プラップジャパンと東京大学・情報理工学系研究科・山崎研究室 人工知能(AI)による「記者会見」に関する共同研究を開始!

2016 年 12 月 19 日
株式会社プラップジャパン


プラップジャパンと東京大学・情報理工学系研究科・山崎研究室
人工知能(AI)による「記者会見」に関する共同研究を開始!
「記者会見」の評価と成否を診断する世界初の人工知能(AI)開発プロジェクト
~PR 会社と大学の産学連携により、記者会見等の印象を解析・数値化する科学研究~

メディア対応をアドバイスするメディアトレーニング*や広報・PR 活動の支援を手がける総合 PR 会社・株式会社プ
ラップジャパン〔本社:東京都港区、代表取締役社長:鈴木勇夫〕は、国立大学法人東京大学 大学院情報理工
学系研究科・山崎研究室〔代表: 山崎 俊彦 准教授〕と共同で、企業・団体が行う記者会見や新製品発表会、
アナリスト向け IR 説明会など会見の印象解析・数値化に関する研究を、来年 1 月から本格的に始動いたします。

記者会見は、広く情報発信をする広報・IR 活動において重要な手法で、企業・団体・著名人の印象に大きな影
響を与えます。新しいトップの就任や新商品の発売などのポジティブなニュースだけではなく、謝罪会見に代表され
るようなネガティブなニュースにおいては、その評価や成否によっては、その企業や団体にとって重大なリスクを招き
ます。近年ではニュースの内容のみにとどまらず、会見の場における登壇者の立ち振る舞い、姿、印象や発言の一
つひとつもが、大きな関心を集めるようになってきています。

聴衆に直接語りかける一般的なプレゼンテーションと異なり、特に報道向けの記者会見の内容は、メディアを通じ
て一般生活者に届けられます。メッセージが的確に伝わるようにするためには、スポークスパーソンや登壇者にも高
いメディア対応リテラシーとコミュニケーション技術の事前練習が必須となります。

本研究は、そうしたメディアトレーニング*の知見を持つ PR 会社プラップジャパンと、プレゼンテーションの解析など、
「印象」や「魅力」にまつわる研究を行ってきた東京大学 大学院情報理工学系研究科 山崎研究室とが、互いの
知見と専門性を掛け合わせ、文章・音声・映像解析によって記者会見におけるスポークスパーソンの印象に影響を
およぼす要素について人工知能を用いて解析・深層学習させるものです。また、解析結果を数値化し、定性・定量
の両面から評価を可能にするシステム開発を目指します。これにより、会見・スポークスパーソンが与える印象に対
して客観的で精度の高い評価ができるようになれば、本番会見前の予行演習(シミューレーション)を診断し、その
成否をある程度、事前予測することが可能となります。また、人工知能に提示された明確な課題を、メディアトレー
ニング*で修正する事で、実際の会見時の対応力が向上し、広報・IR 活動の最適化が図れます。

*メディアトレーニング:
国内外の企業や各種団体組織のトップ・政治家・著名人などのスポークスパーソンを対象に、インタビューや記者会見といったメディア
対応の知識やノウハウ、更には実践的ロールプレイでコミュニケーションスキルを学ぶ研修プログラムです。 プラップジャパンでは、年間
160 件の業界最多規模の提供実績と会見専用収録スタジオを有し、対象ごとにカスタマイズした実践的なプログラムを提供していま
す。



<この件に関するお問い合わせ先>
株式会社プラップジャパン 広報・IR 室 清宮 TEL:03-4580-9125




東京大学 大学院情報理工学系研究科 山崎俊彦准教授は、次のように述べています。
「これまで機械学習・パターン認識技術を用いてプレゼンテーションの印象解析などを行ってきましたが、今回プ
ラップジャパンと謝罪会見の解析と成否診断に関する共同研究のご縁を頂き大変光栄です。実りある共同研究に
なることを願うと共に、これまで経験と勘に依存することの多かった会見についてコンピュータが自動で解析・診断・
助言を行えるよう目指して参ります。」

プラップジャパンはこの共同研究を通じ、長年蓄積してきた広報・IR の知見を、更に人工知能(AI)で磨きあげて、
メディアトレーニング*メニューに活用し、社会のニーズに沿った、付加価値の高いコミュニケーションサービスの提供
を行います。

■ 共同研究概要
研究題目
報道関係者向け記者会見およびアナリスト向け IR 説明会などの映像・音声の印象解析

研究目的・内容
企業・団体・著名人がメディアやアナリストを一箇所に集め、複数の参加者に対して発表や説明を行い、
質問の受け答え(インタビュー)をする会合において、スポークスパーソンの文書・音声・映像の要素を科
学的に解析し、人工知能(AI)に深層学習させる。その結果、聴衆に与える印象や影響を測定・評価・予
測できるシステム構築を試みる

研究対象
下記項目に類する、記者会見・発表会・説明会等の実際のスポークスパーソンの音声・映像データ数千

新製品・新サービス発表会
トップ交代、重要人事会見
決算発表
M&A 経営戦略発表
謝罪会見、釈明会見、緊急会見

予定研究期間
2016 年 11 月 1 日~2017 年 4 月 30 日

以上
■ プラップジャパンについて
プラップジャパンは、メディア対応をアドバイスするメディアトレーニング*や広報・IR 活動の支援を手がける総合 PR
会社です。各業界、専門分野に精通した数多くの PR スペシャリストを有し、企業・団体の広報コンサルティングおよ
びマスメディアとの強力なネットワークによるメディアリレーションを中核に、業界トップクラスの実績をもつメディアトレ
ーニング、戦略 PR、ソーシャルメディア対応、PR イベント、PR ポータル・サービスなど、総合的なコミュニケーション
サービスを提供しています。URL:http://www.prap.co.jp/





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