HITO病院(愛媛県四国中央市)がIoTエッジウェア『Gravio(グラヴィオ)』を導入 当社独自CO2センサーの計測値から院内施設の密状態を見える化!

報道発表資料
2020 年 7 月 2 日
アステリア株式会社


エッジコンピューティングによる 3密回避 ソリューション
グラヴィオ
HITO 病院(愛媛県四国中央市)が IoT エッジウェア 『Gravio』を導入
当社独自 CO2 センサーの計測値から院内施設の 密 状態を見える化!
〜 Gravio による IoT ソリューションがセンサー計測値から3密状態を警告し換気の実施へ 〜


アステリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:
3853、以下 アステリア)は、社会医療法人石川記念会 HITO 病院(所在地:愛媛県四国中央市、
理事長:石川賀代、以下 HITO 病院)が、アステリアが開発・販売する AI 搭載 IoT 統合エッジ
ウェアの『Gravio』および同社独自の CO2 センサーを導入し、センサーが計測した CO2 濃度※か
ら「密」状態の見える化を実現する IoT ソリューション『CO2 濃度 可視化・通知統合システム』
の運用を今月から開始することを発表します。

<HITO 病院が『CO2 濃度 可視化・通知統合システム』を導入するポイント>
・院内は待合室などの特定エリアが3密状態になることがあるが目視での監視は限界があった
・カメラ画像による推論も検討したが医療機関としてのプライバシー配慮が必要であった
・人が密集すると CO2 濃度が高まるという法則 ※を活用しセンサーを使った3密検知を導入
・Gravio が CO2 センサーの値をトリガーに基準値を超えた時には発光デバイスで警告を発令
・高額になりがちな IoT ソリューションが Gravio により月額僅か2万円での実装を実現


HITO 病院は愛媛県の中核病院であり、ICT
を活用した業務改善や開業医とカルテ情報の共
有を進めるなど、地域医療の最適化に向けた取
り組みに注力しています。新型コロナウイルス
感染予防対策として、今年 5 月にはオンライン
診療を開始するなど、常に時代の要請に応える
診療態勢の構築にも尽力してきました。その後
も待合室など院内施設の3密を避けるために IT
ソリューションの導入検討を進めるなかで、ア
ステリアから提案を受けた『CO2 濃度 可視化・
通知統合システム』の採用を決定しました。 Gravio Gravio Gravio ライト
温湿度センサー CO2 センサー (正常値:緑色)

Gravio による『CO2 濃度 可視化・通知統合
医療機関での Gravio 利用シーン(HITO 病院・総合受付にて)
システム』の導入により、院内の様々な場所に
おける CO2 濃度を把握することができることから、院内の「密状況」が可視化されます。また、
当社独自の CO2 センサーとあわせて Gravio 温湿度センサーを利用することで、換気実施後の空
調設定も最適化することができました。さらには、医療機関(病院)という様々な人が集まる場
所において、Gravio の高い外部サービス接続性を活用。グラフツールへの連携によるデータ解析
や、センサー値が基準値を超えたときには LED ライトが点灯し警告を発します。この警告を受け
て施設管理担当者は、CO2 濃度が適正な値に戻るまで換気を実施します。Gravio が 3 密監視と警
告発令までのプロセスを自動化するとともに、施設管理担当者にも的確な情報伝達を実現してい
ます。


院内ノート PC でデータ収集、解析が可能 Gravio によるデータをもとにした解析(可視化、異常値の検知)




■Gravio CO2 センサーの特長
当社独自のオリジナルセンサーで Gravio との接続が可能(動作確証済)
設計上の特長
データ送出には無線を利用しネットワーク環境に依存しない設置自由度を実現
コンセプト
小型でシンプルな設計でオフィスや病院に最適なデザイン

サイズ 幅 60mm/奥行 60mm/高さ 25mm (壁取付フック装着時 27mm)

セット内容 センサー本体、壁取付フック(両面テープ付)、USB 給電ケーブル

計測仕様 10 秒に 1 回のセンシング(CO2 濃度)、400ppm〜2000ppm まで測定可能

提供価格(税別) Gravio Standard(月額 2 万円)契約者に無償貸出
契約形態 [他オリジナルセンサー、発光デバイス(Gravio ライト)等と合わせて貸出可(最大 20 個)]


