焙煎ごぼうの新スイーツ素材を開発

2023 年 6 月 21 日



NEWS RELEASE 株式会社あじかん
広島市西区商工センター七丁目3番9号




ごぼう茶のあじかんの挑戦 失敗作から生まれた新素材

焙煎ごぼうの新スイーツ素材 *を開発!
*カカオ不使用のチョコレート風食品


株式会社あじかん(代表取締役 社長執行役員:足利 直純 本社:広島市西区)は、焙 ごぼうを主原料とし
たチョコレート風の食品素材を新開発しました。この素材を MelBurd(メルバード)と名付けて特許・商標を出
願しています。そして『MelBurd』でつくったチョコレート風食品を、11 月からクラウドファンディングサイ
トの Makuake(マクアケ)にて先行予約販売を開始します。


 当社は、焙 ごぼうの新たな可能性を発掘するために、素材の機能性研究から製造技術開発、用途開発研究を
日夜続けています。そのような中「焙 ごぼうと油脂の混合品」がチョコレートに似た風味を持つことを発見。
さらに詳細に調べてみると、市販のチョコレートから検出した 10 種類の香気成分のうち、8 種類の成分が共通
していることを発見し、本新素材の開発に着手いたしました。
 焙 ごぼう独自の香ばしさを残しながら、言われなければ
ごぼうだと分からないほどのチョコレートに似た風味を有し
ています。その特徴的な風味や口どけを洗練するために百回
以上の試作をくり返しながら、素材の完成度を高めました。
特に後味、香り、口どけには徹底的にこだわり、子どもから
大人まで幅広く親しまれる美味しさを追求。さらに栄養面に
おいても、ごぼう由来のイヌリンやポリフェノールを豊富に
含み、ノンカフェインでもあるため、幅広い層に食べていた
だきやすい新素材に仕上がりました。

■新素材 MelBurd(メルバード)の名称の由来
 この新素材について、M e l t i n g (とろける)、Mellow(芳 醇 な ) Burdock(ごぼう)を 組み合わせて

『 MelBurd
(メルバード) と命名。
』 ごぼうを用いたヘルシーでサステナブルなスイーツ素材として、
アイスクリーム、
ケーキ、パフェ、クッキーなどに幅広く活用でき、国内外の食品市場に新しい地位を確立していきます。本発明で
ある チョコレート風素材(メルバード:MelBurd)は、
焙 ごぼうとココアバター代用脂とを含有する食品として
特許出願中です。


はじめは、プラントベース食品の開発中に偶然できた失敗作でした。どことなくチョ
コレートっぽい風味を感じ、何か可能性があるのではと研究を進めました。ごぼうの
粒子を限りなく小さくすることでチョコレートのような優しい口どけを再現しました。
特にこだわったのは風味で、ごぼう独特の香りをうまく引き出すために原料産地や配
合比率を何度も変えながら、えぐみや苦味のないまろやかな味に仕上げました。
「ごぼうでここまでできるのか」と驚いてもらえる新しい食品素材です。
開発担当 平尾 凌
■株式会社あじかんについて
 あじかんは業務用の食品メーカーとして培った経験をもとに、2010 年の「あじかん焙 ごぼう茶」発売以来、
11 年連続でごぼう茶市場 No.1 の販売実績を達成。更にごぼうの素晴らしさをより多くの人に体験していただけ
るよう、新しい価値を創造する研究開発に努めています。*TPC マーケティングリサーチ株式会社調べ(2012 ∼ 2022 年)

 あじかんのごぼう茶の最大の特長は、焙 技術(特許番号:第 5661263 号)であり、ごぼうをアク抜きせず、
皮ごと焙 することにより、イヌリン(水溶性食物繊維)やポリフェノールなどの栄養成分を損なうことなく摂
取できます。その上で、豊かな香りと味わいも実現し、長く皆様に親しまれて参りました。この香り、味わいが
あじかんの焙 ごぼう茶の最たる
ポイントです。




 あじかんは創業以来 60 余年、玉子焼や総菜の製造販売に携わってきました。その中で、和食にはかかせない
ごぼうの健康効果に着目し、研究開発に取り組んできました。一方で、日本の食文化が多様化した昨今、ごぼう
の生産量・消費量は低下する一方で、お茶やサプリメントなど、取り入れやすい加工を施しながら、みなさまの
健康を支えています。あじかんは「ごぼうの力で健康の社会貢献をしたい」という想いを大切にし、今後さらに
『MelBurd(メルバード)』を活用した食品開発に取り組んでまいります。




【本報道に関するお問い合わせ先】
株式会社あじかん 総務部(担当:鎌田)【TEL】082-277-7010
【本商品に関するお問い合わせ先】
株式会社あじかん ヘルスフード事業部(担当:濱田)【TEL】082-535-5050

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