新しい医療クラウドサービス「NOBORI-PAL」の提供を開始

平成 28 年4月 11 日
各 位
会社名 テクマトリックス株式会社
代表者名 代表取締役社長 由利 孝
(コード:3762、東証第一部)
問合せ先 執行役員管理本部長 森脇 喜生
(TEL.03-4405-7802)




新しい医療クラウドサービス「NOBORI-PAL」の提供を開始


当社は、医療情報クラウドサービス「NOBORI」をプラットフォーム(基盤)とした、新たな医療クラウドサー
ビス「NOBORI-PAL」の提供を開始しましたので、お知らせします。

「NOBORI-PAL」は、医療機関のニーズに応える多様なサービスをクラウドで提供します。2012 年の提供開始
以来高い安全性が実証されている「NOBORI」を活用し、当社及びパートナーが提供する便利な機能をクラウドに
集め、医療現場を支援します。すでに、医療向け音声入力、3D 医用画像解析、検査予約、緊急時外部画像参照
の各サービスがリリース予定となっています。

当社は、今後「NOBORI-PAL」のサービス拡充を進め、初年度に延べ 80 施設での利用を目標とします。また、
2016 年度中に 6 サービスのリリースを予定しており、2018 年度中には 20 サービスのリリースを目指します。

以 上
Press Release
2016 年 4 月 11 日
報道関係者各位
テクマトリックス株式会社
(東証一部 /証券コード:3762)


クラウド上で多様なサービスを提供する
新しい医療クラウドサービス『NOBORI-PAL』を開始
- クラウドサービス「NOBORI」に、新たにご利用いただける便利な機能『NOBORI-PAL』をクラウド上に集
約しました。自社開発サービスだけでなく、パートナー(PAL=仲間)による他社開発サービスも多数ライン
ナップし、ユーザからの多様なニーズに、安全かつ低コストなクラウドサービス『NOBORI-PAL』でお応えし
ます。 -

テクマトリックス株式会社 (以下 テクマトリックス:本社:東京都港区、代表取締役社長 由利 孝)は、
クラウド PACS「NOBORI」のユーザに向けて、新たな医療クラウドサービス『NOBORI-PAL』の提供を開始しま
す。「NOBORI」は、2012 年の発売以降、高い安全性と低価格を実現したクラウド PACS としての評価を得て、
全国の医療機関約 450 施設(2016 年 3 月末時点)でご利用いただいています。ユーザ数の増加や長期間ご利用
のユーザが増加したことにより、 従来の PACS 機能だけにとどまらず、
「他院との医療連携を進めたい」 「専門
性の高い画像解析」 「緊急時に院外で画像を参照したい」などのサービスへの要請も高まっています。
『NOBORI-PAL』は、このようなニーズに応えるため、自社開発にとどまらず、 “クラウド上に便利を集め、医
療機関を支援したい” この願いを共有する仲間(PAL)と多様なサービスをクラウド環境で提供することを目的
に開発したプラットフォームです。NOBORI で実証されたセキュアなインフラを活用し、クラウドだからこそ
実現できる拡張性の高い新しい医療サービスを実現します。

『NOBORI-PAL』のコンセプトを共有する仲間(PAL)に、株式会社アドバンスト・メディア(以下 アドバン
スト・メディア:本社:東京都豊島区、 代表取締役会長兼社長 鈴木 清幸) Intrasense SA
、 (以下 Intrasense:
本社:フランス、President and CEO:Stephane CHEMOUNY)の 2 社が加わりました。高い専門性を有する両
社とのパートナーシップにより、 医療向け音声入力サービス 『AmiVoice CLx®』(アドバンスト・メディア社)、
3D 医用画像解析ワークステーション『myrian®』(Intrasense 社)がラインナップに加わります。また、自社
開発サービスである検査予約サービス『TONARI』 、緊急時外部画像参照サービス『TSUNAGU』のサービスもご
用意しました。これら 4 種のサービスだけでなく、各種画像処理、診断/治療支援機能、遠隔読影機能、便利
ツールなど、新しいサービスを順次ラインナップに加えサービスの充実を目指します。




