2023年開始の「インボイス制度」、食品業界の経理担当者の約5割以上が「知らない」実態

プレスリリース


2021 年 6 月 29 日
報道関係各位(計 7 枚)
株式会社インフォマート



2023 年開始の「インボイス制度(※1) 、

食品業界の経理担当者の約 5 割以上が「知らない」実態
~紙の請求書文化が根付く食品業界、インボイス制度の対応でデジタル化浸透なるか~


BtoB ビジネスを革新する信頼のリーディングカンパニーを目指す、株式会社インフォマート
(本社:東京都港区 代表取締役社長:長尾 收、以下「当社」)は、全国の食品メーカー及び食
品の卸業を行っている企業の経理担当者 102 名を対象に、食品業界の経理業務に関する実態調査
を実施しましたのでお知らせいたします。


(※1)
「適格請求書等保存方式」…仕入税額控除(課税売上から課税仕入に関する消費税を控除すること)を受けるための

新たな制度。2023 年 10 月より導入予定。



■調査結果サマリー
・請求書の作成及び送付方法、「紙やエクセル等で作成し、郵送」が 37.3%で最多
・請求書の受け取り方法、「紙で受け取り」が 68.7%で最多
・2023 年 10 月施行の「インボイス制度」について詳しく知らない人は、5 割以上
・「インボイス制度」について詳しく知らない人の 87.0%が「制度について知る必要がある」と回答
・「インボイス制度」対応準備の課題、
「社内調整に時間がかかる」が 62.5%


■調査概要
調査概要:「食品業界の経理業務」に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021 年 6 月 9 日〜同年 6 月 11 日
有効回答:全国の食品メーカー及び食品の卸業を行っている企業の経理担当者 102 名



< 請求書作成及び送付方法、
「紙やエクセル等で作成し、郵送」が 37.3%で最多 >
「Q1.現在、請求書作成及び送付を主にどのように行っているか教えてください。(n=102)と質問

したところ、
「紙やエクセル等で作成し、郵送」が 37.3%、
「PDF データをメール等で電子送付」が
9.8%という回答となりました。





Q1.現在、請求書作成及び送付を主にどのように行っているか教えてください。
(n=102)


< 77.1%が「請求書発行システム」を導入希望 >
Q1 で「紙やエクセル等で作成し、郵送」
「PDF データをメール等で電子送付」と回答した方に、
「Q2.
請求書発行システム(クラウドサービス)の導入をして欲しいと思いますか。(n=48)と質問したと

ころ、
「とても思う」が 27.1%、
「やや思う」が 50.0%という回答となりました。




Q2.請求書発行システム(クラウドサービス)の導入をして欲しいと思いますか。(n=48)


< 請求書発行システム(クラウドサービス)を導入していない理由、「システムコストがかかるか
ら」が 35.4%で最多 >
Q1 で「紙やエクセル等で作成し、郵送」 「PDF データをメール等で電子送付」と回答した方に、
「Q3.請求書発行システム(クラウドサービス)を導入していない・できていない理由について教え
てください。 (複数回答)(n=48)と質問したところ、
」 「システムコストがかかるから」が 35.4%、




「経営側の理解がないから」が 22.9%、「自分の業務範囲ではないから」が 16.7%という回答となり
ました。




Q3.請求書発行システム(クラウドサービス)を導入していない・できていない理由について
教えてください。
(複数回答)(n=48)


< 請求書発行システムを導入したい理由、 「業務の工数が削減できるから」が 56.8%で最多 >
Q2 で「とても思う・やや思う」と回答した方に、 「Q4.その理由を教えてください。 (複数回答)」
(n=37)と質問したところ、「業務の工数が削減できるから」が 56.8%、
「郵送費等のコストを削減で
きるから」が 35.1%、
「テレワーク等の柔軟な働き方に対応できるから」が 32.4%という回答となり
ました。




Q4.請求書発行システム(クラウドサービス)を導入したいと思う理由について
教えてください。
(複数回答)(n=37)





< 請求書の受け取り方法、 「紙で受け取り」が 68.7%で最多 >
「Q5.請求書「受取」についてお伺いします。取引先から送付される請求書は、主にどのようにし
て受け取りしていますか。最も当てはまるものをお選びください。(n=102)と質問したところ、

「紙で受け取り」が 68.7%、「PDF が添付されたメールで受け取り」が 13.7%という回答となりまし
た。




Q5.請求書「受取」についてお伺いします。取引先から送付される請求書は、主にどのようにして
受け取りしていますか。最も当てはまるものをお選びください。
(n=102)


< インボイス制度について詳しく知らない人は、5 割以上 >
「Q6.2023 年 10 月 1 日より、消費税の仕入税額控除の方式「インボイス制度」が導入されます。
インボイス制度についてどの程度ご存知ですか。(n=102)と質問したところ、
」 「全く知らない」が
18.6%、「名前だけ聞いたことがある」が 34.3%という回答となりました。




