女性(ママ)の働く意識調査結果発表 2019

2019年11月1日
各 位
会 社 名 :株式会社ワールドホールディングス
代 表 者 名 :代表取締役会長兼社長 伊井田 栄吉
(コード番号:2429 東証第一部)
問 合 せ 先 :広報IR室長 工藤 洋
(電話:03-3433-6005)



女性(ママ)の働く意識調査結果発表 2019


・依然として女性(ママ)の 96%以上は高い就労意欲を持っている
・今後働く意思のある女性(ママ)の多くが扶養範囲を意識した働き方を希望している

当社連結会社である株式会社ワールドネクスト (本社:福島県郡山市、 代表取締役:本多信二、 「ワ
以下
ールドネクスト」
)において、運営委託を受けている「おしごと百貨店」 (民間型ハローワーク)と、委託
元である一般社団法人 Stand for mothers(本部:福島県郡山市、 代表理事:田中豪) が運営している「暮
らしづくりビレッジ」では、 毎年行っている、 福島県内に居住する 1,000 名の女性(ママ)を対象とした、
働くことに対する意識調査(プロジェクト名・1000 ママプロジェクト)を共同で実施し、調査結果がま
とまりましたので報告いたします。




《調査概要》
1. 調査プロジェクト名:ふくしま 1000mama PROJECT Vol.3
2. 調査目的:女性(ママ)の働く志向を調査し、広く周知することによって、志向に合った仕事を
創出するとともに、働く意欲のある女性に対する意識改革によって就業場所を広げ、
ミスマッチを解消し活躍の場を創出することを目的とする
3. 調査方法:公益財団法人日本財団の助成事業として一般社団法人 Stand for mothers によって運営
されている「暮らしづくりビレッジ」 (福島県郡山市)と、株式会社ワールドネクストに
よって受託・運営している「おしごと百貨店」 (同施設内)が、共同で当該施設利用者
及び主催するイベント等に集客した参加者に直接記載によるアンケート調査を実施
4. 調査対象:0 歳児以上の子供を持つ主に 20 代~50 代の女性
5. 回収数 :1,103 名
6. 実施期間:2019 年 2 月 1 日~ 10 月 6 日
7. プロジェクト推進団体
・ 株式会社ワールドネクスト
・ 一般社団法人 Stand for mothers
・ 助成:公益財団法人日本財団
・ 協力:発達障がい児 凸凹発達児 子育てサポート Lino
すかがわ子育てネットワーク tunagu(つなぐ)等
《調査結果》
1.女性(ママ)の 96%以上が働く意思を持っている。
Q. 現在、お仕事をしていますか?(有効回答 1103 名)
・就労中 70%(773 名)
・未就労 30%(330 名)




未就労30%



就労中 70%




就業中 未就業



Q. 今後、働くつもりはありますか?(有効回答 330 名 ※上記未就労者対象)
・すぐにでも 31%(101 名)
・3 ヶ月~1 年以内 39%(128 名)
・3 年以内 19%(64 名)
・4 年以上先、もしくは働くつもりはない 11%(37 名)




就業中 773名
70%(229 名) ※2
すぐにでも 101名

3ヵ月~1年以内 128名
96%(1066 名) ※1
3年以内 64名

4年以上先、
37名
働くつもりはない

0名 100名 200名 300名 400名 500名 600名 700名 800名 900名

現在就労中の方も含めると 96%以上(※1)の女性(ママ)が就労の意思を持っており、さらに今後働く
意思のある女性(ママ)の 70%(※2)の方が 1 年以内での就労を希望している。
近年、人材不足が叫ばれている中でも就労意欲の高い女性(ママ)は多く存在しており、ミスマッチが
続いていることが人材不足への拍車を掛けているとも考えられる。 マッチングを高めるためには、未就労
者の意識や状況を把握したうえで、 社会と企業が共に改善していくと同時に、 未就労者への仕事の意識に
対するマインドセットが必要だと考えられる。
(※1: 調査総対象者に対する「4 年以上先、もしくは働くとつもりはない」以外の回答割合)
(※2:未就労者対象に対する「すぐにでも、1 年以内」の回答割合)
2.今後、働く意思のある女性(ママ)の多くが、正社員よりもパート・アルバイトでの働き方を
希望している

