当社フィリピン子会社InfiniVANは、フィリピン最大の配電・小売会社Meralcoの100%通信子会社Radius Telecomsとの間で、アクセス光ファイバーの相互開放を開始

NEWS RELEASE 株式会社アイ・ピー・エス
2023 年 7月7日
各位



当社フィリピン子会社 InfiniVAN は、フィリピン最大の配電・小売会社
Meralco の 100%通信子会社 Radius Telecoms との間で、アクセス光
ファイバーの相互開放を開始

7月7日、フィリピンにおいて当社子会社 InfiniVAN, Inc.(以下「InfiniVAN」)は、マニラ首都圏や周辺
地域で事業を展開する国内最大の民間配電・小売会社 Manila Electric Company(通称 Meralco。以下
「Meralco」)の通信子会社 Radius Telecoms, Inc. (以下「Radius」)との間で、互いの所有するアクセ
ス光ファイバー(まずは一部)の相互開放に合意しました。同日、当該合意書の調印式典が開かれました。




フィリピンでは、慢性的な道路渋滞・専門人材の不足・
複雑かつ緩慢な許認可手続きなどに起因する光ケーブル敷
設工事の停滞、道路や建物内において光ケーブルを複数収
容できる共同溝やダクトの深刻な不足などにより、特にエ
ンドユーザーに一番近いアクセスネットワークにおける光
ケーブル敷設が、大きな課題になっています。

今般の合意は、両社が所有しながら未使用のアクセス光
ファイバーの一部を、相手方の希望ベースで開放していく




ものです。両社にとっては、サービス提供が可能なエリアやビルの拡大、サービス申込者への速やかな提供開
始、資産の効率的活用などのメリットがあります。

Radius は Meralco の配電網に沿って光ケーブルを敷設できる優位性を持ちます。InfiniVAN は、所有する
コアネットワークやメトロネットワークを活用しながら、これまで入れていなかった複数のエリアやビルのエ
ンドユーザーに速やかにリーチできる様になります。InfiniVAN の重点施策である法人向けインターネット接
続サービスの、顧客上乗せが見込まれます。今後は、相互開放対象のエリアやビルを積極的に拡大させる予定
です。

既存の通信事業者が単独でアクセスネットワークを敷設して排他的なサービス提供を図る傾向が強いフィリ
ピンにおいて、今般の相互開放は、通信インフラのあるべき姿に向けた価値ある新たな一歩だと考えておりま
す。InfiniVAN はフィリピン国内外で強固な通信インフラを積極的に構築し高品質な通信サービスの提供を拡
大することで、フィリピンのいち早いデジタル化を支援し、フィリピンの通信環境の改善に基づく経済社会の
発展に貢献してまいります。



社名:株式会社アイ・ピー・エス
証券コード:4390
所在地:東京都中央区築地 4 丁目 1 番 1 号 東劇ビル 8 階
代表者:代表取締役 宮下 幸治
本件に関する問い合わせ窓口:IR 課 03-3549-7719





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