旅行意欲を高める24の兆しと全国の事例48選、新しい時代に対応する観光復興ガイド2022を公開

Press Release
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報道関係各位
2021 年 12 月 23 日
株式会社 PR TIMES

旅行意欲を高める 24 の兆しと全国の事例 48 選、
新しい時代に対応する観光復興ガイド 2022 を公開
- 「繋がり旅」「○○レトロ」「ウェルネス」…旅先に求められる体験を SNS 分析から示唆する観光復興ガイド第三弾 -

2021 年は年始から緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などで、人々にとっては観光しづらく、観光事業
者にとっては厳しい状況が続きました。
私たちは観光事業者が次どんな企画を立てれば良いか、社会の声を元に考えていただけるよう、今年 3 月~
11 月に SNS 上で発信された「旅行」
「旅」「観光」を含む投稿*(2018 万 2690 件)を分析してみました。
すると、不安に関する投稿は減り(2020 年比-36.4%)
、期待に関する投稿が増加(2020 年比+7.5%)して
いることがわかりました。その分析から見える兆しと、その事例をガイドにまとめています。2022 年の取
り組みを考えている観光事業者や、旅行に行きたいと考えている皆さまにとっても、新しい時代に向け
て、どんな旅行が良いか考えるきっかけにしていただけるガイドになっています。




『新しい時代に対応する観光復興ガイド 2022 -全国の事例 48 選-』
資料ダウンロードはこちらから:https://www.tbwahakuhodo.co.jp/uploads/2021/12/tourism-restoration-ver3_2022pdf.pdf
(出典表記をいただければ、資料の全部または一部を企画書などにご利用いただけます。※画像は除く)
観光復興ガイドに関するお問い合わせはこちらから:https://tayori.com/f/kankofukkoguide

何に気を付け、どんな企画を作ることが観光事業者に求められているかを知り、実際に企画を作り出していく
ことができるガイドを作りました。SNS 分析を通じて分かった 24 のキーワードで表す旅行意欲を高める兆しを、
各2件ずつ計 48 件の事例とともに解説しています。

株式会社 TBWA HAKUHODO(本社:東京都港区、代表取締役社長兼 CEO: 今井明彦)と、株式会社 PR TIMES
(本社:東京都港区、代表取締役:山口拓己、東証一部:3922)、一般社団法人 FUKKO DESIGN(本社:東京
都渋谷区 代表理事:河瀬大作)、株式会社 TABIPPO(本社:東京都渋谷区、代表取締役:清水直哉)、
READYFOR 株式会社(本社:東京都千代田区、代表:米良はるか)は、2021 年 12 月 23 日(木)、『新しい時
代に対応する観光復興ガイド 2022-全国の事例 48 選-』を 5 社合同で発表いたしました。

第三弾となる今回はこれまでの観光復興ガイドに対する事業者からのご意見を元に、それぞれの兆しに対する
事例紹介を充実させ、一層実践に向けた指南書に活用できるようクラウドファンディングの取り組み方を
READYFOR 社に紹介いただいています。
新しい時代に向けてこれまでに実施された取り組みを参考に、具体的に兆しの活用をイメージいただけるよう
になっています。
SNS 上の声の分析を重視、2022 年への展望を描くための観光復興ガイド第三弾
今回発表する観光復興ガイド第三弾では、これまでの第一弾・第二弾以上に SNS 上の投稿からの分析を重視し、
旅行者の旅に対する考え方の変化をリアルに読み取っています。

2021 年の旅行に対する SNS 上の投稿で
特徴的だったのは、不安の減少と期待の
増加です。2020 年と 2021 年とで不安に
関 す る 投 稿 は -36.4% と 減 少 し た の に 対
し、期待に関する投稿は+7.5%と増加し
ています(*)。
話題別に見ると旅の目的に関する投稿
が+10.6%と増加しており、『どんな体験
をしたいか』という具体的な旅の目的を
投稿する人が目立ってきています。
そんな人々が求める旅の目的を「旅行
意欲を高める 24 の兆し」にまとめて紹介
しています。また、具体的な施策につい
ても、24 の兆しに対して各 2 件ずつの 48
件の事例を紹介しています。兆しが表す意味を実際の事業者が実施した企画を知ることで、ガイドをお読みいた
だいた事業者の皆様が、よりイメージしやすく企画に落とし込むことができるようになっています。
また、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」が保有するプレスリリースデータから観光事業者の発信に関
する傾向を分析しています。プレスリリースデータからは旅行者の声だけでなく、実際に事業者が実施した施策
の傾向を知ることができますが、今回紹介している事例は実際の反響が大きかったプレスリリースを中心に選出
しています。

