経営ビジョンNext10(2030)及び中期経営計画(2024)の概要について

2022 年2月 10 日
各 位
会 社 名 大 倉 工 業 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長執行役員
神田 進
(コード番号 4221 東証第 1 部)
問 合 せ 先 取締役執行役員
コーポレートセンター財務・経営管理部長
福田英司
(TEL 0877-56-1111)
経営ビジョン Next10(2030)及び中期経営計画(2024)の概要について


前中期経営計画は、次の10年に向けた経営ビジョンNext10「要素技術を通じて新たな価値を創造し、お客様から
選ばれるソリューションパートナー」を設定し、「お客様の価値向上と社会課題の解決に貢献し、事業を通じて社
会・環境価値を創出する」ことを目指しその第1ステージとしてグループの土台作りを目指してきました。
財務目標においては、最終年度の2021年は売上高目標930億円に対し884億円と未達でしたが、営業利益目標48億
円に対し51億円と達成することができました。また、財務体質の健全化を進め実質無借金経営となりました。
中期経営計画(2024)策定にあたり、新型コロナウイルス感染症の影響、世界的な脱炭素社会への加速などによる
外部環境の激変に対応するため、Next10を改訂し期間を2030年までとしました。中期経営計画(2024)はNext10の第
1ステージである前中期経営計画に引き続き「土台作り&基盤強化」の第2ステージと位置付けました。

Next10(2030)及び中期経営計画(2024)の基本方針
Next10(2030)では「事業ポートフォリオの深化」を掲げ社会課題の解決、お客様の価値向上を目指して当社のビ
ジネスモデルを変革します。中期経営計画(2024)では「事業ポートフォリオの高度化」に向け、成長市場・分野へ
の投資を拡大し、基盤事業である生活サポート製品群は環境貢献を切り口として再定義することで成長を目指しま
す。
また、「人ひとりを大切に」「地域社会への貢献」「お客様を第一に」という当社グループの経営理念の下、
「社会から信頼される企業グループであり続ける」をサステナビリティ基本方針として、環境・社会・ガバナンス
を重視したESG経営に事業活動を通して取組むことで持続的な成長と企業価値の向上を実現します。

中期経営計画(2024)における事業セグメント別基本方針
合成樹脂セグメントでは、既存分野において、社会課題、急激な環境変化への即応として環境貢献製品を拡充し、
成長分野では高機能製品の提供に注力していきます。
新規材料セグメントでは、テレビ・スマートフォンなどの表示体市場において、今後大画面化、高輝度化に対応
するフィルムの生産能力増強を図ります。また、車載・ハイエンドディスプレイ分野での事業拡大を機能性フィル
ム・加工ソリューションの提供により実現します。
建材セグメントでは、環境貢献製品であるパーティクルボード製品のフル生産フル販売により売上高を増加させ
ます。さらに環境負荷を低減する製品の拡大、ウッドプラスチックの上市を図ります。
その他事業では、引き続き各事業子会社が地域に密着したそれぞれの戦略により拡販を図るとともに、利益体質
を強化させていきます。

中期経営計画(2024)における投資に係る基本方針
中期経営計画(2024)の3ヶ年で合計250億円の投資を計画し、戦略投資と成長投資が65%を占めます。主な投資と
しては、大型用光学フィルム生産能力増強、海外製造拠点設立、高機能フィルム製造設備導入、環境事業投資、環
境貢献フィルム製造設備増強、CO2削減推進を行います。




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中期経営計画(2024)における数値目標(連結)
(1) セグメント別売上高 (百万円)

2021 年実績 2024 年計画 増減額 増減率

合成樹脂事業 47,785 53,000 5,214 10.9%

新規材料事業 11,813 15,500 3,686 31.2%

建材事業 10,512 13,000 2,487 23.7%

その他関連事業 1,158 2,500 1,341 115.8%

連結合計 71,270 84,000 12,729 17.9%
※ 2021 年実績は「収益認識に関する会計基準」を適用し、㈱オークラハウス、㈱オークラプレカットシステムの
売上高をその他関連事業から建材事業に変更した場合の数値です。


(2) セグメント別営業利益 (百万円)

2021 年実績 2024 年計画 利益率 増減額 増減率

合成樹脂事業 4,267 5,000 9.4% 732 17.2%
新規材料事業 2,373 2,400 15.5% 26 1.1%

建材事業 591 800 6.2% 208 35.2%

その他関連事業 166 400 16.0% 233 139.8%
全 社 △2,276 △2,400 - △123 -

連結合計 5,123 6,200 7.4% 1,076 21.0%
※ 2021 年実績は㈱オークラハウス、㈱オークラプレカットシステムの営業利益をその他関連事業から建材事業に
変更した場合の数値です。


(3) 設備投資など




戦略投資(M&A 含む)
・海外製造拠点建設
・高機能フィルム製造設備導入
・環境事業投資


成長投資、環境・省エネ投資
・大型用光学フィルム生産能力増強
・環境貢献フィルム製造設備増強
・CO2 削減推進




※なお、Next10(2030)及び中期経営計画(2024)の詳細につきましては、別途、当社ホームページ等に
開示する予定です。
以 上



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