テックファーム、最先端技術「3D Gaussian Splatting」で3Dモデル生成ソリューション開発

Press Release No-133



2024 年 4 月 22 日
報道関係者各位
テックファームホールディングス株式会社
(東証グロース 3625)


テックファーム、最先端技術「3D Gaussian Splatting」で
3D モデル生成ソリューション開発
アパレル、エンタメ、各種メーカー、ペット業界の導入見込む

ICT ソリューション事業を手掛けるテックファーム株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長 千原信悟、以
下:テックファーム)は、AI を活用した最新の 3D 技術「3D Gaussian Splatting」による 3D モデル生成ソリ
ューションサービスの提供を開始しました。従来の技術では再現が難しかった人の髪の毛や表情、衣服の素材
感など細部まで生成可能で、撮影時間およびデータ容量も大幅に縮小。アパレル業界、エンターテインメント
業界、各種メーカー、ペット業界など幅広いジャンルでの利用を見込んでいます。

■撮影時間を 3,600 分の 1 に、データ容量も約 7 割を削減。3D でリアルな商品体験を提供
「EC サイト上で、商品(服)を人間に着せたトータルコーディネートを見せたい」という顧客からの要望を
受けたことを機に、最先端の技術「3D Gaussian Splatting(ガウシアン・スプラッティング)」を採用した 3D
モデル生成ソリューションを開発。従来の 3D 技術「フォトグラメトリ」と比較し 3D 生成精度は大幅に向上、
撮影にかかる時間・データ容量は大幅に削減することに成功しました。ブラウザ表示用の 3D ビューワーも独自
に開発し、既に EC サイトに実装した顧客からは、ユーザーの商品体験向上が評価されています。商品単体で
はなくトータルコーディネートで、さらに実際の外観や質感をリアルに再現できることにより、購買促進や返
品率低下への寄与も期待されています。
▼衣服撮影におけるフォトグラメトリ(従来技術)と 3D Gaussian Splatting の比較
フォトグラメトリ 3D Gaussian Splatting
あらゆるアングルから対象物を撮影し、
複数のアングルで撮影された画像データから 3D 空間を
概要 写真を元にコンピューターで解析
学習、リアルタイムにレンダリングし 3D シーンを生成
複数の視点の画像から 3D ポリゴンを生成
不得意な対象がある 制限が少ない
撮影の対象物
(人の表情・透明・反射する素材等の再現が難しい) (細いボーダーの柄は再現が難しい)
50 枚程度
撮影枚数 200 枚〜500 枚
※規模・品質により、多少変動有り
撮影の難易度 高い 低い
撮影時間(当社比) 遅い(1時間~3 時間) 早い(3 秒)
データ 容量が重く、データ圧縮等の加工プロセスが必須 容量が軽く、ブラウザ表示に適している


●3D 生成デモ動画 URL:https://youtu.be/S4TWpS0pKDg?si=doMmgU7521_PXtTw


◀︎(デモ動画キャプチャ:
アパレル EC サイトを例に)

あらゆる角度でコーディネー
トの着用感、商品の質感を確
認できる。
従来の 3D 生成技術では不得
意とされていた透け感のある
ブラウスの素材感や、人物の
表情もリアルに再現されてい
る。
Press Release No-133



■幅広い業界での活用を想定
例 1:アパレル業界
EC サイト上で 360 度どこから見ても高精度のコーディネートを掲載し、よりリアルなイメージを膨らませる
ことで購買促進にも繋げることができます。
例 2:エンターテインメント業界
アーティストやフィギュア、コスプレなどを 3D コンテンツにし、公式サイトやアプリで再現。コンテンツの
一つとして販売することで、新たな収益化が見込めます。
例 3:各種メーカー
商品開発過程において作成した試作機やサンプル品を 3D モデル化させることにより、海外などの工場から日
本への配送コスト・時間を削減したデザインレビューの効率化に役立ちます。
例 4:ペット業界
数秒で撮影が完了するので、例えば「レインコートを着用した柴犬」を 360 度 3D コンテンツ化ができます。
リアルさに加え、コンテンツそのものの可愛さが、購買意欲を喚起することが期待できます。

■3D コンテンツ生成技術におけるテックファームの取り組み
2020 年:3D モデルを利用する事業者が Web 上の管理サイトでデータの共有や編集、管理を一括で行うことが
できるプラットフォームサービスを提供開始
2022 年:フォトグラメトリ技術を用い、3D モデル化したい商品を送付するだけで 3D モデルのデータを生成
し、メタバースなどのバーチャル空間や EC サイトなどで活用できる 3D コンテンツ生成サービスをスタート
さらに近年では、AI を用いたフォトグラメトリ技術の発展形である NeRF を利用した応用研究を展開していま
す。このような 3D コンテンツ生成技術に対する持続的な取り組みにより今回、3D Gaussian Splatting(2023
年発表の最新技術)の早期実用化を実現しました。今後もテックファームは、様々な分野で拡大する 3D モデル
の活用を支援していきます。

【3D モデル生成ソリューションサービス概要】
詳細 URL:https://www.techfirm.co.jp/cod/scroll-3dgs/


■テックファームについて
「ICT に精通したプロフェッショナル集団」として、デジタル技術を活用した事業変革や課題解決のための
ソリューションをワンストップにて提供。1998 年の創業以来、世界初や日本初のサービス実現に携わり、世界
初のモバイルインターネットサービスである NTT ドコモ「i モード」立ち上げ時のシステム開発への参画をは
じめとして、モバイル黎明期から多種多様な産業における ICT 活用の経験やノウハウを蓄積する。AI、IoT を
活用したデータ収集や分析から、ドローンやスマートデバイス、3D 技術のメタバース領域への活用などの最先
端テクノロジーと、多種多様な業界にて蓄積してきた ICT ソリューションに関する知見やノウハウを組み合わ
せることで、企業における DX などのイノベーションを支援する。

【企業概要】
会社名 テックファーム株式会社
所在地 東京都新宿区西新宿 3 丁目 20 番 2 号 東京オペラシティタワー23F
代表者 代表取締役社長 千原 信悟
設 立 2015 年
資本金 100 百万円(2023 年 6 月末現在)
U R L https://www.techfirm.co.jp/

※記載の商品名、サービス名及び会社名は、各社の商標または登録商標です。

【本プレスリリースに関する報道関係者の方々のお問い合わせ】
テックファームホールディングス株式会社 コーポレートコミュニケーション室
Email:press@techfirm.co.jp
コーポレートサイトのお問い合わせフォーム:https://www.techfirm-hd.com/contact

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