、プロユースに応える高機能である
ことにこだわり、EC 事業者さまの「やりたいこと」にとことんお応えします。


代表者 代表取締役 星野 裕子
所在地 大阪府大阪市北区大深町 4 番 20 号グランフロント大阪 タワーA 24 階
設立 2010 年 3 月 (株式会社フューチャースピリッツより分社)
 電子商取引(E コマース)支援サービスの提供
事業内容
 SaaS 型 EC サイト構築プラットフォーム「futureshop」企画・運営・開発
URL https://www.future-shop.jp/


■ 株式会社コマース One ホールディングス
代表者 代表取締役 岡本 高彰
所在地 東京都千代田区四番町 6 番地 東急番町ビル
設立 2006 年 8 月
URL https://www.cm-one.jp/

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