ジーダット、東北大学マイクロシステム融合研究開発センターとMEMSデバイス設計システムの構築に関して提携

News Release
(JE11-EP-16009)
報道機関各位
2016 年 11 月 16 日
株式会社ジーダット


ジーダット、東北大学マイクロシステム融合研究開発センターと
MEMS デバイス設計システムの構築に関して提携

株式会社ジーダット(本社:東京都中央区、社長:河内一往、以下「Jedat」)は、東北大学マイクロシ
ステム融合研究開発センター(所在地:宮城県仙台市、センター長:江刺正喜、以下「μSIC」
)と、IoT
分野のキーデバイスとなる MEMS デバイスの設計・開発を大幅に効率化するため、新たな設計環境の
構築に向けた共同研究契約を締結致しました。


MEMS デバイスは、携帯機器でも使用されているセンサー等の微細デバイスの総称です。新世代の IoT
分野においては、キーデバイスとして注目されており、現在多くの大学や企業において盛んに研究開発
が行われています。MEMS デバイスの種類は、多岐に渡りかつ設計方法や製造方式も規格化すること
は一般的ではなく、1 品種ごとに要求仕様が異なるため設計、製造方法の開発および検証を同時に進め
ざるを得ません。そのため、MEMS デバイスの設計開発には非常に高度な設計と実績が要求され、デ
バイスの試作や製造プロセスの開発が随時可能な環境を整える事が必須となっています。


東北大学は長年に渡り、日本における MEMS デバイスの中心的な研究開発拠点として活動してきまし
た。そして約 6 年前からμSIC においては、MEMS デバイスの研究開発を目指す企業等に対し、半導
体の試作ライン(試作コインランドリ)を開放して、デバイスの試作やプロセス開発ができる環境を整
備し提供し始めました。
また Jedat は以前から、自社開発の半導体液晶設計システム「SX-Meister」(SX-9000 およびα-SX の
後継システム)を MEMS デバイスの設計用システムとして販売しており、MEMS 関連だけでも数十サ
イト以上の稼働実績があります。


今回 Jedat はμSIC と共同研究契約を締結して、今後の IoT 分野の発展により注目される MEMS デバ
イスの設計効率を、大幅に向上させることを目指すこととしました。今回、MEMS 技術分野において
実績のあるμSIC に現行の SX-Meister を提供し、MEMS 設計環境に関する課題の洗い出しや最適な設
計環境の模索からスタートします。そして 1~2 年後には、新しい MEMS デバイス設計開発用システム
の立上げを目指します。


■ 株式会社ジーダット(Jedat Inc.)概要
所 在 地 : 東京都中央区東日本橋 3-4-14 OZAWA ビル
創 業 : 2004 年 2 月 2 日
資 本 金 : 760,007,110 円
代 表 者 : 代表取締役社長 執行役員 河内 一往
URL : http://www.jedat.co.jp
事業内容 : 半導体や FPD(Flat Panel Display)向け CAD ソフトウェア(EDA)の研究、開発、販
売およびコンサルテーション

-1-
News Release

■東北大学マイクロシステム融合研究開発センター(μSIC) 概要
所 在 地 : 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉 519-1176 東北大学 西澤潤一記念研究センター内
代 表 者 : センター長 江刺正喜
URL : http://www.mu-sic.tohoku.ac.jp/
設立目的 : 集積化マイクロシステムの研究開発拠点として、企業等との連携によりマイクロシステム
融合技術の開発を推進して半導体集積回路分野における我が国の国際的な競争力の強化
に寄与するとともに、情報・通信、製造、医療等の多様な分野において当該技術の実用化
を図ることを目的とする。


■ 本件に関するお問い合わせ先
株式会社ジーダット 経営管理本部 太田 裕彦
TEL:03-5847-0312



以上




-2-

4636