フィスコ仮想通貨取引所の交換所システムを大幅改善-より自由度の高い新システムで多様なサービス提供へ-

News Release

2018 年 8 月 31 日
株式会社フィスコ (3807 JASDAQ)



フィスコ仮想通貨取引所の交換所システムを大幅改善
~より自由度の高い新システムで多様なサービス提供へ~


株式会社フィスコ(JASDAQ 上場、証券コード「3807」、本社:東京都港区、代表取
締役社長:狩野 仁志、以下「フィスコ」)のグループ企業である株式会社フィスコデジ
タルアセットグループ(本社:東京都港区、代表取締役:田代 昌之、以下「FDAG」)は、
FDAG の 100%子会社である株式会社フィスコ仮想通貨取引所(本社:東京都港区、
代表取締役:越智 直樹、以下「FCCE」)の運営する仮想通貨交換所(以下「本交換
所」)のシステムを見直し、現在のテックビューロ株式会社(本社:大阪府大阪市西区、
代表取締役:朝山 貴生、以下「テックビューロ」)の運営する仮想通貨取引所・販売所
「Zaif(ザイフ)」の OEM(ホワイトラベル)システム(以下「現システム」)から分離・独立
することとしましたのでお知らせします。今後は、株式会社カイカ(JASDAQ 上場、証
券コード「2315」、本社:東京都目黒区、代表取締役社長:鈴木 伸、以下「カイカ」)の
100%子会社である株式会社 CCCT(以下「CCCT」)から仮想通貨交換所システム
(以下「新システム」)の提供を受けます。

(1)分離化の背景
現システムは、上述のとおり Zaif の OEM システムとして運営されております。運営
開始時において FCCE が Zaif の OEM を採用したポイントは、すでに Zaif で蓄積され
た仮想通貨交換所サービスの運営ノウハウを活用できるほか、Zaif との取引連携に
より運営開始当初から流動性が確保されている点などにありました。FCCE はこれま
でそのメリットを十分に享受してきましたが、一方で、変化の激しい仮想通貨業界にお
いて、FCCE は、現システムからより自由度の高い新システムに移行することにいたし
ました。これにより、FCCE は経営の自由度とスピードを増し、Zaif にない新たな独自
サービスを提供することが可能となります。このような背景から、テックビューロと
FCCE とで協議の結果、両社の交換所システムを分離し、FCCE は CCCT から新シス
テムの提供を受ける決断をした次第です。

(2)分離スケジュール
システムの分離・独立(新システムでのサービス開始時期)は 2018 年 9 月 12 日(水)
の早朝(朝 4 時)を予定しております。その関係で、9 月 9 日(日)の昼 12 時より現シス
テムにおける新規口座開設の受付を停止し、9 月 10 日(月)の昼 12 時より日本円お
よび仮想通貨の入出金を停止させていただきます。また、システム移行のため、9 月
11 日(火)の昼 12 時から、新システム開始時期(9 月 12 日(水)の朝 4 時)までの間、
本交換所の全サービスを停止させていただきます。分離スケジュールの詳細や分離
前後のユーザーの皆様への影響範囲等については、FCCE をご利用のお客様に対し
てメルマガ等で適宜周知をさせていただきます。もし、本交換所システムの口座開設
をお済ませでない方がいらっしゃれば、この機会に前もって口座開設していただけま
すと幸いです。
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(3)新システムの特徴
昨今の仮想通貨業界を巡る環境変化に鑑み、新システムは、アンチマネーロンダ
リング/テロ資金供与対策(AML/CFT)として、疑わしい取引などをモニタリングする仕
組みを導入したほか、外部テスト専門業者との共同テストや、サイバーセキュリティ専
門企業によるホワイトボックステスト ※1/ブラックボックステスト ※2/ペネトレーション
テスト※3(侵入テスト)を実施いたしました。また、今後もサイバーセキュリティ専門企
業による定期的なテストの実施を予定しております。このようにして、新システムでは、
サービスの堅牢性や安定性を高めるための取り組みに対して、相応の投資を実行し
ております。そのため、これまでは一部の通貨ペアでしか徴収してこなかった売買手
数料について、各通貨ペア一律で売買価格の 0.1%(一部通貨ペアは 0.3%)を徴収さ
せていただく予定です。ユーザーの皆様にはご負担となってしまい恐れ入りますが、
何卒これらご事情をご理解のうえご協力のほど、よろしくお願いいたします。
※1:ホワイトボックステスト…プログラムの内部構造を理解した上で、処理が想定通り動作するかど
うか、セキュリティ上の脆弱性がないかどうかを確認することです。
※2:ブラックボックステスト…プログラムの内部構造にこだわらず、外部からの入力によって、システ
ム機能が想定通り動作するかどうか、セキュリティ上の脆弱性がないかどうかを確認することです。
※3:ペネトレーションテスト…システムに潜む脆弱性について、セキュリティ専門の技術スタッフが攻
撃者の視点でセキュリティ上の脆弱性を洗い出すことです。

(4)分離後のシステム拡充予定
分離・独立後当面の間、新システムは現システムに見た目(UI)や機能を合わせた
形で運営します。将来的には、FCCE 独自のサービスや機能を拡充させることで、本
交換所のさらなるユーザー数の増加や取引量の増加を目指します。直近で計画して
いるシステム拡充ポイントとしては、取扱仮想通貨のラインナップ充実、スマホアプリ
(フィッシング詐欺対策を考慮)の提供、自動売買システム(予め定めた条件に沿って
売買できる自動取引ツール)の実装などが挙げられます。

今後もフィスコグループでは既存の金融市場で培った経験と専門性を活かして、独
自の仮想通貨サービスの開発と提供を行って参ります。今後のフィスコグループの仮
想通貨ビジネスの進展、および今後のトークンエコノミーの進展にご期待ください。
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【株式会社フィスコの概要】
会社名: 株式会社フィスコ http://www.fisco.co.jp/
所在地: 東京都港区南青山五丁目 4 番 30 号
設立日: 1995 年 5 月 15 日
資本金: 1,269 百万円(2018 年 6 月 30 日現在)
代表者: 代表取締役社長 狩野 仁志
事業内容: 金融機関、投資家、上場企業を支援する各種情報サービスの提供

【株式会社フィスコデジタルアセットグループの概要】
会社名: 株式会社フィスコデジタルアセットグループ http://fdag.co.jp/
所在地: 東京都港区南青山五丁目 4 番 30 号
設立日: 2017 年 10 月 4 日
資本金: 486 百万円(2018 年 6 月 30 日現在)
代表者: 代表取締役 田代 昌之
事業内容 仮想通貨関連ビジネスを営む会社の株式又は持分を所有すること
による当該会社の経営管理、グループ戦略の立案及びこれに附帯
する業務

【株式会社フィスコ仮想通貨取引所の概要】
会社名: 株式会社フィスコ仮想通貨取引所 http://corp.fcce.jp/
所在地: 東京都港区南青山五丁目 4 番 30 号
設立日: 2016 年 4 月 12 日
資本金: 387 百万円(2018 年 6 月 30 日現在)
代表者: 代表取締役 越智 直樹
事業内容: 仮想通貨の交換所運営、仲介、ファイナンス、仮想通貨を利用した
金融派生商品の開発、仮想通貨の交換所運営に関するシステムの
開発・販売およびコンサルティング、その他仮想通貨一般サービス

以上

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