シンジェンタ社との新規種子処理技術におけるグローバルライセンス契約の締結に関するお知らせ

2018 年 2 月 26 日
各 位
会 社 名 日 本 曹 達 株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 石 井 彰
(コード番号4041 東証第一部)
問合せ先 総務グループリーダー 竹 内 哲
(TEL 03-3245-6053)




シンジェンタ社との新規種子処理技術における
グローバルライセンス契約の締結に関するお知らせ


当社とシンジェンタは、主要農作物における、新規の種子処理技術によるピシウム病防除のため
に、当社が開発した新規農薬原体「ピカルブトラゾクス」の製品開発・登録を推進するグローバル
ライセンス契約を締結いたしました。

「ピカルブトラゾクス」は、新規骨格のテトラゾリルオキシム系殺菌剤で、新規の作用機構と
推定され、ピシウム属菌に優れた効力を示します。 シンジェンタの種子処理によるピシウム病防除
技術に「ピカルブトラゾクス」を組み合わせることにより、効果的な病害防除管理が可能になり
ます。

シンジェンタ・シードケア・グローバルヘッドのイオアナ・チューダー氏は、次のように述べて
います。 「日本曹達が、この優れた技術を世界の種子産業や農家にもたらすために、シンジェンタ
と提携したことを嬉しく思います。 新規の作用機構をもつ「ピカルブトラゾクス」により、トウ
モロコシ、大豆、なたね、麦類およびその他の作物における、 シンジェンタのピシウム病防除
ポートフォリオが強化されるでしょう。」

種子処理用途としての「ピカルブトラゾクス」の最初の登録は、2019 年の米国およびカナダでの
取得を予定しています。


以 上




【新規殺菌剤「ピカルブトラゾクス」について】

当社は、新規農薬原体「ピカルブトラゾクス」を含有する殺菌剤の国内農薬登録を、2017 年に取得
いたしました。 同殺菌剤は日本国内において、「ナエファイン」「ピシロック」「クインテクト」と
いう製品名で販売を開始しております。
当社は、引き続き効力に優れ、安全性が高く環境に配慮した農薬の開発を通じて、食糧安全保障と
持続可能な農業に貢献してまいります。





【日本曹達について】

日本曹達は、1920 年の創業以来、独自の技術とノウハウを蓄積し、農業、医薬品、特殊化学品など
多岐にわたる分野で高機能・高付加価値の化学製品を提供してまいりました。 また、化学物質を
取り扱う企業として、レスポンシブル・ケアの考え方を常に意識し、環境、安全、健康に配慮した
事業活動を行ってまいりました。 これからも革新的な技術や製品を通じて、 次世代の夢を実現する
豊かな社会の構築に貢献いたします。
詳細は、 http://www.nippon-soda.co.jp/ をご参照ください。



【シンジェンタについて】

シンジェンタは、アグリビジネスのリーディングカンパニーです。 数百万の生産者が限りある
資源を有効利用できるよう支援することにより、世界の食料安全保障の向上に貢献しています。
ワールドクラスの科学と革新的クロップソリューションを通じて、世界 90 カ国以上で 2 万 8,000
人超の社員が作物生産の変革に取り組んでいます。 私たちは、劣化した土地の回復、生物多様性の
促進、および農村地域社会の活性化をコミットしています。 更に詳しい情報は、
http://www.syngenta.com/ 、www.goodgrowthplan.com および http://www.syngenta.co.jp (日本語)
でご覧ください。 またはツイッター www.twitter.com/syngenta でシンジェンタをフォローして
ください。 また、シンジェンタ・シードケアの詳細は、 https://www.syngentaseedcare.com/ を
ご覧ください。





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