リアルテックファンド、免疫障害性統合失調症・自閉症の血液検査キットの実用化等、難病の治療最適化に取り組む「株式会社RESVO」に出資を実施

News Release

2017 年 7 月 10 日

リアルテックファンド、免疫障害性統合失調症・自閉症の血液検査キットの実用化等、
難病の治療最適化に取り組む「株式会社 RESVO」に出資を実施

株式会社ユーグレナインベストメント

株式会社ユーグレナインベストメント(本社:東京都港区、代表:永田暁彦)は、ベンチャーキャピタ
ルファンド「リアルテックファンド」の新たな投資先として、免疫障害性統合失調症・自閉症の判別を行
う血液検査キットの開発等を手掛ける株式会社 RESVO(レスボ、以下「RESVO 社」)への出資を実施し
たことをお知らせします。


精神・神経系の疾患である統合失調症や自閉症は、地域や人種を問わず全人口の約1%が発症する可能
性があるといわれていますが、発症の原因が多様であり、明確な検査方法や根本的な治療方法が現在確立
されていません。なかでも免疫障害性の統合失調症・自閉症の発症は、早期の治療介入による適切な処置
によって重症化を防げる可能性があることが基礎研究により示唆されていますが、発症が免疫障害によ
るものかを判断する手段がありませんでした。
そのような中 RESVO 社では、免疫障害性統合失調症・自閉症の血液バイオマーカー※1を発見し、そ
の発見を生かした免疫障害性統合失調症・自閉症の血液検査キットの実用化に向けた研究開発を行って
います。この血液検査キットが実用化されると、免疫障害性統合失調症・自閉症の患者各人の症状に合わ
せたケアが可能となり、患者やその家族の QOL (クオリティ・オブ・ライフ)※2が向上することが期
待できます。また、RESVO 社は最先端の疾患プロテオミクス技術※3を保有しており、今後もさまざま
な難病の治療法に関する研究開発に取り組んでいく予定です。
今回リアルテックファンドは、RESVO 社が第三者割当増資により発行する株式を引き受けるとともに、
研究開発に関わる助成金獲得やマーケティング活動等を支援します。
詳細は以下のとおりです。
※1 血液バイオマーカー…疾患の存在や進行度の指標となる血液に含まれる特定の生体物質

※2 QOL (クオリティ・オブ・ライフ)…社会からみた生活の質や人生の質

※3 疾患プロテオミクス技術…疾患におけるたんぱく質の変化を網羅的に分析する技術



株式会社 RESVO への出資について
■ 株式会社 RESVO の概要と支援内容について
設立年月:2015 年 1 月 23 日
所 在 地:東京都大田区大森北 3-15-201
代 表 者:代表取締役 小林 宣文(CEO)
、大西 新(CTO)
資 本 金:5800 万円(資本準備金含まず)
事業内容:免疫障害性統合失調症・自閉症の血液検査キットの開発等
H P:http://resvo-inc.com/
支援内容:研究開発に関わる助成金獲得やマーケティング活動等の支援
出資時期:2017 年 5 月
■ リアルテックファンドについて(HP:http://www.realtech.fund)
ユーグレナ社の 100%子会社であるユーグレナインベストメント、SMBC日興証
券、リバネスが 3 社 で設立した「合同会社ユーグレナSMBC日興リバネスキャピ
タル」が管理運営するベンチャーキャピタルファンドで、リアルテックベンチャーの
投資育成を主目的としています。参加企業は合計 30 社、ファンド規模は 94 億円
(2017 年 6 月現在)で、日本最大級のリアルテック特化型ファンドです。出資者で
ある以下事業会社とともに、リアルテックベンチャーへの投資・育成を行っています。


出資企業:株式会社ユーグレナインベストメント、SMBC 日興証券株式会社、株式会社リバネス、
日本たばこ産業株式会社、三井不動産株式会社、株式会社吉野家ホールディングス、ロート
製薬株式会社、鐘通株式会社、株式会社電通、東京センチュリー株式会社、協和発酵
キリン株式会社、藍澤証券株式会社、清水建設株式会社、株式会社三井住友銀行、ANA
ホールディングス株式会社、THK 株式会社、東洋アルミニウム株式会社、第一生命保険株式
会社、CQ ベンチャーズ株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、日本ユニシス株式会社、株式会
社 JCU、東洋紡株式会社、ソフトバンク株式会社、三菱電機株式会社、アズワン株式会社、
新明和工業株式会社、三菱商事株式会社、三井化学株式会社、いすゞ自動車株式会社(計 30
社、2017 年 6 月現在)


以上

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