株式会社エスサーフェステクノロジーズとの技術提携に関するお知らせ

NEWS RELEASE


2022 年 10 月 26 日
各 位
会 社 名 株式会社ジェイテックコーポレーション
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 津 村 尚 史
(コード番号:3446 東証プライム)
問合せ先 取 締 役 管 理 部 長 平 井 靖 人
(TEL. 072-655-2785)



株式会社エスサーフェステクノロジーズとの技術提携に関するお知らせ


当社は、以下の通り、株式会社エスサーフェステクノロジーズ(以下「SST」という)との間で技術
提携を行うこととなりましたので、下記の通りお知らせいたします。





1.技術提携の理由とその内容
当社は、2022 年 5 月 30 日に開示しました長期成長戦略「Innovation2030」の達成を目指しており
ます。この度「Innovation2030」の中で掲げました「既存技術×新市場」の分野への進出を積極的に
図るべく、大阪大学発ベンチャー会社である SST と技術提携をすることになりましたのでお知らせ
します。
まず第一弾として、既に当社に対して国内外の放射光施設から複数の引合いや問い合わせがある
チャネルカット結晶※1 の販売を開始します。このチャネルカット結晶は、SST を立ち上げた大阪大学
大学院工学研究科の佐野泰久准教授が長年研究開発されてきたプラズマ表面加工技術により高度化
することに成功した光学素子であり、最近では放射光施設の各種ビームラインで使用される放射光
単色化のためのモノクロメーターとして有用であると評価を受け、現在世界的にバージョンアップ
が進んでいる第4世代放射光施設での需要が高まることが期待されています。
またこれまで、佐野泰久准教授は独自のプラズマ表面加工技術を用いて次世代電子デバイス向け
超薄膜 SOI 基板や、次世代パワー半導体材料として期待される SiC や GaN などのワイドギャップバ
ンド化合物半導体基板といった半導体基板製造技術・プロセスを開発された実績を有しております。
今後は、当社の放射光向けX線集光ミラー製造に必要不可欠なナノ加工技術及びナノ計測技術との
シナジー効果により、 との技術提携において新しいX線結晶光学素子や電子デバイス用結晶材料
SST
の表面加工技術の開発や製品創出を推進してまいります。


2.技術提携の相手先の概要
(1)名 称 株式会社エスサーフェステクノロジーズ
(2)所在地 大阪府茨木市
(3)事業内容 X線結晶光学素子及び電子デバイス用光学素子の製造販売
プラズマ加工技術に係る研究開発・装置の開発及び販売
プラズマ加工技術に係る調査、研究、開発に関する受託
(4)設立年月 令和4年 10 月
3.今後の見通し
本発表による 2023 年6月期の業績への影響は軽微であり、来期以降の見通しについて大きく影響
を与える場合は速やかに開示して参ります。




※1 (図)放射光施設におけるチャネルカット結晶




以 上

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