IoT住宅向けセンサーの共同開発に関するお知らせ

2019 年6月 20 日
各 位
会 社 名 ケイアイスター不動産株式会社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 塙 圭二
(コード番号:3465 東証第一部)
問合せ先 執行役員 経理財務本部長 松澤 修
(TEL. 0495-27-2525)


IoT 住宅向けセンサーの共同開発に関するお知らせ

当社は、今後の住宅供給数拡大に向けた新たな取り組みに挑戦するため、2018 年 4 月に戦略的資
本業務提携(2018 年4月 25 日開示)を結んだ KAMARQ HOLDINGS PTE.LTD の子会社で、IoT 関連シ
ステム開発及びコンサルティングサービスを行うカマルク特定技術研究所株式会社(以下 「カマル
ク X(エックス)
」という)と「住宅向けセンサー及びセンシング技術開発」について進めていくこ
とを合意いたしました。


1.共同開発の背景と概要
国内において、センサー製品は企業向けが中心であり、消費者向け製品が少ない現状があります。
(※1)同様に、建物設備系の IoT 対応センサー及びセンシング技術(※2)は、オフィスビルや介護
施設向けが中心であり、一般の住宅向けのものは、コストの問題やセンサーの設置条件の多様さな
ど、住宅固有の課題によって、普及が進んでいないと考えられます。
この度当社とカマルク X は、当社住宅販売事業および外部企業への提供における新商品開発に向
け、住宅において十分な精度での測定・分析が低コストで実現可能な一連のセンサー製品及び、AI を
ベースにしたセンサーデータ分析サービスを共同開発することに合意しました。これら製品及びサ
ービスを安価で汎用性のあるものとすることで、今後当社は、住宅の快適性維持向上のための商品
展開を目指します。
第一弾としては、両社は住宅内の空気に着目し、空気質モニタリング用の IoT 対応センサー製品
(以下、「本センサー」という。
)の実現を目指します。
当社では、住宅内の各所に設置された本センサーを用いた空気質モニタリングによって、空間の
快適さを損ねうる空気質の状態を「自ら判断するインテリジェントな住宅」を開発。例えば、料理
などによる湿度の急上昇を検知し、換気を促すメッセージをスマートフォンに流すことで、「結露」
という不快要因を取り除くとともに、換気不足による結露を原因としたハウスビルダーへのクレー
ムを減らすなど、住宅オーナー様とハウスビルダー双方にメリットをもたらすことが可能となりま
す。
この様なセンサー製品及びサービスを通じ、当社の主要顧客層である一次住宅取得層や子育て世
帯に向け、さらなる安全・安心・快適をお届けしていきます。
本商品の開発により、当社の特色である「高品質だけど低価格」の上、さらに付加価値の高い住
宅の販売を可能とし、既存住宅オーナー様へのサービス提供も可能とします。これにより、アフタ
ーフォローにおける新たなサービスビジネスへ取り組むと共に、他の工務店やハウスビルダーへの
製品及びサービス供給を行うことで、更なる収益拡大を目指してまいります。
※1.参考資料:センサーを巡る市場・技術動向と今後の地域展開に関する調査報告書, p. 135。

※2. センサーからの測定データを分析するなどして、様々な情報を得る技術の総称。




2.IT コラボレーションルームの設置
カマルク X との技術開発をより強固かつスピード感をもち進めるため、当社の東京本社内に IT コ
ラボレーションルームを設置し、互いの技術開発の合理化を図ると共に、即時性あるコミュニケー
ションが取れる環境を整えました。


3.共同開発のパートナー企業の概要
社名 カマルク特定技術研究所株式会社(通称:カマルク X)
代表 代表取締役 岩倉 路和
所在地 〒893-0013 鹿児島県鹿屋市札元 1-24-20-9
資本金 1,000 万円
設立 2002 年 3 月 1 日
URL http://www.kamarqx.jp/
事業内容 時系列データ基盤を活用した「IoT&M2M」ソリューション開発、
時系列データ管理システム販売及びソリューション開発 ほか


4.今回の共同開発による売上高等への影響
2020 年 3 月期の当社連結業績への影響は軽微ではございますが、今後開示すべき事項が生じた場
合には速やかに開示いたします。
以上

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