京都大学との微細藻類由来フコキサンチンに関する共同研究開始のお知らせ

2022 年 10 月6日
各 位

会社名 パ ス 株 式 会 社
代表者名 代表取締役 高 橋 勇 造
(コ-ド番号:3840 東証スタンダード市場)
問合せ先 管理本部 小 佐 々 由 美
TEL:03-6823-6664(代表)



京都大学との微細藻類由来フコキサンチンに関する共同研究開始のお知らせ


当社の連結子会社である株式会社アルヌール(以下「アルヌール」)は、国立大学法人京都大学(以下
「京都大学」)との間で共同研究契約を締結し、
「微細藻類由来フコキサンチンの経口摂取による皮膚の
光老化抑制効果の研究」
(以下「本共同研究」)を 2022 年 10 月 6 日より開始することを、下記の通りお
知らせいたします。



1.契約締結の経緯及び概要
アルヌールは、微細藻類の大量培養技術を活用した有用物質の生産を主な事業としており、微細藻類
の屋内の独自連続培養技術により、安定的にフコキサンチンの培養及び抽出を行っております。一般的
にフコキサンチンは市場に流通している量は少なく、高純度のものになると安定的に供給することが非
常に困難な物質であるため、アルヌールでのフコキサンチンの安定供給は強みでもあります。
本共同研究では、微細藻類由来フコキサンチンの経口摂取による皮膚の光老化抑制効果の解明をする
ことにより、肌の老化の原因である紫外線によるシワ形成の抑制、表皮の水分量低下の抑制など光老化
抑制効果が解明されることが期待されます。将来的には、当グループのテーマである「美と健康」に有
効なサプリメント等の食品として販売することを目指します。
本共同研究により、アルヌールの提供するフコキサンチンが確かなエビデンスを持つ製品の原材料と
して、世界の多くの方々へお届けできるよう研究を進めてまいります。


本共同研究を行っていただけることになりました京都大学大学院 農学研究科の菅原達也教授は、抗
アレルギー、抗肥満、美肌維持等、海洋生物が有する様々な成分の新しい機能の解明や利用法、製品化
について、国内外の研究機関と共同して研究を長年行ってきており、また、海洋生物の生存戦略の解明
とそれらを利用した新たな食品学、利用学の構築を目指しておられます。「食品カロテノイドの経口摂
取による皮膚保護効果」や「アスタキサンチンの経口摂取による皮膚の光老化抑制効果」の学術論文も
発表しております。詳細については下記記載の京都大学のホームページをご参照ください。
(URL:https://kdb.iimc.kyoto-u.ac.jp/profile/ja.e74bb2a4300fe6c6.html#display-items_research )
2.大学概要
(1)名 称 国立大学法人京都大学大学院農学研究科 応用生物科学専攻
海洋生物生産利用学分野
(2)所 在 地 京都市左京区北白川追分町 農学部総合館5F
(3)ホームページ URL https://www.bioproducts.marine.kais.kyoto-u.ac.jp/


3.当該連結子会社の概要
(1)名 称 株式会社アルヌール
(2)所 在 地 東京都渋谷区6丁目 17 番 11 号
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役 高橋 勇造
(4)事 業 内 容 微細藻類の有用物質生産、微細藻類培養装置の販売、微細藻類の連続培
養コンサルティング
(5)資 本 金 30 百万円
(6)設 立 年 月 2020 年 11 月
(7)大株主及び持株比率 パス株式会社 100%


5.今後の見通し
本共同研究による 2023 年3月期の当社連結業績への影響については、軽微であると考えております
が、今後影響が生じた場合は、明らかになり次第速やかに開示いたします。


以上

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