当社子会社によるトラック・リースバック事業開始のお知らせ

株式会社ファンドクリエーショングループ



NEWS RELEASE 2022 年 10 月 14 日


会 社 名 株式会社ファンドクリエーショングループ
代表者名 代表取締役社長 田島 克洋
(コード番号 3266)
問合せ先 取締役経営企画部長 阪本 浩司
(T E L. 03-5212-5212)




当社子会社によるトラック・リースバック事業開始のお知らせ
オペレーティングリースによるリースバック事業を通じてトラック運送業界に貢献

この度、当社連結子会社である株式会社ファンドクリエーションは、営業用トラックについて
のリースバック事業を開始いたしましたのでお知らせいたします。





1.日本におけるトラック運送業界について
日本におけるトラック、鉄道、外航海運、航空、倉庫などを合わせた物流事業全体の市場規模
は約29兆円ですが、トラック運送事業はその約7割となる19兆3,576億円を占めております。
(数値出所:公益社団法人全日本トラック協会)
消費者にとって最も身近な輸送サービスであるトラック運送は、インターネット通販
やテレビショッピングの伸びにより拡大を続けており、特に近年は新型コロナウイルス
感染症の感染拡大に伴って宅配需要の増加などもあり、今後も市場の拡大が続くことが
見込まれております。
一方で、国内の貨物自動車事業者数を見た場合、2021年3月末現在で総数62,844者の
内、保有車両数が10両以下の零細事業者が54.6%、保有車両数が11~200両の中小事業者
が44.8%であり、零細・中小事業者の比率が99.4%と圧倒的な比率を占めております。
また、資本金についても1億円未満の事業者比率が99%となっており、19兆円を超える
大規模な市場を多数の零細・中小事業者が支える構造となっております。(数値出所:
国土交通省自動車局貨物課)
このように市場の拡大が見込まれる中、トラック運送業界が今後も成長を続けるために
は、ドライバー等の労働力の確保と並んで、経営基盤が脆弱な零細・中小事業者が圧倒的な
比率を占める市場構造の下では、トラック等車両調達について何らかのソリューション
の提供が必要であると考えられます。



ご注意:本文書は当社グループの事業についての発表文であり、投資勧誘等を目的としたものではありません。
株式会社ファンドクリエーショングループ



2.投資アセットとなるトラックについて
新事業の投資対象であるトラック等のマーケットについては、以下のような状況となってお
ります。
① 車両数
2020年度に国内で登録されているトラック車両数の合計は約7322万両。このうち、
トレーラーを含めた緑ナンバーの営業用トラックはおよそ149万両であり、全体に占め
る割合は19.3%となっております。(数値出所:公益社団法人全日本トラック協会)
② 平均使用年数
2021年の普通貨物車(大型トラック)の平均使用年数は17.99年となっており、年々
長期化する傾向が続いております。(数値出所:一般社団法人自動車検査登録情報協会)
③ 資産価値
3か月毎の定期点検及び1年毎の車検が義務付けられているトラックは、定期的な
整備を通じて上記②のように平均使用年数が長く見込まれることから、乗用車と比較
して資産価値が担保しやすくなっております。
④ 中古市場
上記のようにトラックは価値が低下しにくく、中古車マーケットが確立しているた
め、流動性のある優良な資産となっております。


3.オペレーティングリースによるリースバック事業について
当社グループでは、これまでにも国内での不動産、太陽光発電設備や国内外の金融商品を対象
アセットとする多様なビジネスを展開してまいりました。このたび新ビジネスとして、当社の
連結子会社である株式会社ファンドクリエーションが、トラックを新たな投資対象としたオペ
レーティングリースによるリースバック事業を開始することといたしました。
本事業では、大型貨物車両から中型・小型までの各種貨物車両を対象とし、株式会社ファンド
クリエーションが運送会社から車両を購入し、各車両を運送会社にリ-スバックすることによ
りリース料収入を得る事業となります。上記に記載したように、トラックという投資アセット
は資産価値が減じにくく、かつ、市場規模が大きく、中古市場に厚みがあり、換金性の高い魅
力的な投資対象であると、当社グループでは考えております。
また、運送会社にとっても、オペレーティングリースによるリースバックを活用することによ
り、資産のオフバランス化を行うことができ、トラックの減価償却費を負担せず、リース料の
支払いのみでトラックを使用することができることから、財務の健全化が進み事業拡大を図る
ことが出来るというメリットがあります。また、運送会社はリース契約終了時にトラックを買
い戻すことを選べることから、リース契約終了時以降も、トラックを引き続き使用できるする
ことが可能となっています。当社グループでは、本事業を通じて提供するソリューションは、
トラック運送業界のみならず、運送需要の拡大が続く社会全体にも貢献できるソリューション
であり、事業であると考えております。

ご注意:本文書は当社グループの事業についての発表文であり、投資勧誘等を目的としたものではありません。
株式会社ファンドクリエーショングループ

当社グループといたしましては、トラック運送業界の市場規模の大きさから、今後も本事業の
拡大を図っていくことにより、同時に社会貢献にも尽力してまいりたいと考えております。


4.今後の業績に与える影響について
本件が、2022 年 11 月期の連結業績予想および当面の当社の連結業績に与える影響は、軽微と
考えております。また今後、業績に重大な影響を与えることが判明した場合には、速やかにお
知らせいたします。


以 上




ご注意:本文書は当社グループの事業についての発表文であり、投資勧誘等を目的としたものではありません。

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