Q6.2023 年 10 月 1 日より、消費税の仕入税額控除の方式「インボイス制度」が導入されます。
インボイス制度についてどの程度ご存知ですか。
(n=102)



< インボイス制度を理解する人の約 6 割が、「インボイス制度に対応済」>
Q6 で、インボイス制度の「内容を理解している」 「内容を理解しており、他者へ説明も可能」と回
答した方に、 「Q7.現在、インボイス制度に対応していますか。(※2) (n=48)と質問したところ、

「対応している」が 58.4%、
「対応していないが、準備は進めている」が 27.1%という回答となりま
した。




Q7.現在、インボイス制度に対応していますか。 (n=48)
(※2)


< インボイス制度について詳しく知らない人の 87.0%が「制度について知る必要がある」と回答 >
Q6 で、インボイス制度を「全く知らない」 「名前だけ聞いたことがある」と回答した方に、 「Q8.イ
ンボイス制度を知る必要があると思いますか。 (※2) (n=54)と質問したところ、
」 「とてもある」が
50.0%、「ややある」が 37.0%という回答となりました。




Q8.インボイス制度を知る必要があると思いますか。
(※2)
(n=54)


(※2)インボイス制度により、「売手が、買手に対し正確な適用税率や消費税額等を伝える」ことが必要とされます。
すなわち、請求書の明細ごとに税率区分(8%・10%)の表記が必要になります。


< インボイス制度への準備の課題、 「社内調整に時間がかかる」が 62.5% >
Q7 で、インボイス制度に「対応していないが、準備は進めている」 「対応しておらず、準備も特に
していない」と回答した方に、 「Q9.準備にあたり、課題になる点について教えてください。 (複数回
答)(n=16)と質問したところ、
」 「社内調整に時間がかかる」が 62.5%、「準備を行う時間がない」
が 31.2%、「準備に関する担当者がいない」が 18.8%という回答となりました。




Q9.準備にあたり、課題になる点について教えてください。(複数回答)(n=16)


< まとめ >
今回、食品メーカー及び食品の卸業を行っている企業の経理担当者を対象に、食品業界の経理業務
に関する実態調査を行いました。
はじめに現在の請求書作成及び送付方法について聞いてみると「紙やエクセル等で作成し、郵送」
が 37.2%で最多の結果に。合わせて、請求書の受け取りについても「紙で受け取り」が 68.7%で最も多
い回答となりました。


また、請求書を「紙やエクセル等で作成し、郵送」及び「PDF データをメール等で電子送付」して
いる方の 77.1%が、請求書発行システム(クラウドサービス)について「導入してほしい」と回答し
ています。理由として、
「業務の工数が削減できるから」や「郵送費等のコストを削減できるから」、
「テレワーク等の柔軟な働き方に対応できるから」等、様々な側面から導入を求めていることがわか
りました。


一方で、請求書発行システム(クラウドサービス)を導入していない理由については、
「システムコ
ストがかかるから」が 35.4%で最多。他にも「経営側の理解がないから」(22.9%)「自分の業務範囲で
はないから」(16.7%)等の回答も見受けられました。


最後に、2023 年開始の「インボイス制度」について伺ってみると、インボイス制度について詳しく
知らない人は、5 割以上いることが明らかに。うち 87.0%が「制度について知る必要がある」と回答し
ています。一方で、インボイス制度について知っている人の 58.4%は、既に対応を開始しているとい
う結果も。対応に大きな差が生まれています。



当社が提供する「BtoB プラットフォーム 請求書」は、適格請求書の発行を見越した設計となって
おり、インボイス制度にも対応が可能です。今後対応が必要となるインボイス制度への準備も兼ね
て、請求書のデジタル化を推進してまいります。


< 調査結果を踏まえた、経理課題解決セミナーを開催します >
本調査により、食品メーカー及び卸企業の経理担当者は、クラウドサービスの導入に対してあらゆ
る効果を期待する反面、導入における課題も多くあることがわかりました。
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いかを他社事例を踏まえて解説いたします。また、ご参加いただいた皆様への特典として、インボイ
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< 「BtoB プラットフォーム 請求書」について >
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子データ化に対応可能な請求書クラウドサービスです。
時間・コスト・手間のかかる経理業務を大幅に改善。電子帳簿保存法に対応しているためペーパー
レス化、そして経理のテレワークを実現します。 (2021 年 6 月現在で約 60 万社が利用しています。)

URL:https://www.infomart.co.jp/seikyu/



< 会社概要 >

【インフォマート】


1 会社名 株式会社インフォマート(東証一部:2492)
2 代表者 代表取締役社長 長尾 收
3 本社所在地 東京都港区海岸1-2-3 汐留芝離宮ビルディング13階
4 設立 1998年2月13日
5 資本金 32億1,251万円
6 事業内容 BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームの運営
7 従業員数 595 名(2021 年 3 月末現在)
8 URL https://www.infomart.co.jp/




【本リリースに関する報道関係者様のお問い合わせ先】
株式会社インフォマート
広報・社会貢献部 平田・矢内・亀田 E-mail:im-pr@infomart.co.jp


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