CMMIレベル5継続達成に関するお知らせ

2021 年 11 月 25 日
株式会社システム情報
https://www.sysj.co.jp/



CMMI®レベル 5 継続達成に関するお知らせ

当社はこの度、CMMI の最高位であるレベル5を継続して達成いたしましたので、お知らせいたします。CMMI
は評定の満了までが3年間であるため、当社では満了日が来るまでに評定を行い、3年ごとにレベル5を達成し
ています。
今回4回目となります継続達成により、さらなる顧客基盤の拡大及び不採算プロジェクト発生リスクの低減が
見込まれることから、今後のビジネスの拡大及び収益の向上に繋がる可能性が高いと考えております。



当社は、 (管理・営業部門を除く)において、ソフトウェア開発組織の能力成熟度モデルである CMMI
全社
(Capability Maturity Model Integration)
(*1)の最高位である成熟度レベル5を継続して達成いたしました。
日本では現在、成熟度レベル5を達成している会社は5社であり、全社での達成は2社となります。達成して
いる会社についての情報は以下の URL で確認できます。
https://cmmiinstitute.com/pars


【内容】

評 定 日 :2021 年9月 30 日
モ デ ル :CMMI Development V2.0 (CMMI-DEV)
成 熟 度 :レベル5
評 定 範 囲:全ソフトウェア開発部門および品質管理部門
(管理部門、営業部門を除く全部門)




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【これまでの達成状況】
当社は、2003年よりCMMI に基づくプロセス改善・組織能力向上に全社で継続的に取り組んでおります。

評定年月 認定対象 バージョン

2006 年9月 CMMI レベル3 V.1.2
2010 年9月 CMMI レベル4 V.1.2

2012 年 11 月 CMMI レベル5 V.1.3
2015 年 11 月 CMMI レベル5(継続達成) V.1.3

2018 年 10 月 CMMI レベル5(継続達成) V.1.3

2021 年9月 CMMI レベル5(継続達成) V.2.0


【今期間の主な改善内容】
① アジャイル開発プロセスの拡充
アジャイル開発(*2)における標準のプロセスはすでに確立しておりましたが、さらに品質保証の
プロセスを強化いたしました。お客様が必要としているものを作ることがアジャイル開発の品質と捉え、
お客様とともにゴールに向かえるようにと考えてプロセス改善を継続しております。
② プロジェクト・ファシリテーション
プロジェクトを牽引するファシリテーションスキルとノウハウを形式知化しました。ステークホルダー
を巻き込み、チームの一体感を高め、モチベーションを維持してゴールに向かっていくプロジェクト・
ファシリテーションの手法を社内に浸透させることで、当社の従来の強みであるプロジェクト
マネジメント力をより一層強めてまいります。
③ UX を中心とした上流工程の強化
UX(*3)のツールや考え方を取り込み、ユーザ目線でビジネス検討を行い、システムの企画・検討から
参画できる人材育成の基礎を確立してまいりました。
④ 人材育成
①②③を含め、DX(*4)を担える人材の育成を進めております。


これまでに実施してきた継続的な改善と上記の改善は、売上・利益の拡大に貢献できております。


【今後に向けて】
今後も、より高度な改善を継続しプロセスを最適化することで、サービスの品質を更に高め、お客様により
ご満足いただけるように努めてまいります。




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(*1)CMMI(Capability Maturity Model Integration)
米国カーネギーメロン大学(CMU)のソフトウェア工学研究所(SEI)が開発したソフトウェア開発
プロセスの能力成熟度モデルです。組織のプロセス能力(成熟度)を5段階で評価し継続的な改善を促す、
体系的なプロセス改善のためのモデルです。現在ではソフトウェア開発能力を測る国際標準的な指標と
なっています。
審査満了日(Appraisal Expiration Date)は評定から 3 年後の日付になります。その日が来るまで、CMMI
Institute のサイトに会社名・評定内容・評定結果などが掲示されています。


(*2)アジャイル開発
アジャイル(Agile)とは、直訳すると「素早い」「機敏な」「頭の回転が速い」という意味です。
アジャイル開発は、システムやソフトウェア開発におけるプロジェクト開発手法のひとつで、小単位で実装と
テストを繰り返して開発を進めていきます。従来の開発手法に比べて開発期間が短縮されるため、アジャイル
(素早い)と呼ばれています。


(*3) UX(User Experience)
ユーザが製品やサービスを通して得られる体験や経験のことです。ユーザの体験を改善することで、製品・
サービスの質を向上させることを目的としています。


(*4) DX(Digital Transformation)
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、
製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を
変革し、競争上の優位性を確立することです。


以上


<お問合せ先>
株式会社システム情報
技術監理本部 品質監理部
E-mail:hinkan@sysj.co.jp




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