そして、年明け間もなくの緊急事態宣言の再発令に始まり 1 年を通じてコロナ禍にあった 2021 年から、本ガ
イドを通じて 2022 年以降の取り組みを生み出すために役立ててほしいという思いを込めて、第三弾のガイドの
名称を『新しい時代に対応する観光復興ガイド 2022-全国の事例 48 選-』としました。

(*)対象期間:①2020 年 3 月 1 日~2020 年 11 月 30 日、②2021 年 3 月 1 日~2021 年 11 月 30 日
集計対象:「旅行」「旅」「観光」を含む Twitter 投稿 ①2040 万 3272 件、②2018 万 2690 件


24 の兆しと事例の一部紹介
今回の観光復興ガイド第三弾で初登場となった兆しの内、今回初めて分析にあがってきた兆しである「繋がり
旅」「早朝/深夜」について、ガイドにも掲載の事例を一部ご紹介させていただきます。一人旅から現地での繋
がりを求める「繋がり旅」、ピークタイム回避にもつながる「早朝/深夜」の活動は、いずれもコロナ禍におい
ても特徴的な兆しであると考えています。

<兆し No.9「繋がり旅」>
POINT|余白あるプログラムで参加者同士が繋がるきっかけをつくる
#つながる余白をつくる旅これからの新しい旅のスタイルをみんなで一緒に考える
https://tabippo.net/special/newtravel/
株式会社 Kabuk Style×株式会社 TABBIPO
全国 5 エリアにて、現地集合・現地解散で共に旅スル「トラベルウィーク」を実施。累計 300 名以上の参加者による専用オ
ープンチャットや、地域の方を巻き込んだ現地での交流イベントを開催しました。フリータイムや運営だけでなく参加者が企
画もできるようにするなど、あえて旅程に余白を設けることで参加者や現地の方同士の偶発的な繋がりを生み出しました。

POINT |一緒に働くことで地域とのより深い繋がりを築く
おてつたび、尾道市瀬戸田における農繁期の人手不足と観光の閑散期を“若者のお手伝い”で解決
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000036175.html
株式会社おてつたび
参加者である「地域や農業に関心のある若者」は「観光の閑散期であるゲストハウス」に長期滞在しながら「農繁期で人手
不足に悩む柑橘農家」の作業を手伝うことで、宿泊費を抑えることができます。参加者の長期滞在によって農家の人手不足と
観光客減という双方の地域課題解決を目指す取り組みです。

<兆し No.23「早朝/深夜」>




POINT|朝の自然で過ごす時間をさらに特別な体験にする贅沢な朝食
伊豆マリオットホテル修善寺 森の自然に包まれる朝を満喫するピクニック用の朝食付き宿泊プラン「 FOREST
MORNING PICNIC(フォレストモーニングピクニック)」を発売
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000757.000006521.html
森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社
宿泊日の翌朝にピクニックボックスを携えて、自分好みの朝食スポットを探しに自然溢れるリゾートが広がる構内へ向かい
ます。雪化粧を始める雄大な富士山を望むスポットや、木の葉舞うピクニックスポットなど、好みの場所で豆から丁寧に淹れ
たコーヒーや、ホテルシェフ特製サンドイッチに温かなスープ、サラダ、フルーツなどの朝食を楽しむことができます。

POINT|路地と古い建物を妖怪の出没スポットに見立て、夜しかできない楽しみ方を提案
見えないものが、見えてくる。小豆島 “迷路のまち ナイトツーリズム”妖怪美術館・妖怪 bar をはじめ夜の街を遊
びつくす
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000005189.html
小豆島ヘルシーランド株式会社
入り組んだ細い路地と古い建物を使った夜間限定の妖怪イベントを開催。明治時代の呉服屋等をリノベーションした「妖怪
美術館」(全4館)では 100 点以上の妖怪造形作品を展示しており、飲食店では妖怪をイメージした写真映え抜群のメニュー
を味わうことができます。夜ならではの怪しい雰囲気で街の魅力発信に繋げています。


「新しい時代に対応する観光復興ガイド 2022 -全国の事例 48 選-」について
SNS 分析と戦略策定に強みを持つ TBWA HAKUHODO より、生活者の会話を分析して戦略を生み出すマーケテ
ィング組織「65 dB TOKYO」や、コンサルティングユニット「Disruption®︎ Consulting」などの有志が集まり、世
間の観光に対する兆しを抽出した『新しい時代に対応する観光復興ガイド 2022-全国の事例 48 選-』をまとめま
した。
そこに、「旅」を軸とした企画開発を得意とする TABIPPO、企業とメディア、生活者をつなぐインターネット
サービス「PR TIMES」を運営する当社が情報発信を支援する形で、プロジェクトチームができています。さらに
今回から READYFOR がチームに参加し、観光事業者による企画実現に向けた、クラウドファンディング活用方法
や事例を紹介しています。

