Tapinarofに関するDermavant社とのライセンス契約及び鳥居薬品との共同開発・販売に関する契約の締結について

2020 年 1 月 15 日
各 位
会 社 名 日本たばこ産業株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 寺畠 正道
(コード番号 2914 東証 第一部)
問 合 せ 先 IR 広報部(TEL 03-3582-3111(代表))



Tapinarof に関する Dermavant 社とのライセンス契約及び
鳥居薬品との共同開発・販売に関する契約の締結について

日本たばこ産業株式会社(以下「JT」 )は、本日、Roivant Sciences Ltd.(以下「Roivant
社」 )の子会社である、Dermavant Sciences GmbH(以下「Dermavant 社」)が開発を進めて
きたアリル炭化水素受容体 (AhR) モジュレーター (以下「tapinarof」 について、
) Dermavant
社と日本国内における皮膚疾患領域での独占的開発・商業化権に関するライセンス契約 (以
下「本ライセンス契約」 を締結し、
) それに伴い、 グループ会社である鳥居薬品株式会社 (以
下「鳥居薬品」 )と日本国内における共同開発及び販売に関する契約(以下「本共同開発契
約」 )を締結しましたので、お知らせいたします。

本ライセンス契約により、JT は、日本国内における tapinarof の独占的開発・商業化権
とともに、 tapinarof のバックアップ化合物及び Dermavant 社が開発中である化合物 (DMVT-
502、DMVT-503 及び DMVT-504)の日本国内における皮膚疾患を対象とした独占的開発・商業
化権に関するライセンス契約締結のための優先交渉権を獲得します。 また、 は、
JT Dermavant
社に対し契約一時金を支払うとともに、今後の開発の進捗に応じたマイルストーンを支払
います。上市後には、売上高に応じたロイヤリティを支払うこととなります。

本共同開発契約により、今後日本国内においては、JT 及び鳥居薬品が共同で tapinarof
の開発を行い、上市後の販売・プロモーション活動については鳥居薬品が独占的に行うこと
となります。また、JT は、鳥居薬品より契約一時金を受領します。

なお、本ライセンス契約及び本共同開発契約締結による、JT グループの当期業績への影
響は軽微となる見込みであり、2020 年 2 月 6 日公表予定の当期業績予想に当該影響を織り
込む予定です。



<Tapinarof について>
Tapinarof は、アリル炭化水素受容体(AhR)を標的とした日本国内初の薬剤です。
Dermavant 社は tapinarof を乾癬及びアトピー性皮膚炎の治療薬として開発しており、
現在、米国において、尋常性乾癬患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験を実施しています。
<Dermavant 社の概要>
名 称 Dermavant Sciences GmbH
所在地 スイス バーゼル
設 立 2016 年
CEO Todd E Zavodnick
事業内容 皮膚疾患領域における医薬品の研究開発
親会社 Roivant Sciences Ltd.
詳しくは、https://dermavant.com/をご覧ください。

<Roivant 社の概要>
名 称 Roivant Sciences Ltd.
所在地 米国 ニューヨーク、スイス バーゼル
設 立 2014 年
CEO Vivek Ramaswamy
事業内容 子会社を通じた、医薬品の研究開発
詳しくは、https://roivant.com/をご覧ください。



以 上

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