常滑市の中部国際空港島において複数台の遠隔型自動運転の実証実験実施のお知らせ

2019 年 2 月 20 日

各 位
会 社 名 アイサンテクノロジー株式会社
代表者名 代表取締役社長 加藤 淳
( JASDAQ コード番号 4667 )
問合せ先
執行役員 経営管理本部
副本部長 曽我 泰典
( Tel 052-950-7500 )



常滑市の中部国際空港島において複数台の遠隔型自動運転の実証実験を実施いたします


アイサンテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:加藤 淳)、株式会社ティアフォ
ー(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:武田 一哉)、損害保険ジャパン日本興亜株式会社(本社:東京
都新宿区、取締役社長:西澤 敬二)
、KDDI 株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙橋 誠)
、岡
谷鋼機株式会社(本社:愛知県名古屋市、取締役社長:岡谷 篤一)
、国立大学法人名古屋大学(本部:愛知県名
古屋市、総長: 松尾 清一)は、2019 年 3 月 3 日(日)~3 月 6 日(水)の期間において愛知県常滑市の中部
国際空港島内で、愛知県による「平成 30 年度自動運転実証推進事業」における自動運転の実証実験を実施し
ますのでお知らせいたします。


愛知県は、全国に先駆けて、将来の自動運転サービスの実現を目指し、平成 28 年度から先導的に大規模な
自動運転の実証実験を積み重ねてきました。
今年度は、これまでの取組を更に進め、県内 3 市において、複数台の遠隔型自動運転車両を同時に走行さ
せる実証実験や第 5 世代移動通信システム「5G」の実験無線局を活用した実証実験を行うなど、自動運転の
社会実装を見据えた最先端の実証実験を実施することとしています。
昨年 11 月の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)及び今月 9 日の一宮市での実証実験に引き続き、この
度、常滑市の中部国際空港島の一般公道等において、遠隔にいる 1 名の運転手が 2 台の自動運転車両を同時
に遠隔監視・操作する実証実験を実施します(※1)。
あわせて、ルート上の信号機に設置した無線機と自動運転車両が通信することで、その情報を確実に認識
可能か検証します。中部地域では初となる試みです。
当日は、大村愛知県知事及び片岡常滑市長が試乗し、自動運転技術を PR します。
1 実証実験の概要
(1)実施日程
平成 31 年 3 月 3 日(日)から 8 日(金)まで
日程 時間 内容
午前 10 時 15 分から午後 0 時 大村知事及び片岡市長試乗
3 月 3 日(日)
30 分まで 報道機関向けデモ走行 等
3 月 7 日(木)~8 日(金) 午前 9 時から午後 4 時まで 市民モニター等試乗
※1 平成 31 年 1 月 22 日に、国土交通省中部運輸局から、遠隔にいる 1 名の運転手が 2 台の自動運
転車両を同時に遠隔監視・操作するシステムを搭載した自動車の保安基準の緩和認定を受けています。
また、この認定を元に、愛知県警察本部、中部空港警察署による走行審査を経て、実施日までに、遠
隔にいる 1 名の運転手が 2 台を同時に運用する遠隔型自動運転システムの公道実証実験に係る道路使
用許可が得られる見込みです。


(2)実施ルート
中部国際空港島内(常滑市セントレア 1 丁目、3 丁目付近) 約2㎞


(3)実証主体等
実証主体:愛知県、アイサンテクノロジー株式会社、株式会社ティアフォー、岡谷鋼機株式会社、
損害保険ジャパン日本興亜株式会社、KDDI 株式会社、名古屋大学 ほか
協 力:常滑市 株式会社ディー・エヌ・エー、日本信号株式会社


(4)実証内容
・車両内の「運転席」は無人です。車外の遠隔監視・操作拠点に設置した運転席から、2 台のエステ
ィマを同時に遠隔監視し、必要に応じて操作します。
・遠隔監視時の車両は、ハンドル、アクセル、ブレーキが自動的に制御され、出発地から目的地まで
自動運転を行います。万一、衝突などの危険を察知した場合には、遠隔操作により、緊急停止の措
置を講じます。
・2 台の車両が時間差を置いて、追従する形で走行します。
・株式会社ディー・エヌ・エー及び日本信号株式会社の協力を得て、実証ルート上にある 1 か所の信
号機において、信号機に設置した無線機から送られてくる信号サイクル情報について、自動運転車
両と通信することで、周辺環境に左右されない信号認識が可能となり、安全性の向上や信号サイク
ルを見越した走行が可能となります。(中部地域初)。


なお、本実験は、「信号制御機に接続する無線装置の開発のための実験に関する申請要領(平成 30
年3月 警察庁)」に基づくものです。
以上

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