高野豆腐のレジスタントプロテインの最新研究 腸管バリア機能の維持・向上が明らかに!

2021年 9⽉ 7⽇
NEWS RELEASE

⾼野⾖腐のレジスタントプロテインの最新研究
腸管バリア機能の維持・向上が明らかに!
旭松⾷品株式会社(本社:⼤阪市、社⻑:⽊下博隆)は、信州⼤学先鋭領域融合研究群バイオメディ
カル研究所(荻⽥佑 助教、下⾥剛⼠ 教授)との共同研究の成果である論⽂” A Soybean Resistant
Protein-Containing Diet Increased the Production of Reg3γ through the Regulation of the
Gut Microbiota and Enhanced the Intestinal Barrier Function in Mice”
(⽇本語訳:⼤⾖レジスタントプロテインを含む⾷餌は腸内細菌の制御を通じてReg3γの産⽣を
増加させ、腸管バリア機能を亢進した)が『Frontiers in Nutrition』誌に公開となったことから、
信州⼤学と共同でプレスリリースいたしました。
これまで、⾼野⾖腐とそれに豊富に含まれるレジスタントプロテインについて、下記の機能が明
らかにされてきました。
・⾎中悪⽟コレステロールの減少、善⽟コレステロールの増加
・⾷後⾎中中性脂肪の上昇抑制
・糖尿病の予防・改善、⾷後⾼⾎糖(⾎糖値スパイク)の抑制
・免疫賦活効果

今回の研究ではレジスタントプロテインを含む⾷餌により抗菌ペプチドであるReg3γ(レグス
リーガンマ)が多く作られる事を発⾒し、腸管バリアを介した健康維持にも関与している可能性
が⽰されました。腸の働きの低下は、肥満・⽣活習慣病・免疫⼒低下・肌荒れ・便秘・下痢に繋
がります。また、腸は「第⼆の脳」とも⾔われており、⾃律神経との関係からうつ病・認知症に
も関わっていると⾔われています。⾼野⾖腐に豊富に含まれるレジスタントプロテインよって、
これらの病気の予防・改善につながる可能性が⽰されました。今後は、メカニズムの解明を含め
た研究をさらに進めるとともに、より効果的な摂取⽅法・⾷べ⽅・メニューを提案できる商品開
発に繋げてまいります。

Reg3γ発現量(-)
3 Reg3γとは:
腸の細胞が分泌する微生物の活動を抑え
2 る効果のある「抗菌ペプチド」という物
質の一種。これが少ないと炎症などの病
1 態となってしまうことから、腸管バリア
の維持・向上に重要な役割を持つ物質で
あると注目されている。


対照 摂取群
本件に関するお問い合わせ先
■報道関係者様からのお問い合わせ先 旭松⾷品㈱ 担当:⽯⿊ TEL:080-3537-0317
■お客様からのお問い合わせ先 旭松⾷品㈱ お客様相談室 TEL:0120-306-020
受付時間:9:00〜17:00(⼟・⽇・祝⽇・弊社休業⽇を除く)
報道機関 各位
2021 年 9 月 7 日
国立大学法人信州大学
旭松食品株式会社

『凍り豆腐由来レジスタントプロテインは腸管のバリア機能を強化する』

【研究成果のポイント】
信州大学先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所 (荻田佑 助教、下里剛士 教授)
と旭松食品株式会社との共同研究により、凍り豆腐(高野豆腐)由来のレジスタントプ
ロテイン(大豆難消化性タンパク質、SRP)注 1)の新たな食品機能性として、腸内での抗
菌ペプチドの産生を誘導し、腸管バリア機能を強化することを実験的に明らかにしまし
た。

【背景】
病原細菌の侵入から身体を守る上で、腸管バリア機能の恒常性を維持することの重要
性が指摘されています。本研究では、日本の伝統食品である「凍り豆腐」に豊富に含ま
れる SRP に着目し、SRP が腸管バリア機能に及ぼす影響について調査を行いました。

【成果】
凍り豆腐を原料に、ヒト消化酵素を用いて SRP を調製しました。また、実験用マウス
に SRP を5%で添加した飼料を給餌しました。その結果、SRP 含有飼料で飼育したマウ
スでは、血清中のリポ多糖結合タンパク質(LBP)注 2)の濃度が低下することを発見しま
した。また、腸内における抗菌ペプチド Reg3γ注 3)の産生量を増加させる効果を見出し
ました。LBP は、腸管壁から侵入する病原性細菌に起因することから、血中濃度が低い
ことは、 腸内環境が健康な状態で維持されていることの指標となります。 すなわち、SRP
を摂取することで、 腸管バリア機能を維持するという新たな食品としての機能性を明ら
かにしました。以上より、SRP は腸管の恒常性維持に寄与する優れた機能性食品成分で
あることが示されました。
報道機関 各位
2021 年 9 月 7 日
国立大学法人信州大学
旭松食品株式会社

『凍り豆腐由来レジスタントプロテインは腸管のバリア機能を強化する』

【研究成果のポイント】
信州大学先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所 (荻田佑 助教、下里剛士 教授)
と旭松食品株式会社との共同研究により、凍り豆腐(高野豆腐)由来のレジスタントプ
ロテイン(大豆難消化性タンパク質、SRP)注 1)の新たな食品機能性として、腸内での抗
菌ペプチドの産生を誘導し、腸管バリア機能を強化することを実験的に明らかにしまし
た。

【背景】
病原細菌の侵入から身体を守る上で、腸管バリア機能の恒常性を維持することの重要
性が指摘されています。本研究では、日本の伝統食品である「凍り豆腐」に豊富に含ま
れる SRP に着目し、SRP が腸管バリア機能に及ぼす影響について調査を行いました。

【成果】
凍り豆腐を原料に、ヒト消化酵素を用いて SRP を調製しました。また、実験用マウス
に SRP を5%で添加した飼料を給餌しました。その結果、SRP 含有飼料で飼育したマウ
スでは、血清中のリポ多糖結合タンパク質(LBP)注 2)の濃度が低下することを発見しま
した。また、腸内における抗菌ペプチド Reg3γ注 3)の産生量を増加させる効果を見出し
ました。LBP は、腸管壁から侵入する病原性細菌に起因することから、血中濃度が低い
ことは、 腸内環境が健康な状態で維持されていることの指標となります。 すなわち、SRP
を摂取することで、 腸管バリア機能を維持するという新たな食品としての機能性を明ら
かにしました。以上より、SRP は腸管の恒常性維持に寄与する優れた機能性食品成分で
あることが示されました。

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