坂戸市と「おいくら」が 不要品のリユース事業開始へ -環境省により「令和4年度使用済製品等のリユースに関する自治体モデル実証事業」に選定-

報道関係者各位

2022 年 10 月 17 日
埼玉県坂戸市
株式会社マーケットエンタープライズ


坂戸市とリユースプラットフォーム「おいくら」が
不要品のリユース事業開始へ
〜環境省により「令和 4 年度 使用済製品等のリユースに関する

自治体モデル実証事業」に選定〜

埼玉県坂戸市(市長:石川 清)と株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区、代表取締役社長:小林 泰
士、東証プライム・証券コード 3135、以下「マーケットエンタープライズ」)が運営するリユースプラットフォーム「おいく
ら」は、2022 年 10 月 18 日より、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業の実証実験を行うこととなり
ました。本実証実験によって、不要品を廃棄物として捨てずに再利用する仕組みを構築し、坂戸市の廃棄物削減を
目指します。なお、本取り組みは坂戸市が子育て世帯の支援とごみ減量を目的に申請し、10 月 4 日、環境省によ
り「令和 4 年度 使用済製品等のリユースに関する自治体モデル実証事業」に選定されました。




■背景・経緯
坂戸市は、「第 6 次坂戸市総合進行計画」において SDGs を重要施策と位置づけ、市が取り組む事業の実施計画
に SDGs の目標を関連づけるなど、積極的に SDGs へ取り組んでいます。しかし近年、新型コロナウイルス感染症
の拡大によって生じた在宅時間に、家財の整理を行う人が増えたこともあり、粗大ごみ量が増加。坂戸市では、喫
緊の課題としてごみ減量対策を検討していました。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心に事業
展開しており、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、これまで、「地方創生 SDGs 官民連携プ
ラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超
えた SDGs への取り組みに注力してまいりました。
そうした中で「おいくら」と他自治体とのリユース事業について関心を持った坂戸市が、マーケットエンタープライズに
働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、今回の
取り組みが実現しました。坂戸市では、「一人ひとりが考え行動する循環型社会をめざして」を基本理念とし、
「Refuse・Reduce・Reuse・Recycle」の 4R を推進しています。4R の中でも、ごみをはじめから出さないように考える
「Refuse」は、「捨てない暮らし」を提案する「おいくら」※1 の理念と一致しています。
※1 「おいくら」とは
おいくらは、株式会社マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームです。不要品を売りたい方
が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較す
ることができます。
ウェブサイト:https://oikura.jp/ 加盟に関するお問合せ:03-6691-3220(平日 9:30〜18:00)


■目的
リユースが生活者に浸透してきた昨今では、使用済み製品のリユースを目的とした排出方法は多数あり、関連ビジ
ネスも多様化しています。手軽に行える不要品の個人間取引も人気ですが、不要品を手放すまでに発生する複数
のやり取りが精神的ハードルとなって、不要品をリユースせずに廃棄してしまうケースが少なくないことを坂戸市で
は危惧しておりました。マーケットエンタープライズが運営する「おいくら」は、一度の依頼だけで不要品の買取価
格をまとめて比較し、売却ができる手軽さが好評で、これまでおよそ 90 万人(2022 年 8 月現在)の方にご利用
いただいているサービスです。これまで梱包が難しく、発送も困難である家電や家具などの大型品は、個人での
売却は難しいと捉えられていました。しかし、「おいくら」を利用すると、不要品の一括見積もりから買取依頼、売
却までを自宅から一歩も出ずに、スムーズに完結できるようになります。本取り組みによって、「おいくら」を用い
て簡単にかつ廃棄ではなく売却という形で不要品のリユースができることを坂戸市民が認知することにより、「リ
ユースする」という選択肢が増え、不要品処分やリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につな
がります。なお、市民のサービス利用に関する費用負担はもちろん、本取り組みに関して坂戸市の費用負担もあ
りません。


■今後について
マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、廃棄物処理量の削減に取
り組みます。坂戸市ホームページ内「ごみの自己搬入(https://www.city.sakado.lg.jp/soshiki/23/1386.html)」と
「粗大ごみの処理について(https://www.city.sakado.lg.jp/soshiki/23/31260.html)」に「おいくら」の情報が掲
載され、ここから直接不要品の一括査定申し込みが可能になります。これまで坂戸市へは市民の皆様から『自
宅の中まで回収に来てほしい』・『仕事が休みの土日に回収して欲しい』・『申込から数週間も待てないので、早
く回収に来て欲しい』など、不要品に関する要望が多数寄せられていましたが、本取り組みによって住民の皆
様の利便性向上が期待できます。加えて、坂戸市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化によっ
て社会全体での不要品削減が見込まれると共に、住民の皆さま・自治体双方の廃棄コスト削減による経済的・
精神的負担が軽減されることや、循環型社会の実現へと繋がります。また、本取り組みは、10 月 4 日に「令和
4 年度 使用済製品等のリユースに関する自治体モデル実証事業」※2 の一つとして、環境省に採択されまし
た。地方公共団体がリユース関連事業者と連携した先導的なモデル施策として、循環型社会の形成に向け
た、社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指してまいります。
※2 令和 4 年度 使用済製品等のリユースに関する自治体モデル実証事業とは
環境省が公募した地方公共団体(都道府県・市区町村)とリユース関連事業者や、市民団体等が連携した先導的な
モデル施策を実施する事業です。令和 4 年度は、6 件の事業が採択されています。坂戸市では、子育て世帯の支
援とごみ減量を目指して「子育て世帯向けリユース品のマッチング事業」の申請をし、環境省により 10 月 4 日にモ
デル事業として採択されました。坂戸市とマーケットエンタープライズが運営する「おいくら」による協働事業は、この
モデル事業としてリユース促進を図ってまいります。


■埼玉県坂戸市
坂戸市は、埼玉県のほぼ中央に位置し、地勢はおおむね平坦であり、秩父山系から清流として知られる高麗川が
南西から東へ流れています。
人口:99,926 人(男 49,907 人・女 50,019 人)(2022 年 10 月 1 日)
世帯数:47,488 戸(2022 年 10 月 1 日)
面積:41.02 平方キロメートル(2020 年 10 月 1 日)
ウェブサイト:https://www.city.sakado.lg.jp/


■株式会社マーケットエンタープライズ
マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開し
ています。「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006 年の設立以来、成長を続けてい
ます。2015 年 6 月には東証マザーズに上場。2021 年 2 月に東証一部へ市場変更の後、2022 年 4 月にはプ
ライム市場へ上場しております。ネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」のほか、リユースプラットフ
ォーム「おいくら」や、80 か国以上への中古農機具の輸出などで事業拡大を続けており、ネット型リユース事業
のサービス利用者は延べ 580 万人を達成しました。
ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/


【報道関係者からのお問合せ先】
リユース事業に関すること
坂戸市 環境産業部 東清掃センター
担当:中村
Tel:049‐284-0690


「おいくら」に関すること
株式会社マーケットエンタープライズ 広報
担当:立花、柏木
Tel:03-6675-3923 Mail:pr@marketenterprise.co.jp

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