静岡県初となるユーグレナ社の「次世代バイオディーゼル燃料」の導入について

2021年7月30日


鈴 与 商 事 株 式 会 社
株式会社ユーグレナ


静岡県初となるユーグレナ社の「次世代バイオディーゼル燃料」の導入について
~ 持続可能な社会の実現へ向け協働開始 ~

鈴与商事株式会社(本社:静岡県静岡市清水区入船町11-1/本部:静岡県静岡市葵区栄町
1-3 鈴与静岡ビル/資本金:20億円/代表取締役社長:加藤 正博、以下、鈴与商事)と
株式会社ユーグレナ(東京都港区芝5-29-11/資本金 73億円/代表取締役社長 出雲 充、
: :
以下、ユーグレナ社)は、「次世代バイオディーゼル燃料(サステオ※1)」を静岡県で初めて導入
することをお知らせ致します。


鈴与商事は、ユーグレナ社が宣言した「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指す
『GREEN OIL JAPAN』宣言※2に賛同し、2021年7月より自社の宅配水配送車両に
「次世代バイオディーゼル燃料(サステオ)」を導入致します。
従来型のバイオ燃料は、カーボンニュートラル ※3 の考え方に基づき、CO 2 を燃焼時に排出
しない再生可能エネルギーである一方、化石由来の軽油と5%以下の混合燃料での使用が前提で
あることに加え、トウモロコシやサトウキビ、パームといった作物を主な原料とするため、食料と
の競合や森林破壊といった問題が指摘されています。今回導入するユーグレナ社の次世代バイオ
ディーゼル燃料「サステオ」は、使用済み食用油と微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)等を
主原料とし、食料との競合や森林破壊のリスクが低いという点で持続可能性に優れた次世代
バイオディーゼル燃料です。また、分子構造が軽油と全く同じ(JIS規格・品確法上ともに軽油
に該当)ことから、軽油を使用している既存車両のエンジンに使用可能であり、水素や電気と
いった代替エネルギーへの移行に際して課題となる多大なインフラコストを必要とせず、既存
インフラを活用しながら効率的に普及拡大することが可能となります。


鈴与商事とユーグレナ社は、将来的な自治体や民間企業への展開も視野に、鈴与グループ各社へ
の導入拡大を検討していくとともに、地球環境に配慮した活動を共に推進し、脱炭素化社会、持続
可能な社会の実現に取り組んで参ります。


(鈴与商事の宅配水配送車両)




(左から)鈴与商事:加藤 正博 代表取締役社長、ユーグレナ社:出雲 充 代表取締役社長
※1「サステオ」
・ユーグレナ社が製造・販売するバイオ燃料の名称で、使用済み
食用油とユーグレナなどの藻類を原料として製造しています。
バイオ燃料は、燃料の燃焼段階ではCO 2 を排出しますが、原料
となる使用済みの食用油の原材料である植物もユーグレナも成長
過程で光合成によってCO 2 を吸収するため、燃料を使用した際
のCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボン
ニュートラルの実現に貢献すると期待されています。




※2『GREEN OIL JAPAN』宣言
・ユーグレナ社は、2018年10月のバイオ燃料製造実証プラント
の竣工を機に、「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指す
『GREEN OIL JAPAN(グリーンオイルジャパン)』を
宣言しました。ユーグレナ社のバイオ燃料製造実証プラントで製造
したバイオ燃料を陸・海・空における移動体に導入し、
そして2030年までにバイオ燃料を製造・使用するサポーターを
日本中に広げることで、バイオ燃料事業を産業として確立すること
を目標に掲げています。目標実現を通じて、SDGs「GOAL7:
エネルギーをみんなにそしてクリーンに」
「GOAL13:気候変動
に具体的な対策を」
「GOAL17:パートナーシップで目標を達成
しよう」に貢献します。
参照) https://www.euglena.jp/businessrd/energy/greenoiljapan/




※3「カーボンニュートラル」
・バイオ燃料は主に植物(バイオマス)を原料に製造され、燃焼
の段階ではCO 2を排出しますが、原料となる植物が成長過程
で光合成によってCO 2を吸収するため、燃料を使用した際の
CO2排出量は実質的にはプラスマイナスゼロとなります。




【 鈴与商事株式会社 】
・石油製品、LPガス、電力に加え再エネ関連やエネルギーシステム、建設資材、化学品、FA
等を扱う総合商社。
・日本初となるセルフ式ガソリンスタンドの設立や、静岡県内初の分散型メガソーラーの稼働
等、エネルギー企業として様々な事業を展開。2017年より静岡市と電力供給の一括受託と
VPP(バーチャルパワープラント)を組み合わせた「静岡市 エネルギーの地産地消事業」
の推進等、全国の自治体や企業との連携し、環境を通じた地域循環に資する事業に取り組んで
いる。
・鈴与グループの経営理念である「共生(ともいき)」の精神の下、本業を通じた社会貢献に
より、事業を展開。 参照)https://www.suzuyoshoji.co.jp/
【 株式会社ユーグレナ 】
・2005年に世界で初めて石垣島で微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量
培養技術の確立に成功。石垣島で生産したユーグレナ・クロレラなどを活用した機能性食品、
化粧品等の開発・販売を行うほか、バイオ燃料の生産に向けた研究を行っている。
・2012年12月東証マザーズに上場。2014年12月に東証一部市場変更。
・「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)
」をユーグレナ・フィロソフィーと
定義し、事業を展開。 参照)https://euglena.jp



【 2021年7月30日 次世代バイオディーゼル燃料 導入セレモニー 】




(左から)鈴与商事:加藤 正博 代表取締役社長、ユーグレナ社:出雲 充 代表取締役社長




以 上

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