ユーグレナ社、Co-CEO2名を中心とした新執行体制へ移行

2023 年 12 月 22 日


ユーグレナ社、Co-CEO2名を中心とした新執行体制へ移行
執行役員陣も刷新し、新たな成⻑を目指します

株式会社ユーグレナ

株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:出雲充)は、現 CEO である永田暁彦が
2023 年 12 月 31 日付で退任し、2024 年 1 月 1 日より若原智広・植村弘子の 2 名が Co-CEO を務める新
執行体制に移行することをお知らせします。




左から、新 Co-CEO 兼 COO 植村 弘子、新 Co-CEO 兼 CFiO 若原 智広


当社は、2021 年 10 月以降、代表取締役社⻑の出雲充が中⻑期的経営を担い、取締役代表執行役員
CEO の永田暁彦が業務執行を統括する、次世代型タッグ経営体制のもと事業を推進してきました※1。永
田は、上場後 10 年で売上高を 28 倍、調整後 EBTIDA を 8 倍と事業規模を飛躍的に拡大させ、社会的イ
ンパクトを拡大するために、強力なリーダーシップを発揮してきました。今般、健康上の理由から代表
執行役員 CEO の職務を退きたい旨の永田からの申入れを受け、当社指名・報酬委員会および取締役会で
協議した結果、新たに若原と植村の 2 名を Co-CEO とする新たな執行体制への移行についての指名・報
酬委員会の答申を受け、本日 12 月 22 日の取締役会において決議しました。


2024 年 1 月 1 日より、現 CFiO(最高財務責任者)若原智広と現 CSXO(最高ステークホルダー責任
者)植村弘子の 2 名が代表執行役員 Co-CEO に就任し、共同で当社の職務執行を統括します。執行体制
としては、若原が CFiO を、植村が COO(最高業務責任者)を兼務するとともに、当社のコアコンピタ
ンスである R&D は重点領域として Co-CEO 直下で所管し、各事業やコーポレート機能を担う執行役員
陣も刷新します。なお、若原・植村の両名は、2024 年 3 月開催予定の当社第 19 期定時株主総会に付議
する取締役選任議案において、取締役候補者となる予定です。


若原は、当社に入社した 2013 年からの 10 年間において、数々の M&A や資金調達を含む財務および
経営戦略の中核的役割を担い続けてきた当社経営の要の一人です。一方、植村は、株式会社一休におい
て事業および人事の責任者を歴任後、本年 4 月に当社に参画し、社内外のコミュニケーションや人事を
担当する CSXO として既に大きな存在感を発揮しています。異なる領域での経験と強みを持つ新 Co-
CEO 2 名が、今般刷新する執行役員陣と一丸となり、この執行体制変更を新たな変化・成⻑の機会と捉
えて、「人と地球を健康にする」という当社パーパスの実現に向けて事業を推進していきます。
なお代表取締役社⻑の出雲は、引き続き中⻑期的な経営方針の策定、様々なステークホルダーとの関
係性の構築や深化などを担い、ユーグレナ・フィロソフィーである Sustainability First(サステナビリ
ティ・ファースト)を体現する牽引役として、新執行体制とともに当社グループを率い続けます。また
永田は、CEO 退任以降は職務執行には関与せず、当社取締役としては、2024 年 3 月開催予定の当社第
19 期定時株主総会まで留任し、その後退任する予定です。
※1 2021 年 9 月 29 日プレスリリース(https://www.euglena.jp/news/20210929-2/)



■代表取締役社⻑ 出雲充のコメント
びっくりするほどステークホルダーに喜んでいただくユーグレナ社の挑戦
は、ヘルスケアとエネルギーの両分野でいよいよイノベーションを実現する
火風鼎(かふうてい)※2 のステージに入ります。
一人でなく、二人でもなく、わたしと若原、植村の三人の完璧なバランス
で、それぞれの特技と個性を生かした経営、革故鼎新※3 に取り組みます。
わたしと若原、植村の三人で仲間の力を結集し、困難な環境を打開して、人
と地球を健康にするために、微細藻類で新たな道を切り開いて参ります。ご
期待下さい。
※2 「鼎」は安定した三本の脚で支えられた神器で、火と風が鼎に集まり、燃え上がる様子を意味し
ています。困難を乗り越え互いに協力することで好転していくことを意味しています
※3 旧を改め新とするという意味