【サービスの特徴】
1. 使いたいときに、使いたい機能が NOBORI に追加できます
『NOBORI-PAL』の専用画面から必要なサービスを選択することで、使いたい機能を使いたいタイミ
ングで、欲しい機能を貴方の NOBORI に追加できます。また、全てクラウド上で処理されるサービ
スのため、NOBORI の機能の一つとして、ごく自然にご利用いただけます。

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Press Release
2. NOBORI のセキュアなインフラを活用することで安全・簡単に導入いただけます
今まで施設毎に必要であった、サーバ、セキュリティ、認証、課金などの仕組みをクラウドのデ
ータセンターに集約しました。NOBORI のセキュリティ体系はこれまで通り堅持したまま、新たに
NOBORI に隣接するクラウドスペースを構築しました。もちろん、 『NOBORI-PAL』のサービスにおい
ても、これまでに培った安全性に変わりはありません。導入、構築、保守にかかる手間を不要と
しながら、安全性の高いクラウドサービスとして利用することができます。
3. リーズナブルで利用しやすい価格を設定
クラウドサービスのため、サーバなどの初期投資は不要です。保守契約などのランニングコスト
も利用料に含まれます。利用料は、月額利用料や従量課金制となっているため、NOBORI と同様に
リーズナブルな価格で安心してお使いいただけます。
4. 『NOBORI-PAL』は成長するサービスです。使い勝手の向上、機能の拡張に努めています
サービス提供側も、サーバや認証、課金の仕組み等をデータセンターで共有するため、バージョ
ンアップ等に必要となる工数やコストを大幅に軽減することができました。その結果、サービス
利用者は、各サービスの使い勝手の向上や機能の追加などを意識することなく、常に最新のサー
ビスをご利用いただけます。
5. NOBORI の便利さは、放射線領域だけでなく医療機関内の他部門、そして院外へと拡がります
『NOBORI-PAL』 クラウドならではの利点を最大限に活かし、
は、 垣根のないサービスを実現します。
放射線科だけに留まらず、各診療科や IT 部門、地域医療連携部門など院内他部門、そして患者様
にとっての便利も提供していきます。
6. サービスの利用側/提供側を超えた、エコシステム(*1)です
『NOBORI-PAL』は、サービスの利用者と提供者(PAL=仲間)をつなぐプラットフォームです。この
サービスを通して利用者である医療施設や PAL=仲間から手数料回収する事は考えていません。従
来のインフラサービスではなく、サービス利用者はもちろんのこと、サービス開発や OEM、販売
代理店など全てのパートナーにも『NOBORI-PAL』の恩恵が享受され、ともに成長、発展すること
を目指すものです。
*1 複数の企業が開発や事業活動などでパートナーシップを組み、互いの技術や資本を活かしなが
ら、業界の枠を超えて広く共存共栄していく仕組み。

【販売目標】
『NOBORI-PAL』は、2016 年度より本格的にサービス提供を開始し、今後順次サービスの追加、拡充に努め
てまいります。2016 年度中に 6 つのサービスのリリースを予定しており、初年度に延べ 80 施設での利用を
計画しています。今後、 『NOBORI-PAL』のサービスを順次拡充し、2018 年度中に 20 サービスのリリースを目
指しています。

【2016 年度リリース予定のサービス】
■医療向け音声入力サービス:AmiVoice CLx® (2016 年 6 月リリース予定)
音声認識を活用し、安全にいつでもどこでもマイクに話すだけでスピーディーに医療記録を簡単に作成
できる音声入力サービスです。 放射線部門の読影レポート作成には、 放射線部門専用の辞書が使用でき、
レポート作成業務の効率性を大幅に向上します。レポート入力時のストレス、時間、コスト等の様々な
課題を低コストで安全なクラウドサービスで解決します。
*アドバンスト・メディア社の開発製品

