人工知能の安全に関する国際標準化活動について

2019 年 11 月 8 日
報道関係者各位
プレスリリース
株式会社ヴィッツ
(証券コード:4440)



人工知能の安全に関する国際標準化活動について




株式会社ヴィッツ(本社:名古屋市中区 代表取締役社長:服部 博行 以下「当社」)は、人工知能の安全活
用に関する活動の強化として、国際規格策定をする分科委員会 ( ISO/IEC JTC1 SC42) で標準化活動を開
始いたします。
国際規格策定は、国内外の有識者で構成される各分野の委員会・小委員会を構成し、必要な議論を経て
国際標準策定を行います。当社は人工知能の信頼性に関する議論をする第 3 小委員会に属し、当社が実施
した有用な研究成果を提供し、標準化を加速いたします。




近年、自動車安全運転支援機能およびスマートホームの生活支援機能など安全性を重視しなければなら
ないシステムにおいて、快適性や利便性、人の代替を目的として IoT ( Internet of Things ) や人工知能を活
用する必要に迫られています。
一方で、人工知能の悪意ある教育、暴走や誤判断により、重篤な事故につながる恐れがあります。
このような課題が認識されているにもかかわらず、人工知能の安全に関する利用方法や開発手法、また、
参照するべき国際標準は整備されていないため、次世代社会を構成するシステム開発で課題が残されてお
ります。
このような状況のなか、人工知能の国際規格を策定する分科委員会として ISO/IEC JTC1 SC42 が設立さ
れ、人工知能に関するあらゆる国際規格の策定に向けて活発な議論がすすめられています。
当社は、2008 年より安全な製品設計に対する機能安全開発事業(ハザード分析&リスクアセスメント、機能
安全設計、機能安全プロセス構築、第 3 者検証、機能安全認証取得支援)を推進してまいりました。2017 年
より開始した産学連携の研究開発事業では、人工知能搭載システムの安全性立証技術手法を構築し、すで
に人工知能安全活用ガイドラインとしてまとめ、一部を試験的に販売しております。これらの活動が業界の専
門家から評価され、人工知能の安全に関する国際規格策定への協力要請をいただいたため、この度国際標
準化活動へ参画することといたしました。


今後は、人工知能の安全に関する国際標準化への協力を行いつつ、その知見を踏まえてコンサルテーショ
ン事業を拡大いたします。安全安心な製品を皆様にお届けする支援を通じ、来るべき IoT 社会に貢献いたし
ます。
お問い合わせ
株式会社ヴィッツ
IR 担当窓口:佐藤・服部(孝) TEL: (052)-218-5018 Mail: ir-kanri@witz-inc.co.jp

3245