Japan Energy Capitalファンドを通じたNatel Energy社への投資実行のお知らせ

報道関係各位
プレスリリース
2023年4月26日
ENECHANGE株式会社


魚にとって安全な水車・水力発電のSaaSソリューションを提供する
Natel Energyへ脱炭素テックファンドを通じて出資

ENECHANGE(エネチェンジ)株式会社 (本社:東京都中央区、代表取締役CEO:城口洋平)は、JAPAN ENERGYファンド(
JEF)が運営するジャパンエナジーキャピタルによる「脱炭素テックファンド」を通じて、Natel Energy に出資しましたのでお知
らせします。

Natel Energyは、米国を拠点とする持続可能なエネルギー企業で、魚に安全な独自設計の「Restoration Hydro Turbine」
と、SaaSソリューション「Hydro Forecast」を提供しています。




画像はイメージです:©︎Natel Energy


▪️背景
ネットゼロを達成するためには、再生可能エネルギーへの転換によるエネルギーシステムの脱炭素化が最も重要です。2020
年に発表された日本の「グリーン成長戦略」では、再生可能エネルギーとして太陽光、洋上風力、地熱が重視されていますが
※、水力発電は多様なエネルギーミックスの一部として未開拓の可能性を秘めています。水力発電と風力や太陽光を組み合
わせることで、信頼性を損ねることなく、送電網の脱炭素化を実現することができます。Natel Energyの技術では、コンパクト
かつ魚に安全な水力タービンを持ち、設備投資と運用コストを大幅に削減することで、水力発電の主な欠点に対応していま
す。

2021年、Natel EnergyはBreakthrough Energy Venturesを含む投資家からシリーズBで20M USDの資金を得ました。以
来、米国と欧州でタービン技術の導入とテストを行い、コンゴ民主共和国での展開に向けたタービンの設計契約を締結してい
ます。この素晴らしい技術と強力な支援者を考慮し、当社ではNatel Energyが日本の脱炭素化を支援する真の機会を提供し
てくださると考えます。

*「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」
https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/ggs/index.html
▪️Natel Energyの技術について
Natel Energyの低・中水頭水力発電ソリューションは、電力需要の変動に合わせて増減できる、迅速な配分が可能な発電資
源です。魚が安全に下流を通過できる「Restoration Hydro Turbine」(RHT)を含むNatel Energyの持続可能な開発アプロー
チは、同社のデジタル流水予測サービス「Hydro Forecast」と組み合わせることで、流域の機能統合を維持しながら効率を最
大化することができます。

▪️Natel Energyについて
Natel Energyは、健全な河川を支える近代的で持続可能な水力発電と、水資源管理を改善する正確でタイムリーな意思決定
ツールによって、エネルギー転換を加速させています。Natel Energyは、魚に安全な高性能水力発電タービン設計と、高精度
なAI搭載のウォーターインテリジェンスソフトウェアが中核のイノベーションとなっています。これらの技術を応用して、既存の水
力発電所のアップグレードや、世界各地で新しい低環境負荷のプロジェクトを開発することで、気候変動や生物多様性の損失
を緩和するように設計された課題解決で、環境保護に取り組んでいます。Natel Energyは、米国カリフォルニア州アラメダにあ
る株式非公開企業です。
URL:https://www.natelenergy.com/


ENECHANGE株式会社 代表取締役CEO 城口洋平からのコメント
JAPAN ENERGYファンド(JEF)を通じてNatel Energyに投資できることをうれしく思います。水力発電システムの分野におけ
る彼らの技術的専門知識は素晴らしく、その技術は大幅なコスト削減を通じて新たな機会を提供しています。Natel Energyが
加わったことで、JEFの投資先が広がり、脱炭素化に貢献できるベンチャー企業へ継続的に投資できることはとても喜ばしいこ
とです。



▪️脱炭素テックファンドの概要

ファンド名称 Japan Energy Capital 2号ファンド(英名:Japan Energy Capital 2 L.P.)

通称:脱炭素テックファンド

設立年月日 2021年9月30日

投資方式 キャピタルコール方式

投資対象 脱炭素分野の海外エネルギーベンチャー企業

ファンド規模 50百万USドル(目標)

運用期間 2031年9月まで

無限責任組合員 Japan Energy Capital 合同会社

有限責任組合員 ENECHANGE株式会社
※2022年12月1日現在 BIPROGY株式会社(旧 日本ユニシス株式会社)
東芝エネルギーシステムズ株式会社
三井住友信託銀行株式会社



■ENECHANGE株式会社

ENECHANGE(エネチェンジ )は、「エネルギーの未来をつくる」をミッションに掲げ、脱炭素社会をデジタル技術で推進する脱
炭素テック企業です。2015年創業、2020年東証マザーズ(現 東証グロース)に上場(証券コード4169)し、「エネルギーの4D
(自由化・デジタル化・脱炭素化・分散化)」分野でのSaaS事業を中心に急成長を実現しています。当社のルーツは、自由化先
進国のイギリス・ケンブリッジでの電力データ研究所にあり、エネルギーデータの解析技術とグローバルなネットワークが特徴
です。

名称  :ENECHANGE株式会社
所在地 :〒104-0031 東京都中央区京橋3−1−1 東京スクエアガーデンWeWork内14階
URL  :https://enechange.co.jp

■報道関係のお問い合わせ先

ENECHANGE株式会社 広報
Mail:pr@enechange.co.jp


このプレスリリースは、ENECHANGE株式会社、BIPROGY株式会社、東芝エネルギーシステムズ株式会社、三井住友信託
銀行株式会社による投資運用サービスの提供や特定の投資商品の勧誘を目的としたものではありません。ENECHANGE株
式会社、BIPROGY株式会社、東芝エネルギーシステムズ株式会社及び三井住友信託銀行株式会社は、本プレスリリースを
通じて、上記ファンド等への投資勧誘を行うものではありません。

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