提供開始時期 2020 年 7 月

■今後の取り組み
HITO 病院では、外来の待合など人が密集するエリアにおいて、スタッフが CO2 濃度の可視
化・通知統合システムの活用をしながら、必要に応じて外来呼出ベルも使用し、患者に移動をお
願いするなどの 3 密(密集)を回避する取り組みを予定しています。
また、アステリアでは IoT やエッジコンピューティングを軸とした「オートメーション・サー
ビス」のソフトウェア、ハードウェア両面における研究開発を継続し、「3 密回避」や「新しい生
活様式」の実践、さらには「職場クラスター」対策となるソリューション提案を強化します。

※ 2020 年 3 月 30 日に厚生労働省から発表された『商業施設等における「換気の悪い密閉空間」
を改善するための換気について』において、新型コロナウィルス感染症対策専門家会議の見解
に基づき、3 密を回避する換気のあり方について解説されています。この中では『ビル管理法』
による基準も示されており、以下の記載がされています。当社が提供する『CO2 濃度 可視化・
通知統合システム』では、以下の基準を参照し建築物における衛生的環境の確保を図ります。
建築物における衛生的環境の確保に関する法律(ビ ル管理法)では換気回数ではなく、室内の
一酸化炭素濃 度(10ppm)や、二酸化炭素濃度(1000ppm)の基準を 設定することで、居室の
適切な換気量を確保すること を求めている。
出典 厚生労働省 WEB サイトより(2020 年 3 月 30 日発表)
『商業施設等における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気について』
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000616069.pdf


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■「HITO 病院」について( Web サイト http://hitomedical.co-site.jp )
石川ヘルスケアグループで中心的な役割を担う「HITO 病院」は「医療法人健康会」、「社会
福祉法人愛美会」 と共に、愛媛県内の救急医療から療養、訪問、デイサービス、高齢者向け住
宅、障がい者施設など、医療・介護・福祉に関わる施設を網羅しているグループです。その歴史
は 1976 年に始まり、24 時間 365 日断らない救急医療を軸に、時代とともに地域に必要とされる
医療・介護を提供し、発展・進化を続けています。

■AI 搭載 IoT 統合エッジウェア「Gravio」について( Web サイト https://www.gravio.com/jp )
Gravio は、データ連携ツール国内シェア No.1 の「ASTERIA Warp」で培った技術をベースに
IoT 向けに進化させ、AI 機能を搭載したエッジコンピューティング型の IoT 統合ソフトウェアで
す。ノン・プログラミングと直感的な画面設計により、使い勝手の良さを重視。更には AI を活用
した認識技術の内蔵とマルチプラットフォーム対応が、インテリジェントエッジとしての活用シ
ーンを飛躍的に拡大。各種認証済みセンサーの無償貸出プログラムもご用意し、導入の際の複雑
さを解消。様々なデータの収集、加工、連携もインテリジェントに。簡単かつ迅速な IoT の利活
用を実現します。

■「アステリア株式会社」について( Web サイト https://www.asteria.com/ )
アステリア株式会社(2018 年 10 月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様な
コンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主
力製品の ASTERIA Warp は、異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで
連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に 8,520 社(2020 年 3 月末現在)の企業に
導入されています。また、Handbook は、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子
ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,562 件
(2020 年 3 月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

<プレスリリース 掲載 URL>
https://www.asteria.com/jp/news/press/2020/07/02_01.php

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【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
アステリア株式会社 広報・IR 部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL: 03-5718-1297 / 携帯電話: 080-7834-0841(長沼) / E-mail: press@asteria.com

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
アステリア株式会社 Gravio 事業本部:垂見智真
TEL:03-5718-1240 / FAX:03-5718-1261 / E-mail: pm@asteria.com

アステリア、ASTERIA、Handbook、Gravio はアステリア株式会社の登録商標です。
その他記載されている会社名、製品名、サービス名、ロゴ等は各社の商標または登録商標です。





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