「観光復興ガイド 2022」では、SNS 上の投稿を分
析し、事業者がすでに実施してきた発表情報から見
える 24 の兆しを解説しています。ガイドをお読みい
ただくことで、観光事業者の皆様が新しい時代の旅
行者に向けた企画を作る道筋を示しています。そし
て、実際に考えた企画を実行するにあたって役に立
つクラウドファンディングの取り組み方も紹介して
います。
このガイドを読んで、企画を考え、実際にやって
みて、2022 年に向けて一歩を踏み出すきっかけにな
れば幸いです。


プロジェクトチームからのメッセージ
プロジェクト発起人:一般社団法人 FUKKO DESIGEN 理事 木村充慶
企業や行政、団体などの有志が集まって復興をお手伝いする一般社団法人
FUKKO DESIGN の理事の木村です。
前回から 1 年近く経ちましたが、ようやく「観光復興ガイド」の第三弾を発表
できました。
今年 1 年間は緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が続き、多くの人が旅行が
できない状況でした。それでも観光に関する意向は減ることなく常に高い水準で
した。
また、厳しい状況の中でも新しい取り組みを始めている事業者も少なくありま
せんでした。 「コロナがあったからこそ新しいチャレンジができた」と話す事業
者がいたのは驚きでした。
厳しい状況にいる事業者はたくさんいますが、今後に向けて何かし始めたいと
思う人が少しでもいる限り、その人たちに寄り添えるものができないかと思い、
チームのメンバーと議論してきました。
今回からの新たなメンバーも入り、分析はもちろん行動につなげるための方策まで様々な情報を新しく盛り込みました。こ
のガイドを使ってよりよい取り組みを考え実践してもらえれば幸いです。

TBWA HAKUHODO メンバー一同
コロナ禍の観光業界で頑張る方のために、役立つガイドを作
りたい。そんな有志を持ったメンバーが作った「観光復興ガイ
ド」は前回の第二弾公開(2020 年 12 月)から1年が経ちまし
た。この1年、私たちはこのガイドを片手に全国の観光事業者
の方々と対話を重ねてきました。その結果わかったのは、観光
業界にとって非常に厳しい年となった 2021 年、事業者のみなさ
んは試行錯誤を重ねながら新しい取り組みをはじめていること
でした。そして、それらの取り組みの中には私たちがこれまで
分析してきた新しい旅の兆しを象徴するものや、まだ見ぬ兆し
を感じさせるものがいくつもありました。こうしたコロナ禍の
観光業界で頑張る方の創意工夫を、新たな兆しとともに全国へ
伝えたい。この想いのもと、第三弾の開発をはじめました。今回は、これまでの分析や企画のつくり方に加えて、企画の実行
をサポートするためにクラウドファンディングに造詣の深い READYFOR 様にもチームに加わっていただきました。本ガイド
が少しでも多くの観光事業者やその事業者を支える自治体および関連事業者の方々に届き、新しい観光をつくる後押しになれ
ば幸いです。

株式会社 TABIPPO 一同
みなさま、こんにちは。 「観光復興ガイド」の制作チームとして関わっ
ている株式会社 TABIPPO・代表取締役の清水直哉です。新型コロナウイ
ルスの影響によって、観光業界が大きなダメージを受けてから、早くも 2
年が経とうとしています。想像以上の自粛・制限、想像以上に大きな痛
手となったのは僕が語るまでもありません。ただ、そんな中でも昨年と
は違い 2021 年は「希望」も見えた 1 年だったと思います。観光業界は正
しい方向に向けて「観光復興」を目指さなければいけません。そのため
は間違いなく、今までの常識に囚われず、あたらしくアップデートされ
た「観光」や「旅」の形を模索していく必要があります。大きなダメー
ジもありましたが、それ以上にニューノーマルな観光に向けて試行錯誤
できたこの 1 年は観光業界にとって価値のあるものだったのではないで
しょうか。旅を軸として事業を多角展開する中で、海外・国内の観光マ
ーケティングのプロデュースに携わってきた経験を活かすことで、今回
の観光復興ガイドも、よりたくさんの方々に使って頂けるものに出来た
と思っています。 「旅で世界を、もっと素敵に」というビジョンには、旅を広めることで、世界を豊かにすることに大きく貢
献したいという真剣な想いを込めました。僕らは、旅の価値を信じています。ぜひ、少しでもみなさんの力になれたら嬉しい
です。
READYFOR 株式会社 ソーシャル部門長 徳永健人
READYFOR は、「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」をビジ
ョンに掲げ、既存の金融サービス・資本主義ではお金が流れにくい分野、主に
NPO や医療機関、研究分野、地域活性化に対して、クラウドファンディング事
業・遺贈寄付事業・基金事業等の資金調達の手段を展開しています。
日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」で
は、これまで 2 万件のプロジェクトを通じて、約 250 億円の想いの乗ったお金
の流してまいりました。コロナ禍においてさまざまな現場で資金が必要となる
中、クラウドファンディングを通じた資金募集や支援がより世の中に浸透して
きています。観光業においても、今だからこそ新たな挑戦をするために資金を
募る方や、遠方から応援の気持ちを込めて支援をする方が増えてきています。
今回のガイドが皆様の一歩の後押しになれば幸いです。

