フィックスターズ、エッジAIのクラウド開発環境「GENESIS」を販売開始

2021 年 1 月 22 日
各位
株式会社フィックスターズ
代表取締役社長 三木 聡
(コード番号: 3687 東証一部)
問合せ先 取締役管理本部長 堀 美奈子
(電話番号:03-6420-0751)




フィックスターズ、エッジ AI のクラウド開発環境「GENESIS」を販売開始

ソフト高速化を自動で実現する独自技術を搭載


マルチコア CPU/GPU/FPGA を用いた高速化技術のグローバルリーダーである株式会社フィックスターズ
は、1 月 22 日、エッジ AI アプリケーションのクラウド開発環境「GENESIS DevEnv」の販売をはじめました。
GENESIS*はフィックスターズが開発したソフトウェア高速化の新技術を搭載し、コーディングなしに高速で低消
費電力な IoT(Internet of Things)エッジ向け AI アプリが開発できます。




GENESIS は、これまでフィックスターズが受託開発で実施してきたアプリ高速化を、クラウドサービスとして
提供する開発環境です。エッジ AI 向けに開発用途を限定することで、自動でのアプリ高速化を実現しました。
GENESIS の利用者は、開発したいアプリを設計するだけでデバイス特性に合わせた高速化ができ、性能要
求を満たすデバイスを選べます。開発したアプリを実際のデバイスに移し、そのまま実行することもできます。


自動運転やドローン、工事現場、小売店舗での顧客分析など、さまざまな分野で AI の活用を広がっていま
す。より複雑な処理と高性能を求めて、エッジ向けの用途に合わせた特化型デバイスも増えています。AI 技術
とハードウェアの進歩によって期待が高まる一方で、特化型デバイスの性能を引き出すアプリ開発の高難度化
が IoT アプリの課題でもありました。 情報処理推進機構(IPA)の「組み込み/IoT 産業の動向調査」によれば、
システムアーキテクトや専門技術に精通した人材が不足している企業は増加を続け、組み込み/IoT の開発を
する過半数の企業に共通する課題となっています。
GENESIS は、エッジ AI アプリを開発するハードルを低くすることで、より多くの技術者が簡単にエッジ AI ア
プリが作れる開発環境を目指します。


実デバイスを使ったクラウド開発環境
GENESIS は、クラウド基盤内に設定済みの IoT エッジ向けデバイスが接続されたデバイスプール層を持っ
ています。簡単なマウス操作で開発されたエッジ AI アプリは、新開発の自動高速化技術によって各エッジデバ
イスごとにチューニングされ、クラウド上のデバイスプールで実際に実行される仕組みです。




「GENESIS DevEnv」 のサービス構成図


実際にデバイスを使ってアプリを動かした結果から、処理にかかった時間や消費電力などの結果をエッジデ
バイスごとに一覧で比較できます。開発者は、エッジ向けの AI アプリを用意するだけで必要なエッジデバイス
が判断できます。


GENESIS には、よく使われるエッジ AI アプリがテンプレートとして登録されており、簡単なカスタマイズだけ
でもオリジナルのアプリが作れます。




ノーコードでアプリが作れる GENESIS DevEnv の開発画面
デバイスごとのアプリ自動高速化と性能比較レポート画面


価格
GENESIS は、商用利用とフィックスターズのサポートが受けられる Basic 版がユーザー1 人当たり月額 1
万円(税別)でご利用いただけます。非商用利用に限り、トライアル版としてユーザー登録のみで全機能をお試
し頂けます。詳細は以下の URL を参照ください。
https://www.genesis-dev.io/ja/plan.html


フィックスターズについて
フィックスターズは、"Speed up your Business" をコーポレートメッセージとして掲げるテクノロジーカンパニ
ーです。マルチコアプロセッサを効率的に利用するためのソフトウェアの並列化および最適化と、省電力かつ
高速 IO を実現する新メモリ技術を活用したアプリケーションの高速化を通じて、医療、製造、金融、エンターテ
インメントなど、様々な分野のお客様のビジネスを加速し、グリーン IT を実現しています。
https://www.fixstars.com/jp/


報道関係のお問い合わせ
株式会社フィックスターズ マーケティング担当
Email: press@fixstars.com
Tel: 080-6750-4236 (担当:広田)

5277