水・電気の完全自給自足を実現、近未来の住宅環境・サービスを創出するファーム「OTSハウス」の着工について

平成 29 年 4 月 27 日
各位
会社名 株式会社TOKAIホールディングス
代表者名 代表取締役社長 鴇田 勝彦
(コード番号 3167 東証第1部)
問合せ先 執行役員広報部・IR室担当 谷口 芳浩
(TEL. 054-273-4878)



水・電気の完全自給自足を実現、近未来の住宅環境・サービスを
創出するファーム「OTSハウス」の着工について



株式会社TOKAIホールディングス(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:鴇田勝彦)及び傘下
の、
(株)TOKAI、
(株)TOKAIコミュニケーションズ、東海ガス(株)及び(株)TOKAI
ケーブルネットワークの4社(以下、TOKAIグループ)は、近未来の住宅及び生活関連サービスの
開発・検証・実証、またプレゼンテーションを実施するファームとなる「OTSハウス」を静岡県島田
市にて着工いたします。




1.概 要
TOKAIグループでは、ガス、インターネット、CATV、アクア、電気といったお客様の生活に
密着した生活インフラサービスを幅広く提供し、また住環境分野においても住宅事業・リフォーム事業
を展開し、お客様の生活を総合的に支える「Total Life Concierge」構想の拡充を図っています。
各サービスの拡充を図る中、TOKAIグループは、現在そして近未来の社会環境に求められる機能
を備えた住宅の検討を進めてまいりました。
建物構造、ライフラインとなる電気・生活用水・ガス、また放送・通信等、住宅を構成する様々な設
備・サービスの近未来像・高度化を検討する中、具体的に検討・開発、検証・実証を行う環境を「OT
Sハウス」として構築し、今後の新規事業・新商品の創出に取り組んでまいります。


2.OTSハウス構築の背景・目的
再生エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)の開始、また東日本大震災や熊本地震等を経て、
日本のエネルギー環境、また生活インフラに対する国民の意識に変化が生じています。省エネルギー、
CO2 削減の推進に向けて再生エネルギーの導入が進むとともに、「エネルギーの地産地消」による効率
化、またインフラ自体のセキュリティ向上の取り組みが活発化しています。一方で、抜本的なインフラ
の改善には、大規模な投資や住宅団地等のネットワーク・コミュニティの生成、また長期間の実証・検
証が必要です。
OTSハウスは一戸の住宅であっても、また住宅の新築・既築を問わず、省エネルギー、そして分散
エネルギーの活用とインフラのセキュリティ=自給自足を実現する設備・サービスを生み出していくこ
とを大きな目的としています。



3.OTSハウスの基本コンセプト
OTSハウスは、電気・水という生活に欠かせないインフラの完全自給自足を実現し、停電・断水が
あっても平常通りの生活が可能な家を実現します。
また東日本大震災・熊本地震を機に分散エネルギーとして災害にも強いと再評価されているLPガス
をはじめ、TOKAIグループが提供する通信・放送・アクア・セキュリティ等の生活インフラサービ
ス、そして先端の通信・放送技術等を盛りこみながら、すべてのサービスをワンストップ・ワンコント
ラクト・ワンコールセンターで提供。万全のメンテナンス・サポートで生活を守ります。
また、電気・生活用水を完全自給自足することで、電力会社・上水道にかかる料金はゼロを実現。家
族 4 人の生活なら、年間約 14 万円※1 がお得。またTOKAIグループの生活インフラサービスのご利
用で、TLC会員サービスによるポイント還元も最大 18,000 ポイント※2。お財布も守られる家です。
現在・近未来における様々な社会環境に対応しながら、安心・安全・便利なくらしを送ることが出来
る「家」「住んでいるだけで居住者が守られる家」を実現する商品・サービスの創造を目指します。

※1:電気・水道・LP ガス料金を弊社シミュレーションにて算出

※2:LP ガス、インターネット、ケーブルテレビ、おいしい水の宅配便、セキュリティ、格安モバイル LIBMO を利用した場合

の平均利用料金から算出。



4.OTSハウスにて事業化・商品化に取り組む分野
①エネルギー分野
OTSハウスは、省エネルギー住宅を進化させ、生活に必要な電気はすべて自給自足する環境を
実現いたします。また分散エネルギーとして災害への強さが再評価されているLPガスを組み合わ
せ、停電や都市ガスの供給停止があっても一切の影響を受けず、平常的な生活を送ることが出来る
環境の構築を目指します。
②生活用水分野
平常時で家族 4 人が必要とする生活用水は 1 日約 800~900L と言われています。OTSハウスは
雨を水源として、先鋭的な貯留・濾過システムを用いて生活用水の完全自立を実現いたします。
③情報通信・放送分野
核家族化が進む環境下、また共働き世帯や子育て世帯にとって、家族間のコミュニケーションや
家族で過ごす時間はさらに重要度を増しています。OTSハウスでは、先進の情報通信技術を活用
したコミュニケーションサービス、また家族で楽しむ放送サービスの開発・検証に取り組んでまい
ります。
④その他の生活関連サービス分野
エネルギー、通信、放送分野に加え、生活を支えるインフラサービス・付加サービスについても
OTSハウスでの創出・高度化を図ってまいります。サービスはTOKAIグループが一括提供す
るよう、統合コールセンターを設置しワンストップでのサポートを提供。安心・便利・お得なくら
しを提供いたします。


5.OTSハウスの今後の予定について
OTSハウスは平成 29 年7月末の建物完成を目指しております。その後、当初より実証に取り組む
設備・サービスの構築・初期検証を行った後、平成 29 年 10 月より検証内容の公開・プレゼンテーショ
ンを行う予定です。
公開後は、エネルギー・生活用水の完全自給自足を実現する設備や、今後のサービス創出を目指す先
端機能等をご案内するツアーの開催、実際にOTSハウスに宿泊・滞在してのモニター体験など、様々
なイベントを開催いたします。詳細につきましては決定次第、随時情報開示してまいります。

6.OTSハウスの建築概要
建築用地:静岡県島田市ばらの丘 1 丁目 2-6
敷地面積:228.91 ㎡(69.24 坪)
延床面積:137.88 ㎡(41.70 坪)(木造在来軸組工法・2 階建)


7.OTSハウスの建築イメージ




以 上





8162