インフォネット子会社のアイアクトとクラウドCTIのコムデザインがOpenAI社ソリューションのコールセンター活用に向けて技術提携

2023 年 11 月6日


会 社 名 株 式 会 社 イ ン フ ォ ネ ッ ト
代表者名 代表取締役社長執行役員 日下部 拓也
(コード番号:4444 東証グロース)


インフォネット子会社のアイアクトとクラウド CTI のコムデザインが

OpenAI 社ソリューションのコールセンター活用にむけて技術提携



株式会社インフォネット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員 日下部拓也、証券コー

ド:4444、以下インフォネット)の子会社である、AI 検索「Cogmo Search(コグモ・サーチ)」を提供す

る株式会社アイアクト(東京都千代田区、https://www.iact.co.jp/、以下アイアクト)は、コールセン

ター向けクラウド型 CTI「CT-e1/SaaS」を月額サービスで提供する株式会社コムデザイン(東京都千

代田区平河町、代表取締役社長:寺尾憲二、以下コムデザイン)と共に、ChatGPT で有名な OpenAI

社が提供する各種ソリューションのコールセンターでの活用にむけて技術提携を行います。これによ

り、「CT-e1/SaaS」を利用することで、コールセンターでも期待が寄せられている OpenAI 社の提供

ソリューションを手軽に活用することを目指します




■意義

大規模言語モデル(LLM)技術の急速な発展により登場した「ChatGPT」を筆頭として、音声認識

モデルの「Whisper」など、OpenAI 社が提供するソリューションにはコンタクトセンターでの利用が

期待される高機能なソリューションが存在します。これらは同社が公開している API によって連携利

用できますが、開発作業が求められます。これに対して、ユーザー企業が抱える IT 人材の不足などに

より、コールセンターでの業務活用は容易とは言えません。また OpenAI 社が提供するソリューショ

ンはコールセンターでの利用を念頭におかれたものではなく、コールセンターで利用されるシステム

と連携および活用にはシステムの柔軟性とコールセンターのニーズに則した開発が求められます。

それに加え、AI 技術の活用は社会的にも初期段階となり、業務活用のために適切なアドバイスをお

こなえる AI 分野のエキスパートの存在が不可欠と言えます。

OpenAI 社が提供する先進的なソリューションのコールセンター活用にむけて、これらの要求を満た

せる存在が求められていました。



■技術提携の背景

両社は OpenAI 社のソリューションをユーザー企業が手軽に利用するために、いち早く対応を進め
ております。コムデザインは OpenAI が提供する音声認識モデル「Whisper」との連携利用を同社の高

度な音声加工技術により実現しています。これにより「CT-e1/SaaS」を利用することで手軽に

「Whisper」を利用できます。アイアクトは OpenAI が提供する「ChatGPT」をコールセンターで利

用できるように、同社が提供する AI 検索「Cogmo Search」と連携させ活用するサービス提供を既に

開始しており、採用実績も出ております。そして、「CT-e1/SaaS」の音声認識機能と AI 検索

「Cogmo Search」は機能連係が実現しており、コールセンターにおいて統合的な価値提供を実現して

います。

両社のスピード感のある OpenAI 社のソリューションへの対応に加え、コムデザインが持つコール

センターに欠かせない電話および音声データに関連する技術力と専門性の高さと、AI 分野のエキスパ

ートのアイアクトが持つ深い造詣と技術力から、この度の取り組みをおこなうパートナーとして最適

であると判断し、この度の技術提携が実現しました。



■提供機能と今後の展望

OpenAI 社のソリューションを活用したコールセンターのニーズを満たす機能の展開を進めてまいり

ます。それらは、「Cogmo Search」および「CT-e1/SaaS」から手軽に利用できることを目指します。

例としては下記となります。



・回答提案

「Cogmo Search」の検索対象となる情報を要約して、回答文の提案をおこないます。これにより、コ

ミュニケーターの応対品質の向上や均一化が期待されます。



・応対内容要約

コールセンターにおける顧客とコミュニケーターの対話内容を要約します。これにより、電話応対後

の後処理時間の短縮や応対記録の均一化が期待されます。



これらの機能は順次展開してまいります。



※本件が業績に与える影響は軽微ですが、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示いたし

ます。



■ 「Cogmo Search(コグモ・サーチ)」

AI を活用したファイル検索エンジン。言葉の揺らぎを吸収し、単語だけではなく、自然言語での検索
が可能。更に、検索文とファイル文書の関連性を学習させ、検索結果を最適化できる特徴があり、旧
来の検索システムでは実現できなかった検索を提供します。
URL:https://www.iact.co.jp/products/cogmo_search.html
AI で解決 Cogmo シリーズ URL:https://cogmo.iact.co.jp/
■株式会社アイアクト
Web 制作 30 年。顧客課題やニーズに応える提案・コンサルティングと確かなプロジェクトマネジメン
トを強みに、大規模 Web サイトの構築・運営を得意とします。 加えて、IBM Watson 7 年以上の経験
をベースに、AI チャットボット・AI 検索のプロダクト開発、サービス提供を行っており、既存の
Web 制作を進化させる価値提供を行っています。
URL: https://www.iact.co.jp/



■「CT-e1/SaaS」について
「CT-e1/SaaS」は、コムデザインが提供するクラウド型 CTI サービスです。低コスト・専用設備不要
といったクラウド型サービスのメリットに加えて、機能の網羅性の高さや、導入企業ごとの柔軟なカ
スタマイズが可能という特長もあり、累計 1,550 テナント 31,000 席以上の企業に採用されています。
詳細は以下 URL をご参照ください。
URL:https://comdesign.co.jp/


■コムデザインについて
コムデザインは、2000 年に創業。2008 年からクラウド型 CTI サービス「CT-e1/SaaS」の提供を開
始。高い拡張性を持つ自社開発のアーキテクチャと利用者のニーズにきめ細かく対応可能な独自のサ
ービスモデルにより、小規模から大規模まで業種を問わずコールセンターに支持されています。近年
は CCP※として、”会話”そのものをデータ化して扱う、音声認識や会話解析などのコールセンターDX
ソリューションとの連携を促進し、コールセンターの新たな価値創造をサポートしております。
※CCP(Converged Communication Platform)とは
「CCP」とはカスタマーとコミュニケーターの“会話”を利用するコールセンターDX ソリューションの
仕様にあわせて、「音声データ」または「テキストデータ」を柔軟且つ手軽に連携することが可能な
コールセンタープラットフォームコンセプトです。


■株式会社インフォネット (証券コード:4444)
近年、様々な企業で取り組みの進むデジタルトランスフォーメーション。インフォネットでは、自社
開発の CMS や AI(人工知能)関連技術を用い、Web サイト制作を通じて、業務効率、そして将来の
事業変革へと繋がる、業務改善支援/Web マーケティング支援サービスを提供しています。自社内のプ
ロフェッショナルなスタッフが、導入コンサルティングからデザイン制作、システム開発、導入後の
運用支援まで、お客様の事業課題解決・事業成果創出を一気通貫体制で総合的に支援しています。
代 表 者 :代表取締役 社長執行役員 日下部 拓也
所 在 地 :東京都千代田区大手町 1-5-1 大手町ファーストスクエア ウエストタワー2 階
設立年月日 :2002 年 10 月 15 日
事業内容 :Web サイト構築・CMS サイト構築・システム開発・AI プロダクト開発
U R L :https://www.e-infonet.jp/


【本リリースについてのお問い合わせ先】
株式会社インフォネット IR 担当
E-Mail:investor_relations@infonet.jp

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