アイビーシーとAPRESIA Systems、製品連携によりバーストトラフィックを詳細に把握可能

<プレスリリース カテゴリー:業務提携>

2019 年 6 月 5 日
報道関係者各位
アイビーシー株式会社
APRESIA Systems 株式会社



アイビーシーと APRESIA Systems、
製品連携によりバーストトラフィックを詳細に把握可能
〜 テレメトリーで収集したデータを容易にグラフ化 〜

アイビーシー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:加藤 裕之、以下 IBC) APRESIA

Systems 株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本 司郎、以下 APRESIA Systems)は、
IBC が開発・販売するシステム情報管理ソフトウェア「System Answer G3」と APRESIA Systems
が開発した高度パケット監視制御機能である「バーストレコーダー」の連携を 2019 年 6 月 5 日より
開始しましたのでお知らせいたします。


ネットワークやサーバーなどの ICT インフラを管理されている方々は、ネットワーク上で短期間に
大量の通信が発生するバーストトラフィックの把握や分析に課題を抱えていることが往々にしてあり
ます。従来の監視手法である SNMP では取得データの粒度が粗いため詳細が把握できない、Syslog を
確認しようにもログが膨大で工数が大幅に掛かる、さまざまな監視項目と突き合わせて分析するため
高度なスキルが求められるなど、バーストトラフィックの原因究明は一筋縄ではいきません。一方、ト
ラフィック解析専門ツールでは収集データが大量となるため、分析を行うには多大な工数とノウハウ
が必要となります。


そこで、ICT システムの性能監視に長年取り組んできた専門ベンダーである IBC と、国内ネットワ
ーク機器メーカーの草分け的存在である APRESIA Systems が手を組むことになりました。IBC の
「System Answer G3」が他の機器からの情報を受け取って監視対象とすることができる Push 監視機
能を開発したことに伴い、APRESIA Systems も「バーストレコーダー」のヒストグラム(度数分布
図)情報を「System Answer G3」が受け取れる形式に変換して API 連携するスクリプトを開発しま
した。


その結果、SNMP 経由で性能情報を収集していた「System Answer G3」に、バーストトラフィッ
クに関する詳細情報をテレメトリー(遠隔情報収集)形式で取り込むことができるようになりました。
これにより、「System Answer G3」で総合的に一元管理ができるため、イーサネットスイッチの



「Apresia」に別途ログインして「バーストレコーダー」の情報を参照する必要がありません。1 製品
でまとめて管理や分析が行えることは、管理者の方の負荷を大きく軽減します。


「バーストレコーダー」は計測したトラフィックヒストグラム情報(測定周期ごとに中継したトラ
フィック量のカウント情報)を数値情報として保有しており、グラフ表示する機能は持ち合わせてい
「System Answer G3」と連携することでグラフ化が可能となり、バーストの発生傾
ません。しかし、
向を時系列で視覚的に把握することができます。


また、従来では統計情報を出力するために「バーストレコーダー」を停止する必要があり、その間の
データを収集できませんでしたが、任意の周期で統計情報を出力する機能を実装したことで、継続的
に収集データを連携することが可能となり、統計情報の取得漏れを回避できるようになりました。


「バーストレコーダー」は 125 マイクロから 10 ミリ秒という詳細な単位時間でトラフィックを分
析し、128 個の帯域幅(bps)のヒストグラム情報にカウント情報を保持します。バーストトラフィッ
ク発生時の原因調査には詳細な情報は有効ですが、平常時に管理を行うには情報量が多くなり現状を
把握しにくいこともあります。そこで、管理者の方が通常の運用で管理しやすいよう、任意に指定した
グラフ数に分割および合算したうえで「System Answer G3」に取り込む機能を実装しました。




「System Answer G3」と「バーストレコーダー」の連携イメージ】
【図:


なお、APRESIA Systems の高度パケット監視制御機能には「バーストレコーダー」以外にも、マッ
チングをするための「Advanced-ACL」と、トラフィック解析をするための「Traffic-Analyzer」があ
るため、将来的には、これらの情報を「System Answer G3」に取り込むことも視野に入れています。
高度パケット監視制御機能のすべてが「System Answer G3」と連携することにより、バーストトラフ
ィックの有無だけでなく、発生プロトコルの特定や、発生源・宛先の特定といったより深いバーストト
ラフィックの調査や分析まで可能になります。



<企業情報>


【アイビーシーについて】
IBC は、2002 年の設立以来、性能監視分野に特化した事業を展開しており、ネットワークシステム
の稼働状況や障害発生の予兆などを把握するネットワークシステム性能監視ツールの開発・販売およ
びコンサルティングを手掛けています。


社 名:アイビーシー株式会社
本 社:〒104-0033 東京都中央区新川 1 丁目 8 番 8 号 アクロス新川ビル 8F
代 表 者:代表取締役社長 加藤 裕之
設 立:2002 年 10 月
事業内容:ネットワークシステム性能監視ツールの開発 / 販売 / サポート
ネットワークシステムの性能評価サービス
ネットワークシステムの設計・構築、コンサルティング
各種機器、ソフト販売


【APRESIA Systems について】
APRESIA Systems 株式会社は、国内に本社を持つ、L2/L3 スイッチ「APRESIA シリーズ」を中心
とした情報ネットワーク機器を製造・販売するメーカーです。長年培った技術に磨きをかけ、高度化す
る通信技術に対応しつつ、情報システムという社会に必要不可欠なインフラへ更なる付加価値を提供
することで、お客様の発展を支えてまいります。


社 名:APRESIA Systems 株式会社
本 社:〒104-0045 東京都中央区築地二丁目 3 番 4 号 築地第 1 長岡ビル 8 階
代 表 者:代表取締役社長 藤本 司郎
設 立:2016 年 9 月
事業内容:情報システム製品及びソフトウェアの開発・製造・販売並びに保守



<本件に関するお問い合わせ>


■アイビーシー株式会社
電話 :03-5117-2780
E-mail:info@ibc21.co.jp


■APRESIA Systems 株式会社
電話 :03-6369-0391





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