Q. 希望する雇用形態は?(有効回答 386 名 ※未就労者対する複数回答有)
・パート・アルバイト 66%(255 名)
・正社員 18%( 68 名)
・派遣社員 6%( 23 名)
・契約社員 3%( 13 名)
・在宅ワーク 3%( 12 名)
・自営、フリーランス 2%( 7 名)
・その他 2%( 8 名)

Q. 週の出勤日数は何日が希望ですか?(有効回答 330 名 ※未就労者対象)
・週 1~2 日 7%( 24 名)
・週 3~4 日 67%(221 名)
・週 5 日以上 26%( 85 名)

Q. 1 日の就業時間は何時間が希望ですか?(有効回答 330 名 ※未就労者対象)
・3 時間未満 5%( 19 名)
・3~5 時間程度 67%(220 名)
・6~8 時間程度 25%( 84 名)
・8 時間以上 1%( 7 名)



Q.配偶者の扶養範囲内で働きたいですか?(有効回答 330 名 ※未就労者対象)
未回答
5%
絶対に扶養から 絶対に扶養範囲
外れたい 7% 内に収めたい
22%



出来れば扶養か
ら外れたい 13%


出来れば扶養の
範囲内に収めた
い 53%
Q.あなたにとって「働く」ことについて重視するものとは?
(未就労者 330 名に対する複数回答有)

0人 50人 100人 150人 200人 250人

給料が十分である 153人
やりがいを感じる 152人
スキル・経験を活かせる 77人
勤務時間が調整できる 194人
通勤の便が良い 147人
新しいことに挑戦できる 24人
スキルアップにつながる 44人
子供の成長のため 41人
自己実現・自己成長の機会 29人
社会とのつながり 59人
地域・社会への貢献 21人
時間の有効活用 30人
その他 1人



依然として扶養範囲内での就労を希望する女性(ママ)が多く、また、1日もしくは1週間の中での時
間・日数調整が可能な働き方を求める傾向が強く、パート・アルバイトや、 最近では在宅ワークの雇用
形態も増加している。理由は様々だが、今後は環境や状況に合わせた多様な働き方を整備する必要があ
り、それらを解消することが人材不足の解決に向けた重要な施策だと考えられる。




アンケート調査 1 回目(2017 年 Vol.1)からの回答内容の変化

Q.希望する雇用形態は?

未就労者が希望する雇用形態について
正社員及びパート/アルバイトが占める割合の変化


正社員


パート・アルバイト


契約・派遣社員


0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

2017年 2018年 2019年
Vol.1 Vol.2 Vol.3
Q.働く際に重要視することは?

働く際に重要視することの割合の変化


通勤の便が良い

勤務時間が調整できる

スキル・経験を活かせる

やりがいを感じる

給料が十分である

0% 5% 10% 15% 20% 25%

2017年 2018年 2019年
Vol.1 Vol.2 Vol.3



人材不足が深刻化する中でも、就労に対する意識を持つ女性(ママ)は非常に多く、未就労の 70%の女性
(ママ)が1年以内の就労を目指しており、 今後の労働力人口としても期待できる。ただし、環境やブラン
ク、 扶養内などを考慮し日数もしくは時間の調整が可能な働き方を希望する傾向が強く、 多様な働き方へ
の対応が急務となっている。
これまでに実施した計 3 回のアンケート結果を比較したところ、以前に比べて「正社員」に固執せず、
「パート・アルバイト」や「契約・派遣社員」など、働き方に縛られない雇用形態を希望する女性(ママ)
が増えていることが分かる。また働く際に重要視する項目では「やりがい」や「給与面」は常に一定数求
められている一方で、 自身の環境や勤務時間の調整を優先する傾向にあり、 今後、人材不足を解消する手
立ての一つとして、遠隔での業務依頼や個人に合わせた勤務形態を創出する必要があると考えられる。
以上

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