■取締役 兼 指名・報酬委員会委員⻑ 岡島悦子のコメント
指名報酬委員会では、この急な CEO 交代の難局を乗り切り、むしろサステナブ
ルな成⻑を指向するチーム執行体制へと移行するチャンスと捉えるべきだとの
論点で深く濃く協議しました。過半数を社外取締役で占める指名報酬委員会で
は、客観性と執行からの独立性を担保した視点で、次の CEO の⺟集団形成と選
考プロセスを実施し、若原と植村を「未来を共創する Co-CEO」として選定し
ました。
若原と植村は、ユーグレナの企業価値創出に強く前向きにコミットし、強みの
専門領域もリーダーシップスタイルも補完関係にあるリーダーです。相互の信
頼感も強く、フレッシュな感性を持つ次世代リーダーたちとの新執行体制を力
強くリードしていく Co-CEO として適任であると認定し、選定いたしました。
指名報酬委員会としても、新しい執行体制を全力で支援してまいります。
■新 Co-CEO のコメントおよびプロフィール
<若原 智広> <植村 弘子>




「入社 10 年の節目の年にこのような機会を与 「ユーグレナ社への多くの方々の期待・想
えられたことに緊張しつつワクワクしていま い・夢を胸に、強い覚悟をもって Co-CEO の
す。多くの方々に支えられて、入社時に想像 職務を全うします。微細藻類の更なる可能性
していた以上に事業は成⻑しましたが、まだ を誰よりも信じ、未来へ繋げていきたいで
道半ばとも感じています。微細藻類ベンチャ す。そして、バイオベンチャーとして常に挑
ー企業という原点に立ち返りながら、更なる 戦者であり続けると共に、徹底した事業成⻑
可能性を引き出すべく全力を尽くします。」 を目指して参ります。」

執行役員 CFiO(最高財務責任者)。2013 年に入社し、 執行役員 CSXO(最高ステークホルダー責任者) 兼
M&A・資金調達・IR・管理会計・広報・新規事業等の 人事部⻑。2023 年に入社し、同年に現職。
財務・経営戦略領域を担当。2018 年に執行役員経営戦 ユーグレナ参画以前は、エスビー食品株式会社で 5 年
略担当に就任し、2021 年より現職。 勤務した後、株式会社一休で 17 年勤務。エスビー食
ユーグレナ参画以前は、UBS 証券株式会社で 12 年勤 品では営業・PB 商品の企画に従事。一休ではレスト
務。株式資本市場部を経て、投資銀行本部、債券資本 ラン事業、宿泊事業の営業・営業企画等に従事後、
市場部にてエグゼクティブ・ディレクターを務め、 カスタマーサービス部部⻑、執行役員 CHRO 管理本
数々の M&A や資金調達業務に従事。 部⻑を歴任。



■2024 年 1 月 1 日以降の新執行体制
代表執行役員 代表執行役員
若原 智広 植村 弘子
Co-CEO 兼 CFiO Co-CEO 兼 COO
上級執行役員 ヘルスケアカンパニーCEO 金 城煥(ふぁな)
執行役員 エネルギーカンパニー⻑ 新田 直
執行役員 新規事業本部⻑ 井上 陽介
執行役員 CAO(最高管理責任者) 須佐 大介
執行役員 CIO(最高情報責任者) 星野 祐一
執行役員 CLO(最高法務責任者) 鈴木 悠子


なお、従前の専門役員および上記以外の CxO は廃止し、現 CHRO 岡島悦子は取締役兼指名・報酬委
員会委員⻑として、当社の人的資本政策等に関する提言・支援を継続します。また、R&D 領域は Co-
CEO 直下の所管とし、当社の原点でもある微細藻類を中心とした研究開発の更なる強化・深化を進めて
いきます。
<株式会社ユーグレナについて>
2005 年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成
功。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義
し、微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売、バイオ燃料の製造開
発、遺伝子解析サービスの提供、未利用資源等を活用したサステナブルアグリテック領域などの事業を
展開。2014 年より、バングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける
「ユーグレナ GENKI プログラム」を、継続的に実施している。https://euglena.jp

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