2022年7月-9月中古スマホ取引数ランキング -iPhone14シリーズ発売による中古市場への影響は?-

PRESS RELEASE
報道関係者各位

2022 年 10 月 27 日
株式会社マーケットエンタープライズ


2022 年 7 月〜9 月中古スマホ取引数ランキング
iPhone 14 シリーズ発売による中古市場への影響は?
主要 4 市場より抽出された中古スマホ相場データより分析

株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区、代表取締役社長:小林 泰士、東証プライム・証券コード
3135)は、当社が運営するウェブメディア「iPhone 格安 SIM 通信」(https://www.kashi-mo.com/media/)にて提
供している、フリマアプリやインターネットオークション等主要 4 市場を総括した中古スマートフォン相場比較サー
ビスより抽出した中古スマホ取引データの分析を行いましたので発表します。
調査の詳細はこちら:https://www.kashi-mo.com/media/162289

■分析結果概要
1. iPhone SE(第 2 世代)・(第 3 世代)が急成長もトップ 3 は変わらず iPhone 8
2. iPad は顔ぶれ変わらず ユーザーは安さと機能性を重視
3. Android の顔ぶれ一新 新たに 6 機種がランクイン
【総評】新機種発売による影響は?


1 iPhone SE(第 2 世代)・(第 3 世代)が急成長もトップ 3 は変わらず iPhone 8




【報道関係者からのお問合せ先】
株式会社マーケットエンタープライズ 広報
担当:立花、柏木
Tel:03-6675-3923 Mail:pr@marketenterprise.co.jp
iPhone 全体の中古取引数は、前回の調査(2022 年 4 月〜6 月)と比べ 12.1%減少しました。ランキングで
は、前回同様、iPhone 8 が上位3位を独占しました。一方、大きく順位を上げたのが、iPhone SE (第 2 世
代)・iPhone SE (第 3 世代)です。iPhone SE (第 2 世代)躍進の理由は、2022 年 7 月の Apple 製品一斉値上
げが影響したと推察しています。iPhone SE(第 2 世代)は、2020 年発売と比較的新しい端末ながら、20,000
円台という安価で手に入れられることから、機種変更を検討していたユーザーが新品ではなく、中古端末
にシフトしたと見て良いでしょう。一方の iPhone SE (第 3 世代)は、一部の家電量販店で実施されたキャ
リア版 iPhone セールによる買い替えにより、大幅に取引数が伸びたと見ています。また、Apple の開発者
会議「WWDC 2022」でサポート終了が発表された iPhone 7 は、前回調査に引き続きランクインしている
ものの、iOS 16 アップデートの対象外となるため、今後の需要は減っていくでしょう。



2 iPad は顔ぶれ変わらず ユーザーは安さと機能性を重視




前回の調査(2022 年 4 月〜6 月)では、取引数が増加した iPad でしたが、今回の調査では 13.4%減少とな
りました。トップ 10 の顔ぶれに大きな変化はなく、iPad mini 4、iPad(第 5 世代)、iPad(第 6 世代)を中心
に取引がされています。iPad mini 4 は、2015 年発売モデルながらも、サポート対象となっており、16GB
では 15,000 円前後で購入が可能です。iPad(第 5 世代)や iPad(第 6 世代)は、サポート対象でありながら、
発売当初の半額程度まで価格が下がっています。安さと機能性を求めるユーザーから支持された端末の取
引が目立つ結果となりました。



3 Android の顔ぶれ一新 新たに 6 機種がランクイン

Android に関する詳しい解説は、こちらをご覧ください。 https://www.kashi-mo.com/media/162289

■分析:中古モバイル市場アナリスト 菅野辰則
2022 年 7 月 1 日、Apple が iPhone の価格改定を発表し、値上げが行われました。中古市場でも同様に取引
価格が上昇していくと予想していましたが、今回の調査では特に大きな動きは見られませんでした。要因の
一つとしては、 月に発売された iPhone 14 シリーズの売れ行きが芳しくなかったことが影響していると見


ています。例年、新シリーズ発売のタイミングでは、機種変更をするユーザーが多く見られますが、新シリ
ーズ発売による機種変更の動きが活発では無かったため、取引数そのものの減少に繋がったと言えるでし
ょう。例年、新シリーズ発表後は、機種変更需要が継続し、取引数が増加する傾向がありますが、今回に関
しては、取引数は引き続き減少していくと見ています。一方、iPad は、10 月 26 日に新シリーズのキャリ
ア発売があるため、今後の取引数に影響していく可能性があります。特に iPad(第 10 世代)は、前モデルか
らの複数の仕様変更がある為、買い替えによる取引数増加が見られるでしょう。
調査の詳細はこちら:https://www.kashi-mo.com/media/162289



株式会社マーケットエンタープライズ マーケティングディビジョン 執行役員 菅野 辰則

ソフトウェア開発会社にて、開発業務からスタートし、新会社設立時の Web マーケティング全般の業務を担

った後、2010 年にマーケットエンタープライズに入社。当社で Web マーケティングの責任者や経営企画を

担当後、現在は、デジタルマーケティング事業の責任者に従事する。膨大なデータの分析・管理能力を活か

して、中古モバイル市場の動向を分析する中古モバイル市場アナリストも兼任する。



■調査概要

調査方法:株式会社マーケットエンタープライズが運営するウェブメディア「iPhone 格安 SIM 通信」で提供している中古スマートフォン相

場比較サービスを通じて集積されたデータベースより抽出した中古スマートフォンの取引数・価格を集計

調査対象期間:2022 年 7 月 1 日から 2022 年 9 月 30 日

調査対象市場:ヤフオク!、ムスビー、メルカリ、ラクマ


■運営メディア

iPhone・Wi-Fi・WiMAX の情報をわかりやすく解説

・iPhone 格安 SIM 通信: https://www.kashi-mo.com/media/

ガジェット・通信ニュース情報をわかりやすく解説

・iPhone 格安 SIM 通信 YouTube チャンネル: https://www.youtube.com/channel/UCakZHegYrdh-Y3EasvGf7bw

格安 SIM・スマホの通信速度や選び方を解説

・SIM チェンジ: https://simchange.jp/



■株式会社マーケットエンタープライズ

マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開し、「持続可能な社

会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006 年の設立以来、成長を続けています。2015 年 6 月には東証マザーズに上

場。2021 年 2 月に東証一部へ市場変更の後、2022 年 4 月にはプライム市場へ上場しております。ネット型リユース事業では、

「高く売れるドットコム」のほか、リユースプラットフォーム「おいくら」や、80 か国以上への中古農機具の輸出などで事業拡大を続

けており、ネット型リユース事業のサービス利用者は延べ 580 万人を達成しました。

ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/

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