■3D 医用画像解析ワークステーション:myrian® (2016 年 9 月リリース予定)
40 ヵ国 700 施設以上で広く利用されている専門性の高い画像解析ソフトウェアです。基本的な 3D 画像
解析機能に加えて、多様なオプション機能が充実しています。血管解析(XP-Vessel)、肝臓手術計画
(XP-Liver)、各種がん治療フォローアップ(XL-Onco)、前立腺(XP-Prostate)や乳腺(XP-Breast)など、専
門領域毎に特化した高度な解析機能により、NOBORI ユーザの様々な画像診断シーンで強力な診断支援機
能と手術計画ツールとして機能します。
* Intrasense 社の開発製品

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■検査予約サービス:TONARI (2016 年 4 月リリース)
TONARI は、従来の予約先医療機関でのシステム“構築”を伴う検査予約システムとは異なり、予約元、
予約先ともにクラウド上で提供するサービスを“利用”していただく形です。そのため、初期導入費、
保守費用が不要で、システム構築までの期間を短縮することができます。操作方法も直感的に理解でき
るようなインターフェースとなっており、完全 Web ブラウザ対応のため面倒で難しいソフトウェアのイ
ンストールも不要です。

■緊急時外部画像参照サービス:TSUNAGU (2016 年 6 月リリース予定)
TSUNAGU は、夜間の緊急時など院外にいる医師の画像確認が必要な際にご利用いただくサービスです。
確認を依頼する画像や送信先は、依頼側が任意に選択することが可能です。インターネット環境さえあ
れば、 モバイルデバイス等を用いたセキュアな画像参照環境を簡単に構築できます。 また、操作も簡単、
シンプルで、画像参照 Viewer はシンクライアント方式のため端末上には一切のデータを残しません。




【テクマトリックス株式会社 について】
テクマトリックス(東証一部:3762)は、クラウドコンピューティング時代に技術革新をもたらす情報基盤
技術のインテグレーションを提供する「情報基盤事業」と、ソフトウェア技術を駆使し顧客の抱える問題領
域におけるベストプラクティスを実装したアプリケーションの提供を行なう「アプリケーション・サービス
事業」を提供しております。医療事業部では 1998 年より、国内でも最も早く WEB 型の PACS システムを自社
開発製品としてリリースし、大学病院を含め約 600 の医療機関に提供しています。



【株式会社アドバンスト・メディア について】
アドバンスト・メディア(マザーズ:3773)は、音声認識技術 AmiVoice®(アミボイス)を中心に、AmiVoice
を組み込んだ音声認識ソリューションの企画・設計・開発を行う「ソリューション事業」 、AmiVoice を組み
込んだアプリケーション商品を提供する「ライセンス事業」 、企業内のユーザや一般消費者へのサービスに
AmiVoice を提供する「サービス事業」を展開している。医療向けでは、全国 5,000 施設、累計出荷 16,500
ライセンスを超える実績を有する。

会社名:株式会社アドバンスト・メディア
本社:〒170-8630 東京都豊島区東池袋 3-1-4 サンシャインシティ 文化会館 6F
代表取締役会長兼社長:鈴木 清幸
設立:1997 年 12 月

【Intrasense SA について】
Intrasense SA(仏)は、医用画像解析ソフトウェア開発の世界的なエキスパート企業です。同社開発の
『myrian®』は 2D マルチモダリティ・ビューアから 3D ヴォリュームレンダリング、3D PDF レポート機能に
加えて、より専門分野毎に特化する臨床現場のニーズに応えるため XP、XM、XL シリーズをラインナップし
ている。 『myrian®』は、これまでに 40 か国 700 施設以上で使用されています。

会社名:Intrasense SA
本社:1231, Avenue du Mondial 98 Montpellier, France
President and CEO:Stephane CHEMOUNY
設立:2004 年




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Press Release
【問い合わせ先】
本プレスリリースに関するお問い合わせは、下記までお願いします。
テクマトリックス株式会社
医療システム営業部
TEL: 03-4405-7834 FAX: 03-6436-3534
E-mail: medical-sales@techmatrix.co.jp
URL: http://www.techmatrix.co.jp

*本原稿に記載されている社名及び製品名等は、各社の商標または登録商標です。




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