企業のウェルビーイングへの取り組みと業績に関する実態調査を発表

報道関係各位
2023 年 7 月 5 日
アステリア株式会社

企業のウェルビーイングへの取り組みと業績に関する実態調査を発表
「取り組んでいる企業は約5割」「取り組む企業はより⾼い収益成⻑を記録」
CWO 島⽥由⾹が監修した調査報告書を本⽇より公開(無償配布)

アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、東証プライム
3853、以下 アステリア)は、当社 CWO 島田由香の監修により、企業におけるウェルビーイング
取り組みの実態調査(サンプル数 500 社)を実施し、その結果、 「ウェルビーイングに取り組んで
いる企業は 49%」「ウェルビーイングに積極的に取り組む企業は取り組んでいない企業と比較し、
利益の成長率が倍以上を記録」などの結果が判明したことを発表します。
また、この調査結果は、「ウェルビーイング活動と企業業績に関する実態調査」
(以下、本調
査)として、本日より公開を開始し、幅広い業界の企業・団体に対するウェルビーイングを普及
啓発してまいります。

<「ウェルビーイング活動と企業業績に関する実態調査」集計結果のポイント>
① ウェルビーイングに取り組む企業は約5割(49%)
② ウェルビーイングに積極的な企業は 3 年前と⽐較し営業利益や売上⾼が上昇
③ 業績貢献度が最も⾼い効果的施策は「ワーケーション」の実施


■調査概要

調査期間 2023 年 3 月 18 日~2023 年 3 月 22 日(5 日間)

サンプル数 500 社(インターネット調査)

・従業員 100 名以上の企業
調査対象
・経営者(社長) 、経営幹部、経営企画・人事部門など管理系部門の部長以上

島田 由香(しまだ ゆか)
調査監修 アステリア株式会社 CWO(Chief Well-being Officer)
株式会社 YeeY 共同創業者/代表取締役
一般社団法人日本ウェルビーイング推進協議会 代表理事

■調査結果
1.ウェルビーイングに取り組んでいる企業は約5割

本調査によると、ウェルビーイングに何らかの形で取り組んでいる企業は合計 49%である
ことがわかりました。
企業におけるウェルビーイング取り組みの実態

・積極的に取り組んでいる 15%
・取り組んでいる 34% 15%
・取り組んでいない 51%
積極的に取り組んでいる


後に述べるこの調査の結果により、 51% 取り組んでいる


ウェルビーイングへの取り組みが企業 34% 取り組んでいない


の業績成長と相関関係があることから、
約半数の未取り組み企業に対する普及
啓発の価値があることがわかりました。



2.ウェルビーイングに積極的な企業は 3 年前と⽐較し営業利益や売上⾼が上昇

本調査によると、ウェルビーイングに積極的に取り組んでいる企業は、3 年前と比較し営
業利益は平均約 13%、売上高は 11%上昇し、取り組んでいない企業と比較すると約 2 倍の
差があることがわかりました。このことから積極的にウェルビーイングに取り組むことで、
企業の成長率に寄与していくことがわかりました。




3.業績貢献度が最も⾼い効果的施策は「ワーケーション」の実施

本調査により、積極的に取り組むほど営業利益、売上高ともに効果が出るウェルビーイン
グ活動として「ワーケーション」の貢献度が高いことがわかりました。ワーケーションは積
極的に取り組むほど業績相関度が高く、取り組まない場合の業績相関度はマイナスになる
“ドライバー”活動であることがわかりました。

ウェルビーイング活動と営業利益成⻑マトリクス




■有識者のコメント

社員の幸福度は、社員の創造性、⽣産性や、企業の価値、株価、売上に⽐例する、という研究結
果は欧⽶にもありますが、本結果は、ウェルビーイングに取り組むことが営業利益や売上に影響
するという重要かつ新規な結果だと思います。これからさらに多くの企業がウェルビーイングに
取り組むことによって、この地球上の⽣きとし⽣けるもののウェルビーイングが向上することを
願ってやみません。
慶應義塾⼤学⼤学院システムデザイン・マネジメント研究科教授
慶應義塾⼤学ウェルビーイングリサーチセンター⻑
⼀般社団法⼈⽇本ウェルビーイング推進協議会 理事︓前野 隆司




この報告書は、ウエルビーイング経営に積極的に取り組んでいる企業と売上や営業利益の成⻑と
の間に関係があることを⽰したもので、⼤変⼤事な結果です。ウエルビーイングを意識した経営
をしている企業は、売上や営業利益の成⻑が⼤きく、そうでない企業は、成⻑も⼩さいという事
実が確認されました。
第1に「優れた経営」は、従業員のウエルビーイングを⾼める経営と成⻑を同時に実現している
ということです。
第2に、ウエルビーイング経営に取り組むことで、企業が成⻑するという因果関係があるという
ことです。
第3に、成⻑する企業は、その分の経済的な配分の余地が⽣まれ、ウエルビーイングな施策を積
極的に⾏う原資が⽣まれ、そのような活動に積極的になっている、という解釈です。
■この3つは、どれも同時に起きうるものと考えます。むしろ、優れた経営者は、これら3つの因
レポートダウンロード先
果関係を、意図的に起こしているのではないかと考えます。それがウエルビーイング経営の本質
https://~~~~
だと思うのです。
株式会社ハピネスプラネット 代表取締役 CEO
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⼀般社団法⼈⽇本ウェルビーイング推進協議会 理事︓⽮野和男



■調査報告書の無償配布について
この度作成した調査報告書は無償配布し、ウェルビーイングの社会啓発に繋げていく方針で
す。以下の URL にて本日より公開を開始します。
https://jp.asteria.com/entry/l2832082864/

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■「アステリア株式会社」について( Web サイト https://jp.asteria.com )
アステリア株式会社(2018 年 10 月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコ
ンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力
製品の ASTERIA Warp は、異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携
できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に 9,931 社(2023 年 3 月末現在)の企業に導入
されています。また、Handbook シリーズは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電
子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,680 件
(2023 年 3 月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

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【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)

アステリア株式会社 広報・IR 部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL : 03-5718-1297 / 携帯電話 : 080-7709-5212(齋藤) / E-mail : press@asteria.com


アステリア、Asteria、Handbook は、アステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。





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