スタッド事業の譲受に関するお知らせ

2015 年 9 月 30 日
各 位
カーリットホールディングス株式会社


スタッド事業の譲受に関するお知らせ

カーリットホールディングス株式会社の連結子会社である並田機工株式会社は、アジア
技研株式会社より同社のスタッド事業を譲り受けることといたしましたので、お知らせい
たします。
なお、本事業は、並田機工株式会社傘下に 100%子会社である新会社を設立し承継いたし
ます。





1.事業譲受の目的
当社グループは、3年後に迎える創業100周年に向けた中期経営計画「礎100」を
策定し、今年度よりスタートしました。「礎100」は次の100年企業となるための礎と
なる事業基盤の確立を目指すものであり、基本戦略として成長基盤強化、収益基盤強化、
グループ経営基盤強化の3つを掲げ取り組んでいます。
今般の事業譲渡により、新たにスタッド市場を事業領域に加え、アジア技研株式会社が
築いてきたブランド価値を活かしながらグループ海外拠点を活用した一層の販路拡大、産
業用部材事業の基盤強化、拡大を目指してまいります。


2.本件の概要
(1)事業の内容
スタッド及び溶接機械製造販売等
(2)従業員
19 名


3.事業を譲渡する会社の概要
(1) 名 称 アジア技研株式会社
(2) 所在地 北九州市小倉北区西港町 72 番地 39
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長 溝口純一
(4) 事業内容 スタッド及び溶接機械製造販売等
(5) 資本金 5,556 万円
(6) 設立年月日 平成6年2月7日
(7) 平成 27 年3月期売上高(実績) 4 億 6,879 万円
4.設立する新会社の概要(譲り受け会社)
(1) 名 称 アジア技研株式会社
(2) 所在地 大阪市大正区小林西一丁目 13 番 13 号
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役会長 木村昌利
(4) 事業内容 スタッド及び溶接機械製造販売等
(5) 資本金 1,000 万円
(6) 設立年月日 平成 27 年9月 16 日
(7) 株主構成 並田機工株式会社 100%
(8) 役員構成 代表取締役会長 木村昌利
社 長 溝口純一
取締役 安藤光男
取締役 中山 明
監査役 大城勝己


※参考:並田機工株式会社の概要
(1) 名 称 並田機工株式会社
(2) 所在地 大阪市大正区小林西一丁目 13 番 13 号
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役会長 木村昌利
(4) 事業内容 各種耐火・耐熱金物、公害防止機器部品の製造販売等
(5) 資本金 3,300 万円
(6) 設立年月日 昭和 55 年6月 25 日


5.事業譲受の日程
平成 27 年 10 月 1 日 事業譲受予定


6.今後の業績への影響見通し
当期の連結業績に与える影響は軽微であると考えております。




以上




【本件に関する問い合わせ先】
カーリットホールディングス㈱ 広報部 Email:pr@carlit.co.jp
FAX:03-6893-7050
TEL:03-6893-7060
【スタッド溶接とは?】
スタッド溶接とは、コンデンサーに充電した電荷を、極めて短時間にスタッドと母材との
間に放電し、スタッドの先端部に発生したアーク(火花)によって薄い金属板に対しても穴
を開けずに瞬間的に溶接する方法で、溶接痕や熱影響を殆ど与えないのが最大の特徴です。
この溶接に使用するスタッドとは、スタッド溶接専用のボルトであり、先端には独自のナ
ーベル(突起)を設け、これがアークの導火線の役割を果たします。




スタッドボルト スタッドボルト
スタッド溶接ガン
(ストレートタイプ) (フランジタイプ)




【アジア技研はどんな会社?】
アジア技研は、スタッド溶接の中でも CD スタッドと呼ばれる溶接方法を得意とする会社
です。この CD スタッドは、比較的母材が薄い場合に採用され、各種制御盤やビルの外壁(ア
ルミカーテンウォール)等に主に使用される手法です。
スタッド溶接には瞬間的に放電を行うスタッド溶接機が必要ですが、アジア技研では専用
のスタッドボルトのみならず、スタッド溶接機そのものの製造も行っており、注文一つでス
タッド溶接に関する工程をすべて請け負うことができる会社といえます。




スタッド溶接機 スタッドガンを用いた工事




【最後に】
スタッド溶接は、橋梁から自動車、電機業など様々な工事・製造に使われます。その中に
は、並田機工が得意とする製鉄所・プラントも含まれ、同社とのシナジー効果が期待できま
す。
また同社の海外営業所を活用することにより、スタッド事業の領域拡大を目指してまいり
ます。

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