ピーバンドットコム、プリント基板ECサイト「P板.com」で半導体などの電子部品調達サービスの自動化に向けたシステム開発に着手、今夏にもリリース予定

各位

2024 年 2 月 2 日
株式会社ピーバンドットコム



ピーバンドットコム、プリント基板 EC サイト「P 板.com」で
半導体などの電子部品調達サービスの自動化に向けた
システム開発に着手、今夏にもリリース予定

プリント基板の EC サイト「P 板.com(ピーバンドットコム)」を運営する、株式会社ピーバンドット
コム(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:後藤康進)は、プリント基板に搭載する電子部品を自社
EC サイト内で即時見積、注文を可能とする部品調達自動化サービスの開始に向け、システム開発を進
めています。本サービスは今夏のリリースを予定しています。また、部品在庫管理、余剰在庫の C to C
販売といった部品関連サービスを立て続けにリリースして、部品調達・管理における利便性を高め、案
件あたりの売上増加と既存顧客の戦略的維持を図ります。




■プリント基板と電子部品の関係
プリント基板とは、世の中のあらゆる電子機器に使われている部品で、複雑な電子回路の設計図のよ
うな役割を果たしています。半導体やコンデンサ、ハーネスなどさまざまな電子部品をプリント基板上
に実装し、つなぎ合わせることによってはじめて電子機器を動かすことができるようになります。
このようにプリント基板と実装される電子部品には密接な関係があり、当社の主力サービスであるプ
リント基板製造サービス案件の約 30%が部品実装サービスとの併用です。


■部品調達の現状と課題
部品実装サービスの中で、部品調達まで包括受注できている案件は、全体の僅か 18%に留まっていま
す。それには下記の要因があると考えています。
① スピード感: 見積回答の所要日数は 3~5 営業日
② 割高感: 多種多量の電子部品の調達調整に係る工賃は単価に反映
コストダウンを図るために負担の大きい調達作業を許容し、自社調達を選択されるお客様も少なくあ
りません。


■部品調達の EC 化
当社では、外部の電子部品 EC サイトと連携して、EC サイト「P 板.com」内で電子部品調達を自動化
するシステムの開発を進めています。このシステムの利用により、このようなことが実現可能です。
① お客様は、調達を希望する電子部品の在庫状況や価格を即座に確認することが可能
② システムによる自動化で人件費を削減し、市場競争力ある価格提示が可能
③ 調達部品の納品先を自動的に対象の部品実装工場に割り当てるなど、基板実装に必要な部材の流
れを一括管理することが可能


■売上への貢献と今後の展望
部品調達の EC 化によって調達業務の迅速化と価格メリットを発揮することにより、本稼働から 3 年
で、下記の貢献を見込んでいます。
① 部品実装サービス案件数に占める部品調達の割合が 18%→45%に増加
② プリント基板製造サービスと部品実装サービスの同時利用が、約 30%→50%へ拡大
③ 案件あたりの売上増加により、年間 3 億円程度の売上高インパクト
さらに、今後リリース予定の部品在庫管理や余剰在庫の販売サービスと組み合わせることにより、煩
雑になりがちな電子部品管理を「P 板.com」システムに集約することが可能となります。
「P 板.com」はお客様のビジネスをより効率的かつ経済的にするための強力なツールへと進化します。


■代表取締役社長 後藤康進のコメント
当社ではかねてより部品調達の課題を認識しており、2019 年には「部品調達 AI 見積(β版)」をリリ
ースし、市場調査を進めました。今回の部品調達 EC 化は、当時の AI 見積とは異なる概念でのシステム
開発になりますが、目指す方向性に変わりはありません。提携先にも恵まれ、早くて安い部材調達が実
現可能なサービスの実現に近づくことができました。省人化によりほかの高付加価値サービスに人材を
振り分けることで、当社が提供するサービス全体のパフォーマンス向上にもつながります。今後も、も
のづくりに携わるみなさまにお役立ちが出来るサービス作りに尽力してまいります。


■会社概要 株式会社ピーバンドットコム
「アイデアと探究心で、“あたりまえ”を革新する。
」をパーパスに掲げ、プリント基板ネット通販のパ
イオニアとして EC サイト「P 板.com」を中核事業に、プリント基板の設計・製造・部品実装までをイ
ンターネット上で「ワンストップ・ソリューション」に提供する企業です。部材調達だけでなく、もの
づくりを包括的に支援する「ピーバン・オムニチャネル」(※)の構築をしております。
所 在 地 : 〒102-0076 東京都千代田区五番町 14 五番町光ビル 4F
代表取締役社長:後藤 康進
公式サイト:https://www.p-ban.com/corporate/
※ピーバン・オムニチャネル:https://www.p-ban.com/corporate/ir/vision.html

エンジニアやものづくりメーカが求める、ものづくりに必要なリソース「ヒト、モノ、カネ、時間、
情報」の”足りない“を満たすべく、あらゆる面からサポートを行う事業構想の枠組み




ものづくりの”足りない”を満たす、ピーバン・オムニチャネル



■本件に関するお問い合わせ先
株式会社ピーバンドットコム IR 担当
電話番号:03-3261-3431 E-mail:info@p-ban.com
問い合わせフォーム:https://www.p-ban.com/corporate/ir/contact_form.html

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