富山県立山町での水平リサイクル実証実験の開始に関するお知らせ

2024 年4月 11 日
各 位
会 社 名 竹 本 容 器 株 式 会 社
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 竹本 笑子
(コード番号:4248 東証スタンダード市場)
問 い 合 わ せ 先 執行役員 経営企画室長 戸 田 琢 哉
(TEL. 03-3845-6107)

富山県立山町での水平リサイクル実証実験の開始に関するお知らせ

当社は、水平リサイクルの実現へ向けた実証実験に関しまして、富山県立山町のご協力をいた
だき、富山県立山町内の小学校に使用済み化粧品PETボトル容器の回収ボックスを設置いたし
ましたのでお知らせいたします。
本事業の詳細については、添付資料をご参照ください。



以 上
富山県立山町で実施する
水平リサイクル実証実験について
「ボトルtoボトル」
水平リサイクル実証実験について
水平リサイクルとは、
使用済み製品を原料として、 同一用途の製品へ再生する
リサイクル前と後で用途を変えない資源循環

竹本容器のご提案する水平リサイクルは
化粧品の『ボトル to ボトル』による
不要となったボトルを再生ボトルとして循環する取り組みです



リサイクル



ボトルからボトルへ循環


使用・消費
使用済みボトル 新しいボトル




回収対象
化粧品で使用されたPETボトルを回収します


実証実験期間
2024年4月から2025年3月(1年間予定)


実験対象ボトル回収先
回収先に関しましては、立山町内の小学校6校を予定




実験対象ボトル回収方法
回収Boxを賛同いただいた小学校へ当社が準備し設置

回収は基本週1回を予定





回収提案内容


重量測定 分別 保管
化粧品・
トイレタリーの 色や異素材品などの 規定量ごとに
弊社事業所へ 分別を リサイクル リサイクルを
使用済み おこないます おこないます
運搬 対象ボトル
ボトルの回収




各ご家庭で
ボトルを分別 各学校へ
回収 BOX を設置
いただき
対象のボトルを
お持ちいただく
リサイクル
工程へ

リサイクルし難い製品が入っていた場合、
各学校へ情報をフィードバック
リサイクル可能なボトルの
学習につなげていく




詳細は P.6-7 を
ご覧ください





【実証実験】ボトル回収フロー

各ご家庭




内容物が残っていない状態
化粧品 内容物を使い終わってか
・ ラベル・シュリンクを剥がす
らキャップ、ポンプを外す 使用済みボトルの中を水洗いして、 ※ 印刷付のボトルも回収対象
乾かす




当社事業所へ運搬



ボトルを分別・保管
リサイクル工程へ 各学校設置BOXにて回収


竹本容器 学校


【実証実験】ボトル回収条件
■ ボトルに内容物が残っていない状態にする。
■使用済みボトルの中を水洗いして乾かす。
■潰せるボトルであれば、潰す。(潰さなくても可)



化粧品 スキンケア
・ ボトル本体 無着色 印刷
上段すべてに 無色透明・半透明 情報やデザインが
洗顔料・化粧水・乳液
容器底面 着色
該当するPETボトル クリーム・美容液など
素材自体に色のついた
ボトルに直接印刷されている

半透明・不透明
ヘアケア ボディケア
・ 剥がしてください
シャンプー・コンディショナー ラベル・シール
ボディソープ
ラベルやシールをはがすと
ボディクリーム・整髪料など
塗装 無地のボトルになる
口部が透明になっている
その他 シュリンク加工
台所用洗剤・洗濯洗剤 巻かれたシュリンクをはがすと
柔軟剤・入浴剤など 無地のボトルになる




回収できる ❶ ❷ ❸ ❹ ❺
ボトルの 回収対象となる ボトルと ボトル底面の ボトルの パッケージ
チェックポイント 商品 キャップ・ポンプ 形状確認 色・質感 デザイン


上記以外の商品 キャップ・ポンプ 蒸着 ホットスタンプ
下段にひとつでも 金や銀などメタリックな 金や銀などメタリックな
食品・飲料 容器底面 色・質感の塗装 色・質感の印刷
該当するボトル 飲料ペットボトル
醤油やサラダ油のボトルなど

パック類
たまごケース
食品トレー・お弁当容器など

その他
医薬品・消臭剤・芳香剤
漂白剤・塩素系の洗剤容器
内容物が入っているもの 取り外してください



メカニカルリサイクル工程
回収されたボトルと当社工場内PET廃材を合わせて、再生原料化します
使用済み化粧品・トイレタリー PETボトルを、メカニカルリサイクルにより再生PET原料化します。
リサイクル工程は、食品・飲料用PETボトルと同じ工程になります。




分別 粉砕・洗浄 異物除去 フレーク
色や異素材品などの分別をおこないます。 ボトルを粉砕し、アルカリ洗浄します。 混入してしまった PETボトルを粉砕・洗浄し
PET以外の材質を比重で分けます。 小片に加工されたものです。




回収品の色の割合に応じて
完成するペレットの
色味は変動いたします。



完成 固相重合 異物除去・ペレット化
再生PET原料になります。 真空、高温の状況下で フレークを一度溶かして異物除去し、
不純物の除去、除染をおこないます。 小さな粒状(ペレッ に加工します。
ト)


出典:ウツミリサイクルシステムズ社 HP より
(食品・飲料用 PET ボトルを参考) 6
【実証実験】再生PET原料を使用した容器の成形
当社にて再生原料を使用した容器成形をいたします
メカニカルリサイクルにより再生PET原料化した材料を使用して、ボトル成形を行います。




Takemoto



Takemoto




再生PET原料の品質確認 再生PET原料を使用して 二次加工により製品化
色・外観  物性 成形したボトルの評価 ラベル・シ リンク

化粧品・トイレタリーボトルのリサイクルボトルは、 成形性  色・外観 再生ボトルとして商品に戻ります
飲料ボトルとは異なり無色ではありません。 品質  加工適性
(回収されたボトルの色味により変化いたします)




水平リサイクルによる再生PET原料は、
石化原料の使用を抑え、
CO₂排出量の削減と
資源循環を実現する原料素材です。


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