森林保全活動「JTの森 奈半利」協働の森づくりパートナーズ協定を5年間更新

2016 年 10 月 11 日


森林保全活動「JT の森 奈半利」~サンゴを守る森~
協働の森づくりパートナーズ協定を 5 年間更新

JT(本社:東京都港区 社長:小泉 光臣)は、高知県安芸郡奈半利町(あきぐん なはりちょう)で実
施している「JT の森 奈半利」の森林保全協定を更新し、3 期目の活動に取り組みます。


JT は、高知県が進める「環境先進企業との協働の森づくり事業」に基づいて、高知県、奈半利町、奈半利
町郷分(ごうぶん)生産森林組合とパートナーズ協定を締結し、2006 年 11 月から約 160ha の民有林を対象
に、協働で森林保全活動の取組みを開始しました。2 期目は新たに奈半利町の東側に位置する森林を協定林
に加えるなど、協定区域を見直した上で、202.11ha の森林を対象としました。
これまでの 2 期 10 年間における保全活動により、水源涵養機能の向上が見込まれたことや、間伐材の有
効活用が可能となること等、一定の効果があったものと認識しております。


2 期目の協定については、本年 10 月末日に期間満了を迎えますが、局地的な集中豪雨や台風による山地災
害等で予定していた施業が遅れたこと等により、継続した手入れが必要と考えられるため、協定を更新する
ことと致しました。


奈半利町の海岸ではサンゴの生息が確認されています。サンゴは消波ブロックに着床しているため、
ブロックの設置時期によりサンゴの生育年数を知ることができ、 学術的にも貴重とされる地域の大切な
資源です。協定林は奈半利の海に注ぐ2つの河川流域に位置するため、森林保全を通じ、森林の有する多
面的機能の向上を目指すとともに、 川・海の自然環境およびサンゴなど流域の生きものが暮らす環境の
保全にもつながる取り組みを目指します。
森林の日常管理や主な整備は 2 期目と同様に森林組合へ委託し、地域の方々と JT グループ社員との交流
にもつながるよう、協働で行う森林保全活動や環境美化活動なども引き続き行ってまいります。

なお、本協定の更新にあたり、2016 年 10 月 19 日に高知県庁にて協定締結式を行います。


JT グループは、たばこ、医薬、食品事業を中心とした各事業で、葉たばこ、紙、野菜などを原材料とし
て使用しており、事業を支える自然の恵みに対する感謝の想いと企業の社会的責任の観点から、森林保
全活動に取組んでいます。今後も、健全で豊かな環境が将来の世代に引き継がれるよう、より良い環境
の創造に向けた積極的な取り組みを進めていきます。

【実施内容】
名称 概要
実 施 地:高知県安芸郡奈半利町南谷乙、長谷乙、タビ谷乙、若杉甲
JT の森 奈半利 面 積 : 202.11ha
森林概要:スギ、ヒノキ、広葉樹林
活動内容:スギ・ヒノキ林の間伐、広葉樹植栽・育成、作業道開設
活動期間:2016 年 11 月 1 日より 5 年間

JT本社 IR広報部 〒105-8422 東京都港区虎ノ門2丁目2番 1 号

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