株式会社 PR TIMES プロジェクトメンバー山田和広、舛田貴司
2020 年 12 月に第二弾となる「観光復興ガイド」を発表してから約 1 年が経
ちました。今回発表した第三弾の生活者の声を分析したデータからもわかるよ
うに、この 1 年でも旅行・観光に関しての生活者の考え方は移り変わっていま
す。
第一弾、第二弾と当社は企画の発信をお手伝いするという形で、プレスリリ
ース発信のサポートをさせていただきましたが、正直思っていたような貢献が
できていなかったと思います。実際発信する以前に、企画を立てるノウハウも
なく、また企画が思いつかずプレスリリースを発信するまでに至らないという
声をいただきました。その反省点から、今回は当社が保有するプレスリリース
データを提供し、コロナ禍でも試行錯誤をしながら企画を悩み、練られ、実行
し、発表されたプレスリリースを事例に掲載させていただきました。
ぜひこのガイドを企画を立てる際の参考にしていただきたいと思います。
「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」というミッションを掲げ、
当社は事業運営を行っております。その行動者になれるよう少しでも前に進むお手伝いができれば幸いです。

株式会社 PR TIMES について
「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」をミッショ
ンに掲げ、企業とメディア、そして生活者をニュースでつなぐ
インターネットサービス「PR TIMES」(https://prtimes.jp/)を
運営しています。2007 年 4 月のサービス開始より、報道機関
向けの発表資料(プレスリリース)をメディア記者向けに配信
する機能と、「PR TIMES」およびパートナーメディアに掲載す
る機能をセットで提供してまいりました。利用企業数は 2021
年 8 月に 5 万 8000 社に到達、国内上場企業 47%超に利用いた
だいています。情報収集のため会員登録いただくメディア記者
2 万人、サイトアクセス数も伸長は月間 5800 万 PV を突破、プ
レスリリース件数は累計 100 万件を超えています。全国紙 WEB
サイト等含むパートナーメディア 200 媒体以上にコンテンツを
提供しています。
また、クライアントとメディアのパートナーとして広報 PR 支援を行う PR パートナー事業や、ストーリー配信サービス「PR
TIMES STORY」の運営、動画 PR サービス「PR TIMES TV」「PR TIMES LIVE」の提供、タスク・プロジェクト管理ツール
「Jooto」やクラウド情報整理ツール「Tayori」の運営も行っています。

【株式会社 PR TIMES 会社概要】
ミッション: 行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ
会社名 : 株式会社 PR TIMES (東証一部 証券コード:3922)
所在地 : 東京都港区南青山 2-27-25 ヒューリック南青山ビル 3F
設立 : 2005 年 12 月
代表取締役: 山口 拓己
事業内容 :- プレスリリース配信サービス「PR TIMES」(https://prtimes.jp/)の運営
- ストーリー配信サービス「PR TIMES STORY」(https://prtimes.jp/story/)の運営
- 広報・PR の効果測定サービス「Web クリッピング」(https://webclipping.jp/)の運営
- クライアントとメディアのパートナーとして広報・PR 支援の実施
- 動画 PR サービス「PR TIMES TV」「PR TIMES LIVE」(https://prtimes.jp/tv)の運営
- クラウド情報整理ツール「Tayori」(https://tayori.com/)の運営
- タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」(https://www.jooto.com/)の運営
- 広報 PR のナレッジを届けるメディア「PR TIMES MAGAZINE」(https://prtimes.jp/magazine/)の運営、等
URL : https://prtimes.co.jp/

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